ポリコレの話のつづき
先日、有隣堂が運営する誠品書店に訪れ、平台で目についた企画がありました。

「禁書」と題されたコーナーです。


そこに並んでいたのは、アメリカ各地の公立図書館や学校図書館で禁書指定されている小説です。

中に、アメリカのノーベル文学賞作家トニ・モリスンの作品があって、思わず立ち止まって見てしまいました。

トニ・モリスンは黒人(今風に言えばアフリカ系アメリカ人)の女性作家で、黒人差別をテーマとした作品を書き続けています。

他には、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』やサリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』などが並んでいて、文学史に燦然と輝く名作の数々が「禁書」とされていましたね。


トニ・モリスンやマーク・トウェインを禁書指定して、子どもたちや中高生たちに読ませないようにするなんて、アメリカの文学史を否定しているとしか思えません。


奴隷制や黒人差別を赤裸々に描いた作品が「禁書」に指定されているようですが、トニ・モリスンが描いている黒人の少女たちの苦しみというのは、現実が本当にそうだったのであって、読者から本を奪って隠したところで、その苦々しい事実がなかったことにはならないと思うんですよね。



全米でこのような禁書運動の火が燃え上がったのは2021年のことで、2021年1月1日にフロリダ州で設立された、「Moms for Liberty」(自由を求めるママたち)というグループが禁書運動の火付け役となったそうです。

この団体は、パンデミック時におけるマスクやワクチンの義務付けに反対する運動から始まり、人種差別撤廃やLGBTの権利を学校のカリキュラムで教えることに反対し、ジェンダーやセクシュアリティに言及した書籍を学校図書館から追放する活動を行っています。

はっきり言って、差別主義を是とする反LGBT団体ですね。


この「Moms for Liberty」の会員はアメリカ国内で7万人(団体側の発表によると37州に195の支部を持ち、会員10万人)いるそうです。


佐久田さんの『ホラーSFコメディ?反ワクチン派の生き残った世界』をずっと拝読してきて、反ワク派の人たちの考え方(感性)が分かったような分からないようなという感じなのですが……。

アメリカの反ワク派の人たちは、行動力が突き抜けてますよね。

禁書運動の結果、実際に公立図書館や学校図書館から、一部の「ママたち」の気にくわない小説を追放することに成功しているんですからね。

反ワクから派生して人種差別主義かつ反LGBTになっていったのか、あるいは、コロナ禍の前からもともと人種差別主義かつ反LGBTの考え方を持っていた人々がパンデミックをきっかけに反ワクに傾倒したのか……?


「自由」の定義はいろいろありますが、この「ママたち」が求める自由というのは、リベラルな価値観から解放されること、人種や性を理由とした差別を許さない社会から自由になることなのでしょうね。

寛容な社会というのは、不寛容な考え方の人にとっては生きづらいでしょうからね。



近年の禁書運動から思い出したのが、19世紀末から20世紀前半のアメリカで燃え上がった「ファンダメンタリズム」(原理主義)です。

当時の禁酒法やコムストック法や進化論の否定は、ファンダメンタリズムが表出したものと言われています。

コムストック法の成立によって、性に対する極端な禁忌意識が強まり、何十トンという量の出版物が破棄された歴史があります。ポルノ雑誌のみならず、産婦人科の医学書まで規制対象となり、何千人も逮捕者されたのです。


アメリカの保守的キリスト教勢力は、その後にイスラム原理主義が忌避されるべき言葉となったことで、「ファンダメンタリズム」という呼称を止めて、代わりに「福音派」(Evangelical)と呼称されるようになりました。


最近の禁書目録を眺めながら、焚書坑儒、言論の抑圧の歴史は繰り返すんだなぁとしみじみと感じています。



2023/06/05 00:51

表現の自主規制の話
noteに掲載された南ノさんの新作書評「ファンタジーとしての市川沙央「ハンチバック」——第128回文學界新人賞受賞作を読む」を拝読して、ちょっと驚いたことがあったので忘れないうちに書いておきます。


わたしはこの小説『ハンチバック』を未読なので、驚いたのは作品の内容に対してではなく、「ハンチバック」というタイトルで出版できたことです。


hunchback せむしの人


という英単語をカタカナ語にしたタイトルだと思われます。

何が驚きかと言うと、hunchback(せむし)という言葉は、表現の自主規制(放送禁止用語)として日本国内で長年タブーとされてきた言葉だからです。


有名なディズニー映画の"The Hunchback of Notre Dame"(ノートルダムのせむし男)は、邦題が「ノートルダムの鐘」とされ、劇中に登場するタイトルロゴも日本公開版のみ"THE BELLS OF NOTRE DAME"と変更されたという歴史があります。


映画"The Hunchback of Notre Dame"は、その後にブロードウェイで舞台化され、日本では劇団四季が定期的に公演する人気の演目となっています。

