何かね……余計なこと口出ししちゃったみたいですね。やんわりとした丁寧な文章ながら、怒りを抑えていることが伝わりました。
まぁ、私が捻くれてるから、そう受け止めたのかもしれませんけど。
本当に申し訳ないと思っているのですが、返信不要とのことなので、その意を汲んでこちらからの接触は自重します。
望んでもいないことに、他人に講釈垂れられる(またはそう感じる)と、ムカッとするのは私も一緒。
だからこそ、そんな意図は全くないつもりでした。
そもそも、レターにも書いた通り、私も小説なんて自由に書くべきと思っております。
私自身、禁則なんてそれほど重視していないし、誤字脱字も最低限しか見直しません。
NOVEL DAYSでも、過去に何度か、コッソリと誤字をご指摘して下さった方もいまして、その都度感謝申し上げて修正しているのですが、自作の中に目立つ誤字や誤変換はまだまだけっこう残っていると思います。
多分、アップする前にもっと真剣に推敲していれば、幾分かは減らせるのでしょうけど、私自身が誤字脱字をそこまで気に掛けていないので、今後も治らないと思っています。
でも、誤用には気を付けるようにしています。
基本的に馬鹿なので、気を付けていても知らず知らずのうちに、語彙や文法で間違った使い方をしていることもあるのだろうな、と半ば諦めつつ、私なりに細心の注意は払っているつもりです。
禁則も、本音の部分ではどうでもいいと思っていますし、私も無意識でやってしまっていることは頻繁にありますので、そもそも人様の作品にとやかく言う資格なんてないのですが……残念なことに、禁則が溢れているだけでまともに読んでくれない人もいるのが現実なのです。
少しぐらいなら、誤字脱字と同レベルの「見落とし」として看過してくれるでしょうが、そうじゃない場合、恰も文法が間違っているかのように非難し、作品そのものを否定……は大袈裟ですが、大幅な「マイナス査定」を下す方もいるのです。
確かに、デバイスやツールによって変換時に表記の「揺れ」が生まれ、意図した通りに表示されないケースも珍しくないでしょう。
そこまで気にしていたら、とてもやってられません。
でも、そうじゃないレベルの禁則もあります。
記号(!や?)の後に句点を打つとか。
あと、三点リーダを二文字分にすることとか、中点(・)や句点(。)で代用とか。
もっとも、何故三点リーダを二文字分重ねるようになったのかという理由を調べると、今となっては本当に時代遅れのどうでもいい風習だと分かりますが、それでも「そうじゃないといけない」と思考が硬直している人が沢山いる現実は無視出来ないと思います。
従うか否かは別にして。
かくいう私も、「……」ではなく「・・・」を敢えて使うこともあります。
ただ、正式には「……」と認識している上で、「・・・」の方が相応しいと思えば使う、という意味です。
あと記号の後のスペースも、ぶっちゃけどうでもいいんです。メディアによっても様々ですし(もっとも、大半のメディアはスペースを空けることで統一していますが)読みやすければそれでいいと思います。
ただ、W3C……World Wide Web Consortiumでは、明確に「空ける」と定められていますし、一般的にも「空ける」と認識されているのも事実です。
いや、実はそうじゃないって話もあってね……と別の見解を知っている人もいますが、そういう方々も一般的には「空ける」とされていることも知っているはずです。
そして、大切なことは、それが正解だと盲目に信じている人が多いという事実です。
と言いながら、私は私なりの読みやすさや見栄えを考えて、半角スペースを取るようにしています。
これも、禁則と言えば禁則かもしれません。
もっとも、半角または全角としているメディアもありますが。
いずれにしましても、これぐらいの軽微なことでしたら、(どうでもいいとは思っていても)自分の作品ではなるべく正したいと思っています。
それでも見落としはあるだろうし、そう分かっていても血眼になって探すまではしませんが。
もちろん、人に強要するつもりもないし、こうしないとダメだよ、なんて講釈垂れるつもりもありません。
ただ、こういった(とりあえず現時点での)初歩的な禁則が繰り返されている場合、一読者として「知らないのかな?」または「敢えてやっている(もしくは、知っているけど気にしない)のかな?」と受け止めてしまいます。
彼女の考えを活動報告で読ませて頂き、基本的にはほぼ同じ考えなので笑えました。
ただ、禁則に関して、大昔に主に技術的な要因で決められた原理原則なのに、今の時代に縛られる方がおかしいという点、感情論としては同意ですが、そこに価値基準を置く方も今尚沢山いるという現実は、私にはとても無視出来ません。
明確な規定のない、どっちつかずの「なんちゃって禁則」も沢山ありますが、一般的に正しいとされている見解は間違いなくあります。
そこを突っぱねて、でも私はこうするの! と貫く勇気もありませんし、わざわざ反抗することも避けたい主義です。
所詮、私の活動なんて下手な物書きの真似事レベルですから、大多数に認知されているルールに、ある程度は靡くことを選択してしまいます。
ヘタレですから、わざわざ事を荒立てるより、コンサバな選択で無難に済ませたいのです。
知っているか否か、意図的か無頓着か、それ以外の理由なのか、そんなことは別にどうでもいいのです。
言いたかったことは、折角の良作でも、たったそれだけのことで読んでもらえないかもしれない、若しくはマイナスのフィルターを通して読まれてしまうこともあるという、馬鹿げた事情が実際にあるということと、この作品がそうなると勿体ないなぁ、という老婆心による要らぬ心配でした。
余計なお世話と言われれば、全くもってその通りです。
言うまでもなく、自由に書きたいならそれで良いと思いますし、個人的には表記より内容を重視してるつもりなので、直さなくても全然いいと思います。
(コッソリ修正されてましたが……)
それもまた個性だし、哲学だし、スタイルですから、そのポリシーは誰にも否定出来ません。
読者としても、読みたくなければ読まなければいいのだし、書き手としても、読みたくない人に媚びる必要もないでしょう。
同時に、読みたくなくても読む権利はあるし、読みたくない人に読んでもらう努力をするのも拒絶するのも自由です。
その辺をどう汲み取るのか、これもまた自由です。
件の作品は、ハッシュタグ検索で見つけました。つまり、私もかねてから興味を持っていたテーマのお話です。今後の展開も楽しみなことは本当なのですが、続きを読むも読まないもその時の私の意志に委ねようと思います。
正直なところ、禁則だらけの小説なんて、NOVEL DAYSの中にゴロゴロあります。でも、基本的に私にはどうでもいいことですし、そこに執着することもないので、全てスルーしてきました。
それなのに、長年、細々ながら動物愛護活動に携わっている一人として、今回に限っては出来るだけ沢山の方に読んでもらいたいなぁと思うテーマでしたので、ついつい無用な口出しをしてしまいました。
その点は、本当に申しわけないと反省しています。
そりゃ、見知らぬ人に言われたらイラッとしますよね。
余計なことを書いてしまい、大変申し訳ありませんでした。
今後は、余計な口出しはしないように気を付けながら気が向いたら拝読させて頂きます。
ここを見てくださってるかは分かりませんが。
ちなみに、禁則について議論するつもりはありません。
正誤を求めるつもりもありません。
考えを押し付けるつもりもありません。
本心で、好きなような書けばいいと思っているのに、間違った親切心から嫌な思いをさせてしまったようでして、大変申し訳ありませんでした、ということだけです。