日々ログ

しおむすびさんのお話を読んで、佐久田さんの仰っていた「別の人」が分かりました。

うーん、合っているなら、私はそれなりの距離感でお付き合いしている方だと思うのですが……確かに、しおむすびさんの仰る「ぼやき」というのは、常に感じ取れる方かもしれませんね。


それよりも、改めて戒めとして認識しておかないといけないなぁと思ったことは、しゃべログは利用者は少ないけど、見る人は見てるということ。

所詮はSNSと違って「ブログ」ですから、広く公開されている認識を持つことは大切ですね。

コソコソ話も周りから丸見えだし、人のコソコソ話も筒抜けなのです。


って偉そうなこと言いながら、私が一番際どいことを好き勝手に書いているのですけどね(^◇^;)

2023/01/24 11:51

佐久田さん

まさか、そんな因縁があったとは……

転生垢は私の勝手な思い込みかもしれないし、確認しようもないのですけど、初代の方は、以前何かを読んでしまった時に、ひょっとしてサリンジャーに傾倒してるのかな?と思ったことがありまして、ハンネも代表作から取ったのかな?と考えていたのです。

で、BANされてしばらくしてから登録された方の文章が、すごくあの方に似ていて、しかもお名前が……で、そうなのかな?と勝手に疑っているのでした。

違ったら、反ワクレベルで本当に申し訳ないデマになりかね無いのですけどね(汗)

2023/01/23 14:44

ojasminko

2023/01/23 14:36

午前中の仕事が長引いて、お昼時を過ぎてしまった時、お客様が昼食をご準備してくださることがあります。

いや、コロナ前はたまにありました。

でも、この数年はお茶をいただくことさえ激減して、一緒に食事なんてまずないのですけど、久しぶりにお昼ごはんをよばれました。


ピアノを見て、すぐにトラブルに気付き、終わる時間が予定より1時間ぐらい遅くなることを伝えますと、「じゃあ、お昼準備しますね!」と仰ってくださったのです。

一応、「そんなそんな、お気遣いなく」と言いつつも、「海鮮はお好き?」と聞かれ、「メッチャ好きです!」と即答しました(笑)


で、電話でご注文くださったのが、カニ・ウニ・いくらの三色丼でした!


これ、幾らするんやろ……(泣)


自分じゃ絶対に買えない、豪華なお昼ごはんになりました!

2023/01/23 14:26

複数作ご投稿されている某作家様の作品で、一作面白いのがありましたけど、実は、この作家さま、ひょっとしたらあの方じゃないのかな? とずっと思っていまして、作品を読めば読むほどワードセンスがある方……Rの方って言えば分かりますでしょうか、に似ているように思えてきて、自衛本能から触れないことにしました。


違っていたら申し訳ないのですけどね。

2023/01/22 13:34

【邪念コーヒー】汎田有冴さま


コーヒーに関する蘊蓄やディティールが、マニアック過ぎない程度に専門的で、分かりやすくて、少しユーモアも含まれていて読みやすかったです。

実は、私もコピ・ルアクが大好きで、うちの猫でも作れるんじゃないか……と、思ったことがあります(笑)