もちろん劇団四季の舞台のタイトルも「ノートルダムの鐘」です。


原題のhunchback(せむし男)というのは物語の主人公で、醜い外見で生まれたせいで不遇な人生を強いられてきたが、心優しい青年という、いかにもディズニーらしいお話です。


ディズニー映画は世界中で公開されていますが、「せむし男」という言葉をタイトルから消したのは、日本公開版だけなのだそうです。

日本をのぞいた他の国々の観客は、せむし男が登場したら、「タイトル・ロール(主人公)だ!」と一瞬で理解できますが、日本の観客の場合はタイトルが「鐘」ですので、教会の鐘がテーマの物語だと誤解してしまいますよね。


ちなみに、映画"The Hunchback of Notre Dame"(邦題「ノートルダムの鐘」)には基となった作品があります。

それは、『レ・ミゼラブル』で有名なユゴーが書いた"Notre-Dame de Paris"(パリのノートルダム)という小説です。

映画(舞台も含む)のあらすじは小説から大幅に改変しているので、原作とは言い難く、この小説を下敷きとした二次創作と言った方が正しい気がします。

もちろん、ユゴーが書いた小説においても「せむし男」は主要登場人物の一人です。



そういう背景が、『ハンチバック』という小説のタイトルを見た時にバーッと頭に流れてですね、二度見するほど驚いたというわけです。

邦題のみならず、ディズニーに劇中のロゴまで変えさせて、hunchbackという単語をなかったことにしたのだから、90年代の日本国内ではよほど忌避されていた言葉なのだろうと想像します。

しかし、現代では小説のタイトルとして出版できるほど、表現の自主規制がゆるやかになったということなのでしょうか?

ポリコレポリコレと言われて、むしろ90年代当時よりも最近の方が言葉に対して敏感な社会になっている気がするのですが……。


出版業界と放送業界では文化が違うかもしれないので、たとえば『ハンチバック』が実写ドラマ化するとなったとき、放送コードに抵触するからと、ドラマのタイトルは原作者の意図しないタイトルに改変されてしまうのではないかな、などど考えてしまったのでした。



2023/06/04 22:39

『THE FIRST SLAM DUNK』はいいぞ!
ネタバレなしで『THE FIRST SLAM DUNK』の感想を書くという無謀な記事をお読みくださり、どうもありがとうございます!


エレベーターが止まってて、30階層から階段を歩いて下りた話は、夫の出社時のエピソードです。(わたしはそのときいなかった)


成瀬川さんが『早退届』「第335話 スラムダンクを観てきた!!」で次のようにおっしゃっていました。

「映画を観てない古参ファンはみんな連載当時のことがあたまをぐるぐる回るからなにか批判的なことを言う」


わかる!!!って思いました。

(最近の若者言葉ではこういうとき「それな!」って言うんでしたよね)


本文中でも書きましたが、子供の頃にふれたアニメや漫画の中で、バッドエンドやメリーバッドエンドの作品の方が、記憶に残っている場合が多いのも事実なんですよね。


作者がもともとバッドエンドを構想していたならともかく、「作者、ぶん投げたな」とか「打ち切られた?」などと読者に感じさせてしまう結末は、すごく納得がいかなかったですね。

そういう意味で、『スラムダンク』も『幽遊白書』も忘れられない作品です。

『エヴァンゲリオン』のテレビシリーズと旧劇場版も「気持ち悪い」が強烈で、よく覚えています。



『THE FIRST SLAM DUNK』の話でした。

張り巡らされた伏線がわざとらしくなくて、それら全てが見事に回収されたときの感動がすばらしかったです。

原作者本人が監督・脚本だからなのか、物語の完成度が高かったですね。


今、日本のみならずアジア諸国で『THE FIRST SLAM DUNK』が人気ですよね。

駅でスラムダンクのTシャツを着た外国人を見かけるたび、本当に人気なのだなぁと実感しています。

家族愛や成長物語というのは、国境がない普遍的なテーマなのだと改めて思いました。


2023/05/29 20:31

Passiflora(パッション・フラワー)
成瀬川さんが、パッション・フルーツの話をしてくださって、パッション・フルーツのpassionは「情熱、熱情」の意味ではなく、「イエス・キリストの受難」の意味のPassionであると知って、とても驚きました。


この花、日本では「時計草」と呼ばれているそうなんです。

文化背景の違いで、同じ花を見ても「受難の花だ!」と思ったり「時計の花だ!」と思ったりするというのが、面白いですね。



以下、覚え書き。(カッコ内はわたしのコメント)


パッション・フルーツは、passion flowerの果実。

15世紀から16世紀にかけて、スペインのキリスト教宣教師たちは、この花のユニークな構造を磔刑のシンボルとして見てとり、「受難の花」と命名した。


(ちなみに、Passionという言葉は「苦しみ」を意味するラテン語passioに由来します。)


