台湾サンドイッチ「洪瑞珍」を実食!
こ、これは……



南ノさんがnoteで書いておられた

とってもシンプルなのに、このおいしさ!――台湾サンドイッチ専門店「洪瑞珍」

に登場する、台湾No.1サンドイッチです!!


9/16-9/17に、上野公園で「TAIWAN PLUS」という台湾カルチャーフェスが行われているということで、本日行ってまいりました。


この持ち帰り用ボックスとサンドイッチのパッケージがかわいいですよね!

招き猫ちゃん!!


昼頃に訪れたところ、長蛇の列ですでに売り切れのメニューも出ていて……。

わたしたちが購入したのは、


満漢サンド(ハム、チーズ、卵)

全粒粉ハムサンド(ハム、卵)

全粒粉チーズサンド(チーズ、卵)

マンゴーサンド

焙香烏龍

黒糖豆乳


お味の方は、甘くておいしいです!

ジャムサンドではなく、総菜サンドが甘いというのは、日本人にとっては驚きの味なのじゃないかと思います。

甘いハムサンドっておいしいの? って疑問に思うかたも多いでしょう。

でも、塩気と甘みのバランスがちょうどよく(どちらかと言うと甘みの方が立っています)、想像以上においしいですよ。

ハムやチーズの塩気と、甘みのある秘伝のバターのマリアージュですね!


マンゴージャムが塗られたサンドは、ジャムが甘いためか、秘伝のバターが甘くないように感じました。

ジャムサンドと総菜サンドでは、間に塗っているバターを変えているのかな?


一緒に購入した黒糖豆乳ドリンクは、「東京豆漿生活」という台湾式朝ごはん専門店とのコラボメニューだそうです。


気になるお値段ですが、サンドイッチ4点とドリンク2点で2400円ちょいでした。

イベント屋台価格だからなのか、ちょっと高すぎるような……。


ちなみに、「洪瑞珍」のサンドを食べるのは今回が2回目です。

最初に出会ったのは今年4月で、有隣堂が運営するSTORY STORY YOKOHAMAの店内に、臨時出店していたのです。

そのときはサンドを3点購入したら1点おまけでつけてくれて、ドリンクも1本無料プレゼントだったので、とってもお得感がありました。

出店場所が有隣堂だったから、行列もなかったですし、売れ残りをふせぐために必死だったのかも……。



今回の上野のイベントに出店している「洪瑞珍」は、高田馬場に常設の店舗があります。

そして、「東京豆漿生活」は五反田にあるそうです。

五反田も我が家からは遠いんですが、豆乳スープに揚げパンをひたした朝食、いずれ食べにいきたいですね。


2023/09/16 22:01

シュルレアリスムとマジックリアリズム

ダダからシュルレアリスムが派生したので、ダダとシュルレアリスムは影響関係にあるのは言うまでもないです。


シュルレアリスムにカテゴライズされるフリオ・コルタサルは、日常(現実)の中に非日常(ファンタジー)が入りこむ手法で書いています。


コルタサルの『南部高速道路』では、パリに向かう高速道路で大渋滞に巻き込まれ、車が進むのを待っているうちに1日、2日と経過して、渋滞はいっこうに解消されないまま、いつの間にか季節がめぐり……というあらすじを説明するとトンデモなストーリーなのですが、読んでみると、非常にリアルな筆致で書かれているので有り得ない設定に説得力があるのです。


あれ、でも、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』やバルガス・リョサの『密林の語り部』も、リアリズムの小説に絶妙にファンタジー要素を取り入れているような……。

でも、ガルシア=マルケスやリョサはシュルレアリスムではなく、マジックリアリズム(魔術的リアリズム)にカテゴライズされています。


シュルレアリスムとマジックリアリズムの違いってなんなのでしょうね?