嫉妬のような感情も、恨みつらみの話に流されずに、軽い自虐とジョークでヒラリとかわして。

でも受け流してる風には感じられず、やはり主人公の心の何処かで少し傷付いている感じ。

この主人公、憎めないし、どこかシンパシーも感じます。

そして、最後のシーンが素晴らしいです。

自分は自分らしく、そう吹っ切れたのでしょうね。




【さよなら、先輩】朽名終さま


これも、ネタバレになってしまいますのでご注意ください。

偶然再会することになった男女の話で、辛口なことを言いますと、使い古された設定ではあります。

でも、独創的で上手いなぁと思ったのは、この二人の関係性をなかなか明白にしないこと。

最初は性別すら分からず、同性の先輩後輩の関係とミスリードしていました。そこから、じわじわと読者に悟らせていく手法がお上手なのです。

だからこそ、ラストのスパッと断ち切る女性と、どこか未練がましい男性の対比が、鮮明に活きてきます。

私なら、間違いなく一人称を選択したであろう物語ですが、一元視点(女性目線)の三人称で書かれたことも大正解だと思いました。




【AMADARE】水瀬そらまめさま


ただただ、本当に美しい言葉が、「僕」のモノローグで紡がれていく。

物語性よりも、詩的で息を飲むような多彩な表現に魅了され、やがて読者は僕とシンクロし、次第に君を想うようになっていく。

気付いたら、雨音に紛れたコーヒーの香りが漂い、ショパンの前奏曲が聴こえてくる。

そんなイメージで読ませていただききました。

本当に美しいとしか言いようのない、ステキなお話でした。

私には絶対に書けないなぁ、と少しの憧れと嫉妬を抱きながら。

ただ、一つだけ……とても些細なことで、まず気付く人もいないのかもしれませんが、「雨だれ」の連打音はAs(ラのフラット)で、私の脳内でもずっと一定のリズムでAsが鳴っていましたので……まぁ、これは職業病なのでしょうけどね。

2023/01/22 13:34

南ノさん、取り留めのない感想をお読みくださり、なんだか申しわけないです。

もっと整理して書きたかったのですけど、汲み取っていただけたようでホッとしました。

『シュレーディンガーのチョコ』もまた読ませていただきますね。


『毛先が球』のメチャクチャ嬉しいご感想、ありがとうございます。

完全に見抜かれている感じがしたのですが、あの作品は思いっ切り筒井康隆さんを意識しています(汗)


筒井康隆さんの、スラップスティックのようなナンセンスなドタバタにすごく憧れていた時期がありました。

また、筒井康隆さん独特の「毒気」とか「狂気」も好きでして、私もよく「狂気」を書きますので、その時はかなり筒井作品を意識しています。

で、特に嬉しいのが最後の部分です。

スラップスティックだけで終わらせない(筒井作品がまさにそうなので)為に、私なりに考えた工夫があのオチでしたので、そこをピンポイントで褒めていただけて、糸が解けそうなぐらい嬉しいです。

ありがとうございます(涙)

2023/01/21 21:47

佐久田さん、ご訪問ありがとうございます。

反ワクの中川氏、突っ込むのも躊躇うぐらい、面白すぎです。

これ、端的に言えば選択肢の数の逆数が確率になるという主張ですね^^;

サイコロの五面を1にして、残り一面を6にすると、1か6しか出ないので、1が出る確率も6が出る確率も、50%ってことですよね。

期待値を無視していい世界、私も行ってみたいです。

アタリかハズレしかない宝くじ、大量に買いますって。

何が言いたいかって、まさしく「嘘つきは数字を使う」のタイムリーネタになってるなと思ったのです^ ^

2023/01/21 21:37

茉莉花さん:

畏れ多く、もったいないお言葉の数々、汗が出るほど恐縮ですが、本当に嬉しいです!中国語で言う「五体投地」の気分です。本当にありがとうございます(*^^*)


「モノクロで映像で、椿だけがカラー」……そんなふうに美しくイメージして下さったなんて……光栄の至りです。

三題噺については、以前はお題に合わせた(自分なりに…笑)お話を書こう、なんて健気にも思っていたところがあったのですが、最近はちょっと図々しくなって、自分の書きたいものを書いてしまっているところがあります。それを大変好意的にお読みいただき、本当にお礼の言葉もございません……(ペコリ)


他にも、茉莉花さんが他の方々に書いていらっしゃるレビューが、決して長くはないのに、どれも的を射た、印象的な評で、すごく参考になります。茉莉花さんのおかげで、今まで読んでいなかった作家さんの作品も読むようになりました(*^^*)


茉莉花さんがnoteに書いていらっしゃる「毛先が球」、すごい作品ですね!