青いパッション・フラワーは、キリスト教のシンボルのほぼ全てを網羅していると言われている。

葉の先端が尖っているのは「イエスを刺した槍」、「イエスを鞭打った鞭」。

10枚の花弁とがくは「忠実な10人の使徒」(イエスを3度否定したペテロとイエスを裏切ったイスカリオテのユダを除いた人数)。

花托は100本以上ある「棘の冠」。

3本の棘は「手足に打ち込まれた三本の釘」。

青と白の花色は「天国と純潔」。

三日間の開花は「イエスの宣教の三年間」


(伝統的にキリスト教絵画で青い衣を着た人物がいれば、男性であればイエス、女性であればイエスの母マリアを示します。ひと目でわかるアトリビュート)


15世紀以降、ヨーロッパに持ちこまれてから、この花は各地で受難に関連した名前がつけられている。

スペイン語ではespina de Cristo(キリストのとげ)。

ドイツ語ではChristus-Krone(キリストの冠)、Christus-Strauss(キリストの花束)、Dorn-Krone(茨の冠)など。



なお、キリスト教の文化背景のない土地では、この花の形は時計の文字盤を連想させた。

日本では「時計草」と呼ばれる。

イスラエルでは שעונית(クロック・フラワー)。

インドでは、青いパッションフラワーはクリシュナカマラ(愛と美の神クリシュナにちなむ)、あるいはパンクパンダヴ(『マハーバーラタ』の主人公である5人の兄弟パーンダヴァを指す)と呼ばれている。


2023/05/25 22:18

『ブックガイド』に1冊追加

『【ブックガイド】人生は、断片的なものでできている』に、アルベール・カミュの『異邦人』を追加しました。

「ノーベル文学賞を読んでみよう」と題した章の2話目に『異邦人』を新たに挿入しています。

(作品が発表された年代順に並べています)


『異邦人』は言わずと知れた名作で、何を今さらというか、すでにお読みのかたも多いですよね。

とは言え、まだ読んだことがないかたもいると思い、結末は明かさずに書きました。

(わたしの言うネタバレの定義は、勝ち負けの結果とか、主人公の生死などです)


『異邦人』の発表当時から言われている解釈が、ナチスによるフランス占領の比喩ないし寓話というものです。

これ、カミュの『ペスト』に対しても同じことを言われてたんですよね。

『ペスト』はコロナ禍で異例のベストセラーとなって、何十年かぶりに増刷されたと報道されていましたね。

2020年当時、『ペスト』を読んでいた読者は、文字通りの意味で、未知の病気に対して苦闘する人間ドラマとして読んだのであって、「ペスト=ナチス」とか思って読んでいた日本の読者はいないと思われます。


なので、『異邦人』も新しい視点で読んだら何か違うものが見えるんじゃないかと思い、今時の(ポストコロニアルな)読み方であえて書いてみました。

お時間のございます時に、お読みいただけましたらさいわいです。


また、読書ブログ「真空溶媒」の「アルベール・カミュ『異邦人』」(2020/06/21)は、がっつりネタバレ考察記事となっております。

記事の日付が2020年6月ですが、初稿を書いたのがその年でして、体裁ををととのえてブログに公開したのは本日です。

ブログ記事のほうでは、フランス語辞典を引っ張り出してきて、原題のétrangèrの意味は何か? といった内容について、マニアックに書いています。


2023/05/23 21:42

『バイブル・フード・レシピ』第1章完結

昨年8月末から書き始めた『バイブル・フード・レシピ』、入院・手術のため10月半ばに連載をいったんお休みしていましたが、今年の4月末から連載再開し、本日の更新でようやくひと区切りがつきました。

途中、長期休載をはさんだにもかかわらず、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!


コンテスト審査期間も終わったということで、連載再開以降のお話では過越祭や受難節の歌の動画を挿入してみたりと、自由に書きました。


作中の過越祭のパンのレシピ(材料の分量や手順、時間の決まりなど)は、Natzarim Yahshua Family Fellowshipというアメリカの教会が公開しているレシピを参考にして書きました。

このレシピに付記されている注釈がすごくて、聖書に書かれた五つの穀物のうち伝統的に使われていたのはどれか?、18分というタイムリミットはなぜか? などの議論を聖書を引用しながらすごく詳しく書いてあってですね。


ちなみに、そこで提示されていたレシピはフライパンで焼く場合とオーブンで焼く場合があり、オーブンを使う場合は「セラミックピザストーンをオーブンで1時間以上予熱しておくこと(華氏500度で)」と指示されていました。

ピザストーンというのは、ご家庭のオーブンを石焼窯にしてくれる便利アイテムですが、日本人でお持ちのかたは少ないのではと思います。


そのレシピでは興味深い注釈がもうひとつ書いてありました。作中ではマニアックすぎるので取り上げませんでしたが、面白いのでここで紹介しますね。


現在、ユダヤ教徒向けに市販されているマッツァー(過越のパン)は、大きな四角いクラッカーかウェハースのような見た目をしています。この四角いクラッカーは、東京のユダヤ教会の中にあるユダヤ食料品店でも箱入りで買うことができるんです。