日常(現実)の中に非日常(ファンタジー)が入りこむ手法と言えば、児童文学の分野で言われるエブリデイ・マジックという手法とも類似していますよね。



シュルレアリスムにおけるファンタジー要素は、無意識や夢などをイメージの源泉としていたようです。(自動手記など)


マジックリアリズムの先駆者(創始者)と言われる、ノーベル文学賞作家ミゲル・アンヘル・アストゥリアスは、シュルレアリスムにマヤの神話を融合した作品を書いています。


作者のバックボーンがラテンアメリカやアフリカなどの非ヨーロッパ世界にあり、その土地に根ざした民話や神話を取り入れたリアリズム小説が、マジックリアリズムということなのでしょう。


シュルレアリスムとマジックリアリズム、エブリデイ・マジックの違いは、それぞれのファンタジーのイメージの由来がどこにあるかで、違いがあると言えますね。


日常(現実)の中に何らかのファンタジー要素がまぎれこむ

シュルレアリスム:無意識、夢

マジックリアリズム:神話、民話、伝承

エブリデイ・マジック:異世界、魔法



アストゥリアスの『グアテマラ伝説集』を読んだ感想としては、リアリズム小説なのかどうかは疑問で、マジックリアリズムと言うよりマジックそのものでしたが……。


エイモス・チュツオーラの『やし酒のみ』は、アフリカ的マジックリアリズムだと思います。

じゃあ、チェコのカフカやボフミル・フラバルはどうなんでしょう?

シュルレアリスムでしょうかね?


2023/08/12 21:48

成瀬川さん
わあ、ご訪問ありがとうございます!!

ご紹介の「mellow2Sounonly」、聴いてみましたよ。

言葉から意味を剥奪し、音素に還元するというの、まさにダダの音響詩の流れをくむ作品ですね。

クルト・シュヴィッタースと違うのは、ドラムで刻むビートが入っているところですね。


アンビエントワークス【Max/MSP】空気録音集の中では、「修羅【MSP】」がきらきらしたところが宇宙的な広がりを感じて、美しいと思いました。

「ZAN TETSU KEN【MSP】」もきれいですね。


無調の音楽と言えば、やはり未来派!!

未来派のルイジ・ルッソロの「都市のめざめ」という騒音で作った音楽を聴いたことがあって、あれを最初にやったというのはすごいですよね。

「未来派音楽宣言」「未来派調理宣言」など多数あり、機械文明や理性、合理性などを追及した芸術というのが、感覚重視の抽象芸術とは真逆の発想で、とても面白いです。

この未来派がムッソリーニに政治的に利用されてしまったのが、残念なところ。


成瀬川さん、いつもどうもありがとうございます。

このブログのタイトルからお分かりだと思いますが、わたしも宮沢賢治の作品、昔も今も好きで、よく読んでいますよ。


2023/08/12 21:18

こんばんわ!! 手前みそな話になってしまうのですが、そういうわけで(どういうわけだ)言葉から意味を剥奪し、音素とランダム性を考えて作曲したことがあります。それが『mellow2Sounonly』という曲で、リンクから飛んでYouTubeで聴くことが出来ます。あまりに呪術的に聴こえそうなので、ドラムを大衆性バリバリにして回避しようとしましたが、聴いたひとから「夢に出てきそう。ほんまもんだろ、これ」と怖がられました。

さらに、僕のYouTube『成瀬川るるせの実験工房』には、アンビエントワークス【Max/MSP】空気録音集という、僕がつくった無調性音楽などを集めたプレイリストがあります。mikaさんには理解してもらえそうなので、嬉々としてリンクを張りました。ぜひぜひ聴いて欲しいのです。

ちなみに、ハイアートとロウアートの分類方法の一種として、「長い期間勉強して身に付けないと(コンテクストが)理解出来ない」のをハイアートとする、っていうざっくりしたのがあります。この場合、僕はなにもかも独学なので、ハイアートの文脈でいうと、アウトサイダー(アールブリュット)に位置するのかもしれません。アウトサイダーも、定義の方法がいくつかあるので微妙なのですが。

2023/08/12 19:13

ダダの話②

わたしがダダの詩で聴いたことがあるのは、クルト・シュヴィッタースの「Ursonate」(原音ソナタ)です。

この作品は、シュヴィッタースの自演による朗読音源が遺っているので、今でも聞くことができますよ。

聴いていみると、「なるほど、理解」となるのですが、言葉から意味が剥奪され、音(音素)に還元されている詩です。

なんのこっちゃですね。それって詩なのか、そもそも詩の定義とは? と、価値観をゆさぶられること間違いなし。

「Ur-Sonata」は、まさに「芸術は音楽の状態にあこがれる」というもので、「芸術の純粋化」の典型例であると言えます。



ダダの詩人であったアンドレ・ブルトンはダダと決別し、「シュルレアリスム宣言」(1924年)を発表しました。

シュルレアリスムの代表的な手法は、自動手記、コラージュ、デペイズマン(異化効果)です。


このデペイズマンの名手が、ベルギーの画家で「イメージの魔術師」と評されるルネ・マルグリット。

マルグリットの「イメージの裏切り」という絵画では、パイプのイラストの下にCeci n'est pas une pipe.(これはパイプではない)と書き込まれています。