発想のユニークさはもちろんですが、後半、加速的に暴走していく展開は、筒井康隆作品を彷彿とさせるような悪夢的感じ、あるいは狂気を孕みながら、それでいて茉莉花さんらしい品の良さは一貫して保たれていて……


こういうお話はラストが非常に難しいと思うのですが、読後、思わず考えさせられる見事な着地で……このラスト二行によって、一見スラップスティック的なストーリーが、哲学的な深みのあるお話に昇華されている気がしました。

素晴らしかったです‼

2023/01/21 15:39

茉莉花姐さん、こんにちは。

粗だらけの拙作を、「楽しいお話」と言っていただけて感無量です! そこを目指して書いたので、とにかく嬉しいです。

「数字を使う詐欺師」……想像しちゃいますね、ちょっと似合うかも(笑)茉莉花姐さんが編み出した「評価率」は私の脳裏に刻まれています。

「嘘つきは数字を使う」という言葉は初めて知ったのですが納得です。そして最後は「勘」を頼りって言葉もすごくよくわかります。長年の経験・知識あってこそ、勘が働き、微細な違和感に気がついたりできますもんね。

他の作家さまたちへのコメントも拝読させていただきました。茉莉花姐さんアプローチのコメントはとても興味深くて勉強になります。

重ね重ねありがとうございました(*^^*)

(忙しいと思うので読み流してくださいね)

2023/01/21 15:08

コンテストの応募は締切となりましたが、三題噺は153作が応募されました。

他の文芸サイトのコンテストと比べると、ものすごく少ない印象ですけど、それもまたこのサイトの持ち味なのかもしれないですね。


ここまで、レビューを書いた作品は25作。

読んだけど書いていない作品も同じぐらいあります。

なので、併せても50作程度、たったの1/3です(汗)

他サイトと比べて少ないって言いながらも、コレを全部読むって、なかなか大変ですよね。

時間があればもう少し読みますけど、レビューは強く印象に残った作品だけにします。


あと、課題文学賞……こっちはまだほとんど読んでいないです……

2023/01/21 09:37

【コーヒーフィッシュ日和】南ノ三奈乃さま


この作品、キチンと感想を書いていなかったので、改めて書こうと思います。

と言っても、皆さんが寄せているレターを読ませていただくと、私が感じたことはほぼ書かれておりますので、あえて別の切り口から書かせていただきます。


実は、最初に読ませていただいた時、大昔に見たコッポラ監督の「ランブルフィッシュ」という映画を思い出しました。

主演はマット・ディロンとミッキー・ロークで、ダイアン・レインも出演しているという豪華キャストの映画ですが、ちょっと退屈な映画でもあります(汗)

そんな退屈な映画を思い出すなんて失礼な話で申し訳ないのですが、思い出したのは映画のストーリー(南ノさんの作品と全く似ていません)ではなく、美しい映像の雰囲気なのです。


この映画は、実はモノクロ映画でして、象徴的に出てくるランブルフィッシュ(闘魚、ベタのこと)だけがカラーで表現されているのです。

『コーヒーフィッシュ日和』も、私の中ではトリュフォーのヌーベルヴァーグのように脳内ではモノクロで映像化されたのですが、椿だけがカラーで映ったのです。(コッポラはヌーベルヴァーグではないのですけど)

それだけ鮮やかで、物語の象徴的なモチーフに感じました。


あとは、モノクロの映像にカラーの椿という視覚効果だけでなく、雨とコーヒーのドリップの音が通奏低音のようにずっと流れているように感じ、耳からの刺激も心地よいのです。

詩的な美しい文章で綴られるうら悲しいストーリーも、咲いたまま突然ポトリと落ちる椿の花が、悲しみも切なさも呆気なさも、鮮やかな記憶として全てを表現しているように感じました。