でも、作中で作った平たいパンは、四角いクラッカーじゃなくて、柔らかく厚みがあり円形状でしたよね。


マッツァーが四角いクラッカーになったのは、実は歴史が浅くて、1800年代以降のことなのだそうです。

アシュケナジム(民族離散後にドイツ語圏や東欧諸国に定住したユダヤ人)たちが、保存性を高めるため、硬くて薄いクラッカーのようなマッツァーを作るようになったという話でした。

セファルディム(南欧諸国やトルコ、北アフリカに定住したユダヤ人)たちは、昔ながらのレシピ(つまり作中のレシピ)でパンを焼いていたそうで、昔ながらのパンは日持ちしないため、過越祭の期間中、毎日パンを焼いていたのだとか。


過越祭という伝統は今も昔も守られていますが、長い年月を経て、定住した土地の文化にあわせて、過越のパンの形も変化していったという歴史は、面白いなと思いました。



Natzarim Yahshua Family Fellowshipという教会は、メノーラー(七枝の燭台)をシンボルマークにしていて、律法を遵守し、ヘブライ語で礼拝をささげると書いてあったので、アメリカにあるユダヤ教会だと思ったんですよ。

しかし、よくよく説明書きを読んでみると、「創世記から黙示録まで、聖書を完全に信じる」、「イエスをメシアとして信じる」とはっきり書いているんです。


最初、ユダヤ教会だと思っていたので、「え!?」と思いましたね。

もしかして、この教会、Messianic Jew(メシアニック・ジュー)の集まりなのかも……? と思い至り、めちゃくちゃ驚きました。

この教会はアリゾナ州とミズーリ州の二か所で活動しているそうです。


当然のことですが、ユダヤ教徒にとって聖書とは旧約聖書のみを指します。そしてイエスはラビの一人にすぎないと考えており、メシアとして認めていません。

一方のメシアニック・ジューは、ユダヤ教徒としてのアイデンティティを持ちながら、イエスをメシアと信じるユダヤ人たちです。

アメリカ国内では17万5千人~25万人程度、イスラエルでは1万人~2万人のメシアニック・ジューが暮らしているそうです。


2023/05/20 20:15

「急々如律令」とは
考古資料を読んでいて、とても面白い出土品があったので覚え書。


香川県埋蔵文化財センターより


「□□□、急々如律令」と書かれた呪符木簡。

(□□□に入る文字は判読不能)


急々如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)とは?


中国の公文書の定型句であり、文書の最後に付す文言。

直訳すると「急げ急げ、律令のように」、つまり法令に従って急いで行うように、

という意味。

日本では、陰陽道などで決まり文句として使われることが多く、この文言自体に深い意味はなく、その前に書かれている祈りや願いが、早く成就しますように、ということ。



野村萬斎さんが安倍晴明役を演じた映画『陰陽師』(夢枕獏原作)では、萬斎さんが何かむにゃむにゃ唱えた後、小さく「急々如律令」とつぶやいていましたね。

映画『陰陽師』シリーズは、続編の『陰陽師II』も観ました。

夢枕獏さんの原作小説も読みましたが、あれってそういう意味だったのか~と今さらながら知った次第です。


創作の世界の話だけでなくて、こうやって呪符木簡が出土しているのを見ると、近世の人々の信仰生活の一端が垣間見えて面白いですね。

肝心の願い事部分が読めないのが残念です。

それほどまでに早く成就してほしい願いとは、一体なにをお祈りしたのでしょうね?


2023/05/16 22:28

南ノさん
南ノさん、温かいお心遣いをどうもありがとうございます!


示談交渉がまとまらず、復旧工事のめどが立たない間は不安でしょうがなかったですが、こうして無事に終わって、本当にホッとしております。

今までは、工事のため引っ越すことを考えて、家具なども増やさないようにしていて、最低限、ダイニングテーブルとイスを買い足しただけでした。

これからは、暮らしやすさを考えて、少しずつ整えていきたいです^^


最近、書店で「魔神仔」という文字を背表紙で見つけてですね、思わず手にとってじっくり眺めました。

(書影の記憶を頼りにAmazonで調べたところ『魔神仔:被牽走的巨人』というタイトルの本かと思われます)

それで、南ノさんの『フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~』を思い出しまして、ああ、読み返したいなぁとしみじみ思いました!

現在は理由があって非公開にされているのだと思いますが、いつかまた公開してくださるときがきましたら、公開場所がどこであっても、必ず読みに行きますね^^

お待ちしております。


2023/05/08 22:11

戻ってきました
漏水事故からの復旧工事が無事終わり、トランクルームに一時避難した荷物を再び搬入して、ようやく家に戻ってきました。


リビングやダイニングのドアがちゃんと閉まる!