マルセル・デュシャンの試みを、イメージ論の領域に横滑りさせたような作品ですね。


わたしはマルグリットの絵が好きで、「白紙委任状」や「大家族」など名画がたくさんあります。

これまた余談ですが、魔夜峰央さんの『パタリロ』に登場する、大魔王アスタロトが人間の魂を保管する「白紙委任の森」という場所があって、それがマルグリットの「白紙委任状」を元ネタとしているのです。魔夜さんの錯視的な美しい絵が印象に残るお話で、今でもよく覚えています。



詩の話に戻ると、日本の現代詩人、吉増剛造の「石狩シーツ」の自演による朗読を聴いたことがあってですね。

クルト・シュヴィッタースと同様に、いかに詩人が音的リズムを大切にしているかが伝わってきました。


成瀬川さんが紹介されていた、ダダの詩人である高橋新吉は読んだことがなったので、手にとってみたいですね!


2023/08/12 16:57

ダダの話①

ようやく本題であるダダの話。


マルセル・デュシャンの「L.H.O.O.Q」(1919年)は、絵葉書の「モナリザ」のイラストに髭を書き加え、「L.H.O.O.Q」というタイトルをつけただけの作品ですが、ダダイズムの「偶像破壊」の頂点に位置すると言われています。

1919年は、第一次世界大戦終戦直後にあたります。

フランス語で「L.H.O.O.Q」は、リエゾンするとElle a chaud au cuisse(彼女は淫乱)の意味に聞こえるそうです。


過去に『モナリザ 100の微笑』という展覧会まで開かれたように、「モナリザ」はパロディ化される運命にあると言いますか……。

「モナリザ」は、権威ある人々が「名画」と認めた「芸術」の象徴。

だからこそ、権威に対する反抗を目論む「反芸術」の試みとして、攻撃の対象となり、数多くのパロディやカリカチュアが生み出されたと言えますね。



デュシャンが1920年に発表した、窓のオブジェに「Fresh Widow」とタイトルをつけた作品も、「L.H.O.O.Q」と同様の戦略的言葉遊びが光ります。

窓のオブジェがなぜ「未亡人」かと言いますと、French Window(フランス式の窓)から、Fresh Widow(なりたての未亡人)へ転じています。

こうしたデュシャンの言葉遊びは、言葉自体の表層的な性質を強調するもので、ソシュールの理論と響き合うものです。


この「Fresh Widow」に、デュシャンはあえてローズ・セラヴィという女性名で署名しており、それがどういう意図だったのかは後世でも議論がつきないところです。


余談ですが、芸術の世界は、はっきり言って男社会なので、女性作家が男性名で活動することはよくあることでした。

有名どころだと、ジョルジュ・サンドの本名はアマンディーヌ、『ミドルマーチ』のジョージ・エリオットの本名はメアリー。

一方、男性作家が女性名で活動するというのは、全くないわけではないですが、珍しいとは言えます。

現代の作家だと、アルジェリア出身のフランス語で執筆する作家ヤスミナ・カドラの本名は、ムハンマド。彼の自伝的小説が出版されるまでは、読者から女性作家だと思われていました。



ダダの話に戻ると、デュシャンの試みはHigh CultureとLow Cultureの枠組みを崩していくものです。


2023/08/12 16:34

芸術の世界
成瀬川さんが『修羅街挽歌』やしゃべログでダダについて書いているのを読んで、久しぶりに芸術について思いをはせたりなど。


そもそも芸術とは?