取り留めのない文章になってすみません(大汗)

2023/01/21 09:33

【憧れの人】しおむすびさま


若い時は、ちょっとしたキッカケで人を好きになることもあり、そこから勝手な想像とか妄想が広がりますよね。でも、知れば知る程、現実と空想の差異を突きつけられ、ギャップでますます好きになることもあれば、ガッカリすることもあります。

前者の場合は、好きな人の好きなモノに興味を持ったり、逆に自分の好きなモノを知ってもらいたくなったり、とヤキモキしながらも楽しい恋愛に発展しますよね。

そういう探り合いの時期って、恋愛で一番楽しい期間なのかなぁと思います。

このお話は、まさにそんな時期にスポットを当てた、幸福感いっぱいのお話で、読んでいても気分が高揚します。

懐かしいような、羨ましいような。


そして、最後のオチ!

このオチがあることにより、ショートショートっぽく締まったと思います。

言葉は悪いですけど、「チャンチャン♪」ってキレイにまとまる感じです^ ^


でも、かく言う私も、昔好きだった人の影響で、バンドをやるようになりました。

その人は、すぐ飽きて(と言うかセンスなくて)一年弱で音楽やめたのに、感化された側の私がそのまま音楽業界で生きているのですから、全くの作り話とは思えない身近さも感じました。

2023/01/21 09:30

【続きを教えて】秋谷りんこさま


いやぁ、これはお見事ですね!

星新一っぽい王道のショートショートと言えるでしょう。

率直に言ってしまいますと、真新しさはない、と言うか、散々出尽くした感のあるパターンのお話なのですが、筆力と表現力が素晴らしく、吸引力のある文章なので、最後までまんまと読まされてしまいました。

やっぱり、ネタありきのお話でも、きちんと「ドラマ」を書くと締まりますね。

初読みの作家さまでしたが、他の作品もチェックしてみようと思います。




【川沿いの道】morecharmy0915さま


感動しました。

この方は、今は非公開になっていますが、以前『推理小説』という長編を連載されており、更新をすごく楽しみに拝読しておりました。

この『川沿いの道』も、アンニュイで気怠い雰囲気と女性の内面に潜む感情の吐露、悲しい恋愛など、『推理小説』と少し似通ったテーマも散見されますが、2,000文字の縛りが好転して、無駄を排除した必要最低限の情報で綺麗にまとまっているように思いました。

(長編の『推理小説』に無駄があったという意味ではありません)

若さとの対比、理想や憧れに突きつける現実……この年代の女性の一回りの年齢差を、リアルに表現されていると感じました。

2023/01/21 09:29

【いたずら】音野内記さま


すごく良かったです。ジワっときました。

ハートウォーミングなお話ですね。

笑うって、色んな意味で素晴らしいこと。笑いを忘れた生活は、どこか虚しく感じます。

私も、どんなに辛いことがあっても、いつも笑顔でいたいと思っているので、すごく心に響きました。今回の三題噺で(私が読んだ中で)は、一番ハートフルなお話だと思いました。



【女子な単語をどれでも全部並べて】宮島壮永さま


私、この方の作品も、目に止まったら必ず読むようにしています。トリッキーで楽しくて、計算され尽くしていて、毎回感心するのです。

この作品も、三つのお題をイレギュラーな使い方で消化していますが、物語は王道、でも、やっぱり宮島さんの個性全開で、ついニヤニヤしちゃうオチ、話の運び方もとてもお上手ですし、何とも完成度の高いエンタメ小説だと思います。楽しかった!