(復旧工事前は水のせいで木材が歪んでしまって、閉まらなくなっていました)


天井に穴が開いてない!!

(事故発生直後に原因調査のため調査会社が天井のあちこちに穴を開けたのですが、相手方がごねたせいで復旧工事がなかなか始まらなかったため、半年以上、穴が開いたままだったのです……)


新築の気持ちの良い匂い、木の香りがする家に!!!

(前は穴が開いていたせいか、なんとなくにおいが……)


いや~、当たり前のことが当たり前に達成されていて、感動してしまいました。

夫が「扉が、閉まる!」「穴が開いてない!」「すごい!」を連呼していました。


でも、よく考えたら、マイナスの状態からゼロに戻っただけであって、決して得しているわけではないんですよね。

復旧工事の請求額が示談金の額なので、引っ越し二回分の費用や復旧工事中の宿泊費、弁護士さんへの相談費用などは示談金に含まれていないわけで、プラスマイナスゼロどころか圧倒的マイナスなのでは、と思えてなりません。


«Мастер и Маргарита»(巨匠とマルガリータ)にИван Бездомный(イヴァン・ベズドムニー)と呼ばれる若い詩人が登場するのですが、このベズドムニーという名前は「宿無し」つまりホームレスの意味なんです。

筆名を「宿無しのイヴァン」「放浪者イヴァン」などと自分で名付けるって、どういうつもりなのか、面白いですよね。


ただ、実際にベズドムニー(拠り所が無い、帰る場所が無い)にはなりたくないものだなと、改めて感じました。

ホテル泊も非日常で楽しいですが、やはり家に帰ったときの安心感は格別なものがありますね。


2023/05/07 23:04

選択社会の授業の思い出

『有機交流電燈 アーカイブ』改め『有機交流電燈 ダイアローグ』のチャットノベルのキャラクターは、とある学校の社会科研究部の部活風景という設定で書いています。


イメージは中学生なのですが、中学生にしては物知りな生徒たちになってしまっているので、そこらへんは大目に見てください。

どうして中学生かと言うと、社会のいろいろなことに関心を持った年代というのが、わたしにとって中学生の頃だったからです。


わたしがいた中学校では、実際に社会科研究部という部活があってですね。

その当時、わたし自身は科学部(と合唱団)に所属していたのですが、友だちは社会科研究部に所属していました。

その友だちというのは小中高、大学まで同じという稀有な友だちで、まさに幼なじみというやつですね。


わたしが社会に関心を向けるきっかけを与えてくれたのは、選択社会の授業でした。

必修の授業と違って、選択教科の授業は先生の裁量で自由度がかなりあって、わたしは社会と音楽を選んだのですが、どちらも楽しかった思い出があります。


選択社会では、映画やドラマ、ドキュメンタリーなど、映像作品を見ながら現代史を学ぶという内容でした。

授業で見た、NHKスペシャル『映像の世紀』(1995-1996)や『シンドラーのリスト』の映像と音楽は強烈に記憶に残っています。

『砂の器』(1974)のハンセン病患者たちの描写も大変衝撃的でした。

ちょうど公開されていた『コレリ大尉のマンドリン』(2001)を、先生が引率してみんなで映画館まで観に行ったりもしました。

今思えば、映画館までの移動費や映画のチケット代はどこからお金が出てたんでしょう、先生が自腹で払ってくれてたのか……?

社会を選択している生徒が数人しかいなかったので、そんなことができたのかも。


選択社会の授業では、自分たちで何かテーマを決めて調べてポスター発表するという課題もあって、わたしのチームは地雷除去活動について取り上げたんですよ。

学内でフリーマーケットを企画して、そこでの売り上げをカンボジアで地雷除去活動をしている団体に寄付するところまで授業でやりました。

今、ウクライナで地雷が大量に埋められているとの報道を見て、とても悲しいです。


チャットノベルの登場人物は先生役も生徒役も作者の分身ではあるのですが、「せとか先生」と名付けたキャラクターは、お世話になった選択社会の先生のイメージを投影しております。

実際、その選択社会の先生は、社会科研究部の顧問もしていました。

ちなみにわたしがいた科学部の顧問は、なぜか数学の先生でした。


2023/04/23 22:01

チャット版にリライト

『有機交流電燈 アーカイブ』の第1話~第3話まで、チャット版にリライトしました。

先日から下書きにして少しずつ作業をしていましたが、再公開した際にあらためて見てくださり、どうもありがとうございます。


チャット版に合わせて、作品タイトルも『有機交流電燈 アーカイブ』から『有機交流電燈 ダイアローグ』に改題しました。

当初はブログの「アーカイブ」にしようと思って始めた作品でしたが、取り上げるテーマ的にチャットノベルの方が分かりやすいかなと思いまして、(チャットノベルはNOVEL DAYSならではの表現技法ですし)、アーカイブ要素は捨てて「対話篇(ダイアローグ)」でいこうと思った次第です。


第1話 映画『テネット』(ソ連時代の閉鎖都市とは?)