artはラテン語arsからきており、語源的には「技術」であるため、芸術(アート)=「美の技術」です。


よく言われる、ネイル・アートは芸術(アート)か? という問題を考えてみます。

ネイル・アーティストは芸術家と言うよりは、職人。

ネイル、ヘアメイク、料理などが、どんなに芸術的であっても、必ず対価を得るために行われています。

経済活動が関与するかどうかで、芸術家(artist)と職人(artisan)は区別されると言えます。

逆を言えば、経済活動を目的とせず、独創性と特別の技術で制作するならば、ネイルもメイクもファッションも「芸術」(アート)と言えるのです。


「芸術家」という社会的身分が公的に認められるようになったのは、1648年にフランスの王立絵画彫刻アカデミーが創設されてから。

これはルイ13世の時代で、宰相リシュリューが創設させました。

余談ですが、小学生の頃に読んだデュマの『三銃士』の影響で、宰相リシュリューと言うとわたしの中で知的悪役イメージです。


1648年というのは、バロック時代にあたります。

中世の職人ギルドの一員であるartisan(職人)から、国家によって身分保証されたartist(芸術家)へと変わっていきました。

しかし、「アカデミー」が権威を持つというのは、国家権力が「芸術の基準」を決定するようになるということです。

それって本当に「芸術」なんでしょうか?

現代のわたしたちが想像する、いわゆる「芸術家」が成立するのは、19世紀になってからなのです。


芸術の歴史では、バロック時代の後、1750年頃から古典派が現れます。

1789年にフランス大革命が起こり、1800年頃からロマン派の時代になります。

おおざっぱ分けると、

古典派:説明できるもの。合理性、理性、悟性。=形式重視

ロマン派:感情。「曰く言い難いもの」を重視。=抽象重視


古典派とロマン派は対概念と言えます。

19世紀を通じて、芸術の世界では抽象度の高いものの序列が高くなり、芸術家に天才(独創性)が求められるようになります。


抽象度の高いものが芸術として上位と位置づけられるようになるというのは、例えば音楽で言うと、器楽が声楽よりも上とみなされるということです。

それ以前、ルネサンスやバロックの時代では、器楽よりも声楽の方が上でした。


19世紀の芸術は、ロマン派の帰結として二つの立場に分かれていきます。

「芸術のための芸術」と「大衆迎合型の芸術」です。


L'Art pour l'art(芸術のための芸術)

英語で言うとArt for Art's Sake、芸術至上主義とも言われます。

19世紀後半、芸術家が独創性を追求するあまり、大衆に理解できなくなるのです。これを「芸術の純粋化」と呼びます。


詩の世界で言えば、言葉の意味ではなく音素が重視されるようになります(ランボーなど)

「あらゆる芸術家は音楽の状態にあこがれる」というウォルター・ペイターの言葉が有名です。

こうして、抽象的な現代音楽や現代アートにつながっていきます。

現代のわたしたちがイメージする「芸術」や「芸術家」というのは、まさにこの時代に形づくられたものです。


対概念である「大衆迎合型の芸術」は、ロッシーニやヴェルディのオペラなどが分かりやすい例でしょう。

ロッシーニは同時代の人々から圧倒的な人気を集めていましたが、音楽史上ではベートーヴェンの方が評価が高く、ロッシーニはベートーヴェンのような神格化をされていませんよね。


19世紀後半から20世紀初頭、「芸術の純粋化」から、感覚的なものを重視した印象主義や表現主義が生まれました。

以降、多種多様な~ism(主義)が現れ、現代に至ります。

代表例を挙げると、


表現主義:ムンク、音楽では無調

印象派:モネ、マネ、音楽ではラヴェル、ドビュッシー

新印象派:スーシ

野獣派(フォービズム):マチス

素朴派:ルソー

原始主義:ムーア

ダダ:デュシャン

立体派(キュビスム):ピカソ

抽象絵画:カンディンスキー

新造形主義:モンドリアン

未来派:ボッチョーニ、ルッソロ

シュルレアリスム:ダリ、マルグリット


ここでようやくダダが登場しました!