2023/01/21 09:28

【大学通りの殺人事件】山岸マロニィさま


『川淵盧壇は解らない』を読んで以来、マロニィさんの作品の大ファンなのですが、その魅力は堅めの重厚な文体なのにどこかユーモラスで、キャラもストーリーもよく作り込まれているところだと思います。

その上で、ちょっとした小細工などの小技も秀逸。

ここで言うのもなんですが、マロニィさんと銀狼さん、西乃狐さん、若奈さん、しげのぶさん、私好みの作品を書かれる方で、筆力も相当すごくて、密かに応援しています。(密かじゃなくなったw)

でも、この作品は、ユーモア要素なしの直球のミステリでしょう。予想外の犯人から恐ろしい結末まで、僅か2,000文字でここまで話を作り込めることは、純粋にスゴイとしか言いようがありません。

最後の◯ー◯ン◯の香り、推理小説にはよく出てくるアレですね。

バーモンドカレーじゃないですよ。



【ロカさんの息子】chaconneさま


多分、コレは実話がベースになっていると思います。そこに装飾して、「家族」に焦点を当て、物語を創り込んだ作品でしょう。

銀狼さんもレターに書かれておりますが、僅か五枚とは思えない内容です。

chaconneさん特有の、短文で矢継ぎ早に鋭く切れ込む文体で進行しますが、テーマが大き過ぎて2,000字にまとめ上げるのは大変だったのではないでしょうか。

悲しさとほろ苦さ、そして虚しさと切なさ、色々な感情がごちゃ混ぜになって襲ってきました。

読み応えは十二分、すごく重くて深いお話ですので、これから読まれる方は心して向き合って欲しいと思います。

三題噺ってこと、忘れて読んでいました……。

2023/01/19 16:15

【そのコーヒーはどんな味?】佐久田和季さま


最初、有名なドラマがモチーフで、私には理解出来ないのかも、と思いきや、架空の世界での架空のドラマでしたね。

そして、架空の有名なシーンやセリフがポンポン飛び出して……入れ子細工のような凝った構造、全部フィクションでアンリアルなのに、いつの間にか、入れ子細工の一番外側は現実の話のように錯覚してしまうという、すごく楽しい試みだと思いました。

ストーリーも面白いし、コーヒーに関する専門用語も、言われてみれば色々あって、その使い方がいちいち笑えて、ホント楽しいお話でした。


黒田君もツボりました。で、彼のおかげでいつしか金融や経済の話になって……この話の大きな展開力は、佐久田さんの持ち味ですよね!

こういうお金の動きって、知れば知るほど面白いと思います。

数字は嘘をつかないけど、嘘つきは数字を使う、なんて言葉もありますが、経済も金融も数字で判断する世界、嘘も誠も数字で見せられるからこそ、その裏にある真実を探る世界ですよね。

知識と経験と情報を駆使して、でも最後は「勘」も頼りにして、考えをまとめるしかありません。

「勘定」って言葉の由来も、この辺りからきているそうですね!

私も、多分今の仕事していなかったら、数字を使う詐欺師になっていたと思うので、後半は興味深く読ませていただきました。

2023/01/19 15:08

【ひとりぼっちのコーヒー】在田良夢さま


ほぼ一元視点の三人称と言っていいでしょう。だからなのか、静謐で淡々と流れる文章だけど、「彼女」に感情移入し、ふつふつとした「滾り(たぎり)」を抑え込んでいるように感じます。