最初に映画を観た時から、作中の閉鎖都市はどうして廃墟なのかという疑問があったので、チャット版ではその疑問点をより掘り下げて書きました。


第2話 人間にも動物にも魂はない?(ラ・メトリの人間機械論)

当初、ラ・メトリの話をいきなり始めていましたが、ラ・メトリを知らないかたも多いでしょうし、まずは議論の前提となるデカルトの話を先にした方がより分かりやすいと思いまして、チャット版では前説部分を大幅に加筆してあります。

デカルトとラ・メトリの思想を比較することを通して、近代哲学における機械論を概観できればと思っています。

唯物論というのも多種多様で、感情や理性などの精神の働きは物質の作用と考える自然主義的唯物論は現代の脳科学を先取りしていますよね。人間の生産活動の歴史から生まれる必然的な意識の規定を説く史的唯物論なんてのもありますね。


2023/04/23 20:48

南ノさん
わあ、南ノさん、チャット版にリライトした「テネット」の回をお読みいただき、どうもありがとうございます!!

こちらで告知などしていなかったのに、気づいてもらえて、すごくうれしいです^^

映画の中の閉鎖都市がどうして廃墟だったのかという疑問がずっとあってですね。

最初に公開した際に、その疑問点について南ノさんのお手紙からヒントをいただいて、今回のリライトではその部分をもう少し掘り下げて書いてみました。

いつも示唆に富むお手紙をくださり、感謝の気持ちでいっぱいです!


ご紹介してくださった、八重洲ブックセンター閉店についてのニュース動画、見てみました。

たしかに途中からブッコローが登場して、笑ってしまいました^^

「本は全国どこで買っても同じ」というのは、その通りなんですよね。

だから、まずは有隣堂のファンを増やそうという試み、わたし自身もすっかりはまってしまってますので、成功してるんじゃないかと思います。

実際、「有隣堂」という名前を覚えて、実店舗に足を運んでいますからね。


NHKスペシャル『地球大進化~46億年・人類への旅』、わたしも放映当時、見ていましたよ~!

この番組で初めて、6億年前にスノーボールアース(全球凍結)という状態が数百万年続いたという歴史を知って、超驚いたことを覚えています。

地球史を題材としたドキュメンタリーである『地球大進化』の前身として『生命 40億年はるかな旅』(1994-1995)という番組がありまして、子供の頃に夢中になって見ていました。

その番組をコミカライズした本も買ってもらいまして、何度も読み返して、「カンブリア紀」とか「アノマロカリス」という単語を覚えたりしたのでした(笑)

いや~、懐かしいです。

古生物学や環境考古学は、年々、新しい学説が発表され、どんどん歴史が塗りかわっていくので(その分、昔覚えた知識もアップデートしないといけないですが)、すごく面白いなと思います。


2023/04/23 12:54

しおむすびさん
しおむすびさん、お誕生日だったのですね。

遅ればせながら、おめでとうございます!!


仕事復帰されてから、めちゃくちゃご多忙の中で、わたしのしゃべログに目を通してくださり、本当にどうもありがとうございます。


柴犬と一緒に暮らしてこられたというのお話、とっても素敵です~^^

犬も猫も動物全般好きなのですが、わたし自身は今まで一度も動物を飼ったことがなくてですね。

犬の散歩、子どもの頃はあこがれてました。

わたしがドージコインに注目しているのも、元ネタであるかぼすちゃんの魅力があるからですね!!


「先生の本気度を試してくるような子どもたちと向き合いたくてこの仕事を選んだ」というお言葉に、しおむすびさんの覚悟(「本気度」と言えばいいのか)を痛いほど感じて、すごく胸に刺さりました。

中学校の時の授業って、今でも鮮明に覚えているものが多くて……(授業で先生が見せてくれた映画の内容とか)

思い返せば、中学の先生方から受けた影響って大きかったような気がします。


しおむすびさんのチャレンジ、応援していますね!!

おからだのこともありますので、どうか頑張りすぎず、休みもとってくださいね。


2023/04/17 23:00

黄砂のせい……?

黄砂アレルギーなのか、今週は咳と喉の痛みと涙がひどくてひどくて。

外出時はもちろん、オフィス内でも四六時中マスクをしていたのですが、この症状……。

黄砂(正確に言うと黄砂に含まれる有害物質)の影響、ホントにすごいですね。

もう毎日、イソジンでうがいをしていましたよ。

身近でも喉の痛みをうったえるかたが多くて、もともと花粉症を持っているかたが、黄砂のせいで症状がより悪化したと言っていました。


ひと昔前の文献を読むと、排ガス規制や化学物質排出規制などが無かった頃の首都圏や工業地帯は、大気汚染レベルが今よりももっとずっとすごかったと書いてありますよね。

大気汚染防止法や公害対策基本法が無い時代に10代をすごしたかたたちが、今は70代ですけど、今の年齢まで長生きできたことがすごいなと思います。

そのころって、どんな暮らしぶりだったのでしょうね。

一日中、こんなふうに咳や喉の痛みに苦しみながら、マスクをして学校に通っていたのでしょうか?