ダダ、シュルレアリスム、未来派については後ほどあらためて書くとして、歴史の話に戻ります。


20世紀に入り、権威が認めた「高尚な芸術」(制度としての芸術)に対する反動として、「反芸術」や「非芸術」を掲げる芸術家が現れました。

反芸術の音楽と言えば、ジョン・ケージの「4分33秒」(1952年)が有名ですね。


19世紀 「芸術」

20世紀初頭 反「芸術」

20世紀後半 非「芸術」

現代 ~アート


現代は、この「非芸術」の流れを汲む「~アート」の時代と言えます。

芸術家の数だけたくさんの「~イズム」があったように、現代では「アート」と名の付くものがたくさんありますよね。

アウトサイダー・アート、オプティカル・アート、キネティック・アート、ポップ・アート、コンセプチュアル・アート、ランド・アート、ミニマル・アート、パフォーマンス・アート、サンプリング・アートなどなど。


現代では、「芸術」を「芸術」たらしめているのは、「ものの見方」と言えます。

つまり、「もの」そのものではなく、コンテクスト(理由付け)が重視されるのです。

本来あった文脈から切り離して、芸術と認知される特殊な文脈に置くことで、「芸術」とみなされるわけですね。

分かりやすく言えば、美術館に展示されることで「芸術」と認知されると言えます。

こういう効果を意図して行うことを、Dépaysement(デペイズマン)「異化効果」と呼びます。

言うなれば、美術館というのは「異化効果」を生じさせる巨大な装置ですね。


2023/08/12 11:35

桐乃さん
桐乃さん、熱中症の症状があったとのこと、心配しておりました。

その後の体調はいかがでしょうか……。

二十四節気で言えば、今はちょうど大暑(7/23~8/7頃)の時期ですので、みなさんも言っておられますが、どうかご自愛くださいませ!!


そのようななかで、『きものがたり』を読んでくださり、感謝です!

わあ、桐乃さんのお父さまは大島紬をお持ちだったのですね。

もしかすると、なにかの折にご家族が誂えたお品で、お父さまがお若い頃にお召しになっていたのでしょうか。

日常的に着物を着ないかたでも、お守りのように大切に箪笥にしまっておられるという話も聞きますので、そういうお品かもしれませんよね。

桐乃さんの大事な思い出を分かち合ってくださり、どうもありがとうございます。


わたしが母から受け継いだ着物のなかに、大島紬っぽい紬もいくつかあり、マイサイズに仕立て直して、秋冬に愛用しています。

紬の産地は全国各地にありますので、大島紬という確証はなく、結城紬という可能性もあって。

自分で誂えたものと違い、譲り受けた品は証紙がないので、見た目や手触りなどの特徴から、どういう来歴のものかを想像する(推理する?)のも楽しいですね。



大暑の初候(7/22~7/26頃)は、七十二候では「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」と言うそうなんですね。

この暦の言葉を見て、桐乃さん!!って思ったわたしです。

ここで言う「結花」とは、来年用の花のつぼみを指しているそうで、「桐一葉」という言葉もあるとおり、桐というのは、先を見通す意味をもつ植物なのだなぁと感じ入りました。


2023/08/02 22:43

成瀬川さん
成瀬川さん、いつもどうもありがとうございます!

『修羅街挽歌』で水戸学の勉強させてもらっています。


大丈夫です、チャットノベルが書けるのはNOVEL DAYSだけなので、これからもNOVEL DAYSでの活動も大切にしていきたいです。

noteはまだまだ慣れないので、更新は亀の歩みになるかと思います。慣れれば、わたしでもAIアシスタントなるものを使えるようになるのか……?


ところで『早退届』をお読みしましたが、雛見沢症候群と言えば竜騎士07さん。

「SILENT HILL」の新作「f」が、SILENT HILL史上初の日本舞台で、シナリオを竜騎士07さんが手がけるということで、どうなるんだろうと楽しみにしています。

発表トレーラーの映像がぞわぞわする美しさですよね!!

ただ、P.T.の件があるので、新作新作!と期待しすぎないことが肝要、と自分に言い聞かせております。


2023/07/31 23:27

南ノさん
南ノさん、さっそく『きものがたり』を読んでくださり、どうもありがとうございます!