少しずつ、彼女の過去に何があったのか、読者は知ることになるのですが、何とも言えない悲しみや不安感、そして、やるせなさに、読んでいて辛くなってきます。

おそらく、彼は……という予感。

このまま読み進めるのが悲しくて、でも見届けたくて……最後まで読み切りました。

あらゆる感情が、ジワジワと押し寄せてくる後読感です。




【ドリップ】田辺すみさま


尊敬する先輩が、社会的に落ちぶれていくのと対照的に、私はそれなりの結果を残しながら、順当な社会人として成長している。

でも、学生時の関係性って、特に女性同士だと親しくなればなるほど変わらないこともあります。

逆に言えば、いつになっても、どんな境遇になっても変わらない関係って、とても尊いものだと思います。

挫折した先輩も、色んなしがらみから解き放たれて、本当の自分と向き合え、幸せに生きている、そう思いたいです。

ドリップ……すごく素敵なタイトルだと読後に思いました。

2023/01/19 15:08

【死亡予行演習】四阿壮さま


これは、ネタバレ抜きには上手く語れません。

ここまでも、基本的に「独り言」というスタンスですので、なるべく配慮はしつつも、ややネタバレ気味のことを書いた作品もあります。

でも、今回はガッツリ書きます。

鮮やかなフィニッシング・ストロークをくらいました。

ホント、お見事なぐらい、最後の最後に感情が反転するのです。

ずっと、先輩のことを……と思っていたのに、実は先輩のことが……というどんでん返し。

ちょっとしたホラーでもありますね。




【ガフェ】不二原光菓さま


圧巻です!

もう、参りましたとしか。

あまりの素晴らしさに言葉を失いました。

時空を跨ぐ歴史絵巻、現実と幻想の狭間の夢現の世界、古風な日本の古典的な情緒に異国の王子、全てのミスマッチが絶妙に組み合わさって、独特の世界が築かれています。

ワクワクするようなストーリーも、丁寧な描写も、魅力的なキャラクタも、絶妙な構成も、全てがパーフェクトではないでしょうか。

お題の一つのコーヒーが、物語の演出で効果的なアイテムになっているのも上手いなぁと思いました。黒豆の汁^ ^




【秘めたる愛の証】館横ななめ


しっとりと読み聞かせるかのように、丁寧に紡がれる序盤から、一転して過去のドラマチックなお話に釘付けになりました。

もう、それだけでも十分に面白いし、満足なお話です。

なのに、最後の最後にぶった切りました。(笑)

そうか、冒頭に「警察の鑑識員登用試験に合格」と書いてあるので、アッサリと指摘出来たのですね。

これも、なかなか秀逸なフィニッシング・ストロークと言えるでしょう。

でも、読み終わってしばらくすると、お婆ちゃんの突然のキャラ崩壊は……確かに、私は笑えましたし、衝撃的ですけど、『ルビンの壺が割れた』と同じで、キャラのイメージを急変させる驚かせ方は、個人的にはあまり好きではありません。

2023/01/18 10:51

桐乃さん、ご訪問ありがとうございます^ ^

『形のない音楽』をお読みくださり、ありがとうございます(涙)


音楽に焦点を絞りましたけど、仰る通り、創作あるあるですね。

もっと言えば、ちょっと似てる部分だけを切り取って、「パクリだ!」と騒がれることもありますので、情報とかエンタメの飽和は創作の敷居を下げつつも、やり難くしている面もあると思います。

(54字の物語なんて、似たようなネタが沢山転がっています)


本を読まない人は書けないし、音楽を聴かない人には作曲出来ないように、基本的に、創作は誰でも知らず知らずのうちに模倣から入りますので、既存の作品に感化されることはごく当たり前のことでして、どこからがオリジナリティなのか、どこまでが「剽窃」になるのか、特に音楽では判別が困難だと思います。


西乃狐さんの作品の感想にも書きましたが、ブラームスはベートーヴェンに心酔しており、交響曲第一番の四楽章なんて、ベートーヴェンの第九にそっくりなフレーズが出てきます。

「真似た」とか「影響受け過ぎ」なんて言われ続けている作品ですけど、個人的にはパクリでもオマージュでもなく、ベートーヴェンのシンフォニーに感化されまくった挙句の必然だったように思っています。

あのスタイルを継承しようにも、出来ることはベートーヴェンがほぼやり尽くしていたので、何をやっても何処かしら似てくるのは当然、という意味です。

実際、ブラームスの残りの二番から四番までの交響曲は、実にブラームスらしい作品で、ベートーヴェンの呪縛から完全に解けた感じなのです。


すみません、メッチャ話が逸れてしまいました(大汗)

2023/01/18 10:29

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