よく「昔は今よりも自然が豊かだった」とか「昔は外で子どもたちが遊んでいた」とかいう話を聞きますけど、その「昔」って一体いつの話よ? って思えてなりません。

江戸時代とか産業革命以前の話を言っているんですかね。

明治以前を「昔」と定義するなら実体験としての思い出話ではなく、あくまでもイメージの話、幻想郷日本を語っているわけです。


実際に50年~60年前に大都市や工業地帯で生まれ育ったかたの場合、当時の大気中の有害物質(石炭ばいじん、亜硫酸ガス、硫黄酸化物、アスベスト、重金属など)の濃度は現代よりもきわめて高い数値でした。

公害病と認定されるほど重い症状でなくても、排ガスや光化学スモッグで咳や喉の痛みが日常的にある子ども時代をすごしたかたは、多かったのではないかなと想像します。


でも、60代、70代のかたから「昔は川が汚かった」とか「昔は空気が汚かった」とかいう負の思い出話を聞くことは、ほとんどないですよね。

地方出身者が公害と無縁だったかと言えばそういうわけではなく、地方にはたくさんの鉱山が点在していて、現在は閉山となって廃墟都市となっている場所が日本中にあります。


日本有数の硫黄鉱山であった松尾鉱山の場合は、ヒソを含む鉱毒水が流域一帯の川を「魚の住めない死の川」にしてしまったので、排水を中和する施設を建設し、長い年月をかけて水質を浄化して、ようやく「サケが遡上する川」に戻すことができた歴史があるそうです。

廃坑となってから50年以上経った現在でも、毎分何十トンという鉱毒水が湧き出るため、その中和施設は24時間稼働し続けなければいけないのです。

中和施設の維持費などは年間5億円かかっているとかで、「きれいな川」を維持するためのお金のなんとかかることか、気が遠くなりますね。

流域で人々が生活していくかぎり、半永久的に中和装置を稼働し続けなければ「死の川」に逆戻りするなんて、昔の人々の経済活動による功罪が大きいですよね。


2023/04/15 22:31

成瀬川さん
成瀬川さん、こんにちは。

お受け取りいただけて、よかったです!

そうなんです、『星の王子さま』をイメージしたイラストで、成瀬川さんにぴったりだなと思い選びました^^


「たたえよ!絶対覇権アリーシャ帝国」視聴してみましたが、「ペレストロイカまじパナィ!」に笑ってしまいました。

『バンめし』という企画は初めて知りました。

成瀬川さんは趣味の幅が広いですよね!


「クッキークリッカー」の話が通じてうれしいです~^^

そうそう、宇宙まで行ってクッキーを焼くようになるですよね。

それで特定の条件をクリアすると、全宇宙のおばあちゃんの精神と肉体が統合され、「一にして全、全にして一」なる存在である「ババアポカリプス」に進化する。

というクトゥルフネタが隠されていて、面白かったですね。


先日、ようやく上野のエゴン・シーレ展に行ってきました!!

意外にもお客さんでにぎわっていてですね、エゴン・シーレを観ようと思うかたがこんなにいらっしゃるんだなぁとびっくりしました。

世紀末絵画と言えばクリムトの知名度と人気が別格だと思いますが、シーレだけでもこんなにお客さんが集まるんですね。

思いがけずココシュカのポスター(大昔の怪奇映画の宣伝ポスターのようなピエタ)も見ることができて、楽しめました。

いずれ感想記事を書きたいです。

展覧会があること、教えてくださりどうもありがとうございます。


2023/04/15 21:51

mikaさん、こんにちは!! 先日は僕のしゃべログにお祝いカードありがとうございました。

KONAMI共通コマンドの話に笑い転げてしまいました、確かに、遊び心大切。

で、以下のリンクの楽曲を聴いて欲しいのです。ロシア文学好きでアニメもいけるひとなら笑えるかも。


黒川亜理紗 - たたえよ!絶対覇権アリーシャ帝国


KONAMIのゲームセンターで稼働中の各筐体(jubeatなど、ビーマニシリーズです)でプレイ出来る曲のなかに、『バンめし』というプロジェクトがあって、そこのなかの楽曲が、上のリンクです。


『クッキークリッカー』覚えてますよ。進んで行くとクッキーババアさん、宇宙へ行くんですよ、宇宙でクッキーつくってるっていう(笑)。


あと、mikaさんがつくったドージコインのデザイン、「あ! ロシア・アヴァンギャルドだ!!w」っていう、一目でわかるの、凄いデザイン力だと思います!! 凄い!! でわでわ、すこやかな日をお過ごしくださいませ!!

2023/04/14 12:10

かぼすちゃん人気再び
4月3日から数日間、Twitterの左上のロゴが青い鳥からドージに変わっていて、びっくりしましたよね!!

イーロン・マスクがTwitter社を買収した際のユーザーとのふざけた約束事を本当に実行したもので、さすがイーロン・マスクと言うか。


このドージのロゴ、伝説のコナミコマンドでくるんと一回転するとか……!?

噂が流れてきて、わたしもわざわざPCでTwitterを開いて、入力してみました。


上上下下左右左右BA

(ドージがくるっと回る)


うわわわわわ、本当に回った!!(大笑)

なんだか久々に昔のTwitterに戻ったような、楽しい気持ちになりました。

わたしがいまのアカウントをつくったのは2010年なので、もう10年以上前の話です。


最近のTwitterって、

「新しい言論のプラットフォームに!」(キリッ)

という感じで仰々しくなって、押しつけがましいなぁと感じていました。

企業や政治家の公式アカウントが増えて、すごくビジネスの場になりましたよね。

ユーザーが増えたことで、いつどこから殴られるか分からないという、すごく殺伐した空気感もあります。


1クリックで1枚クッキーを焼く「クッキークリッカー」という、めちゃくちゃどうでもいいブラウザゲームが爆発的な人気を博した頃(2013年)のTLは、のんびりした時代だったなと思います。(クッキーババアと呼ばれていましたよね。覚えているかた、いらっしゃるでしょうか)


あとは、コルタサルの『南部高速道路』をオマージュした、「若冲展待機列SF」という大喜利が大流行していた頃(2016年)が、TLを眺めていていちばん楽しかったなぁ。(その狂気じみた待機列に実際に並んで若冲見ました。しみじみ)



Twitterのロゴがドージに変わったおかげで、再びドージのモデルである日本のかぼすちゃんに世界の注目が集まり、さまざまなニュースで取り上げられていて、うれしかったです。

かぼすちゃんの飼い主さんが驚きの声をビデオメッセージで寄せたり。

現在のかぼすちゃんは17歳とのことです。

元気で長生きしてほしいな。


せっかくなので、わたしが以前書いたドージコインにまつわるエッセイの表紙を新しく作り直しました。



以前の表紙絵はふつうの柴犬(notかぼすちゃん)の写真だったので、やはりドージコインを入れなければと思いまして、このようなデザインにしてみました。

ロケットのイラストはDenis Yevtekhovさんの作品(ライセンス取得済み)です。

本文は何も変わっていません。


残念ながら、現在ではTwitterの左上のロゴは青い鳥にもどってしまいました。

しかし、コナミコマンドの裏技はまだ生きています。

青い鳥がくるっと一回転してくれますよ!


2023/04/09 22:25

南ノさん
南ノさん、やさしいお心遣いいただき、どうもありがとうございます!!


マンションの漏水事故はですね、実は昨夏に起こったものでして、事故発生から半年以上かかって、ようやく明日から復旧工事が始まります。

ここまで長い道のりでした……。

すぐに第三者の調査会社が入って、相手方(上の階)の過失が10割、当方が0と認定されたのにもかかわらず、相手方は被害の賠償する気が全くなく、半年以上ごね続けてですね……。

示談に応じず「一円たりとも払いたくねぇ」とごねていれば、復旧工事の開始がどんどん遅れていくので、困るのはわたしたち被害者だけ。加害者は何も困らず、ごね得なのですね。

この件はまだ進行中なので、ぜんぶ終わって落ち着いたら、どこかで振り返って書きたいです。


それから義母の話も読んでいただき、恐縮です。

昨日も今日も急に電話がかかってきて、どうも突発的な不安に襲われるようですね。

こういうのは治るものではないので、折り合いをつけてうまくつきあっていくしかないのかなと思っています。

こちらも近々、つづきの話を書きたいです。


南ノさんのnote、拝読しています!

『短篇ちょこれいとボックス』というタイトルがかわいいですね~^^

『奇譚草紙』『ミナノSF劇場』とあわせて、それぞれにテーマに沿う短編作品を収録される予定なのですね。

一度読んだ作品でも、新鮮な気持ちで読み返しております。

新しい連載の「日々是口実」も、楽しみにしていますね^^


2023/04/02 22:22

そして誰もいなくなった的な…
まさか入居して一年も経っていないのに、出ることになるとは……。


6.5畳のトランクルームを借りたので、今そこに荷物を搬入しているところです。


一時退去の理由は、上層階からの漏水事故。


復旧工事が終わったら、また戻ってきます。


2023/04/01 13:27

mikafone

2023/04/01 09:42

プロフィール

ロシア文学が大好きです。 2012年2月からロシア語を勉強しています。

NOVEL DAYSで活動中です。
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