そうなんです、写真は自装(自分で着たもの)です。

「目が覚めるような」着姿と言っていただけて、とってもうれしいです^^


本文中で書いた、母方の祖母である恭子さんの女学校時代の話は、じつは南ノさんの作品がきっかけで知ることができたんです。

南ノさんの『フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~』をNOVEL DAYSで最初に読んだとき、「そう言えば、母の実母は東京の女学校の出だったな~」と思い出して、生前の母に詳しい話を聞いてみたのでした。


すると、母が大事にしまっていた、恭子さんの女学校の卒業証書を出して、わたしに見せてくれたのです。

わたしはこのときはじめて、恭子さんが洗足高等女学校の卒業生だったことを知りました。

ミッションスクールの女学生って、まさにオーキッズ!ですよね^^

なので、『フレイグラント・オーキッズ!』を読み進めるうち、南ノさんが描かれた女の子たちのなかに、女学生だった恭子さんも一緒にいるような気持ちがしていました。


南ノさんの作品を読まなければ、母から話を聞こうと思わなかったでしょうし、こうして卒業証書を見せてもらうこともなかったです。

昨年、母が亡くなったのもあり、生きているうちに話が聞けてよかったです。

良いきっかけをもらえて、南ノさんには感謝の気持ちでいっぱいです。


先日、母の本棚を整理していて、女学校時代の恭子さんと思われる写真も見つけることができました。

女学校の制服姿や華やかな着物姿にうっとりです。

それと同時に、恭子さんが洗足女学校の「報国団報国隊」の隊員として、期間軍需工場で勤労奉仕したことを賞する賞状も見つけてですね、昭和17年という時代をひしひしと感じました。



『きものがたり』、次回は現代ものについて書きたいなと思っています。

引き続きよろしくお願いいたします^^


2023/07/31 21:43

呼ばれて飛び出て成瀬川るるせです!! 僕は離れていた間にnoteだいぶ変わっちゃって、使いこなせていないです。

で、僕も使いたいけど使っていないもの、それは「note AIアシスタント」です!!


noteのAIアシスタントがだれでも利用可能に!計33機能を搭載しパワーアップ

https://note.com/info/n/nff77250cf8b9


note公式さんの、まずはこの記事を読んでみてください!!

着物もきっとニューロマンサー的サイバーパンクジャパンな感じになることと思います!!

(ちなみにサイバーパンクといえばTwitter小説:ニンジャスレイヤーはnoteでアカウントを持っています)。

ではでは、善きnoteライフを!!(っと、NOVEL DAYSも引き続き!! どんどんひとが減っていくので寂しいのですよー)

2023/07/29 17:00

noteで新連載
noteで新連載『きものがたり』を始めました。


せっかく登録したのだから何か書こうと思い、着物エッセイを書くことにしました。

以前、NOVEL DAYSで『夏を染めて』と題した掌編を書いたとおり、わたしは着物が大好きです。


そう思い立って書き始めたものの、noteの編集画面はNOVEL DAYSとけっこう違っていて、まだ慣れません。とくにルビを入れる方法が難しい。


もともと読書ブログを書いていたBloggerの編集画面がいちばん難しいのですが、その「難しさ」は想定の範囲内なわけです。


noteはまったく未知のシステム。

南ノさんや桐乃さん、成瀬川さんはnoteもNOVEL DAYSも両方使いこなしておられて、すごい尊敬します。



「海の日」の三連休は、実家の母の遺品整理をがんばりました。

初めて見る写真や手紙、だれのものか不明な日記など、謎なものがたくさん見つかりました。

一周忌も無事終わって、気持ちに区切りがつき、少しずつ片付けなければと思っています。

三日間がんばりすぎて、明けたウィークデイは疲労困憊でしたが……。


着物の話題というのは、その性質上、家族の話とのつながりが深いんですよね。

わたしの持ち物も、大半がだれかから譲り受けたものです。


そのまま着る場合もあれば、お直しする場合もありますし、糸を全部ほどいて(洗い張り)まったく新しい姿にリメイクする場合もあります。

そんな奮闘の話もいずれ書けたら、似たような状況のかたのお役に立てるかなと思います。


お時間のありますときに、おつきあいいただければうれしいです。

よろしくお願いいたします!!


2023/07/27 23:53

台湾旅行記、完結!
『有機交流電燈 ダイアローグ』に「台湾に行きたいわん!」と題して連載していた台湾旅行記ですが、本日公開分でようやく完結しました。


④は九份(+金瓜石)がテーマでした。

これを書いている間にちょうど成瀬川さんが『修羅街挽歌 山口県るるせトリップ』の連載を始められて、その成瀬川さんの山口旅行記に触発されてですね、九份一帯の鉱山の歴史を掘り下げて書くことにしました。

文字数が多くなってしまったので、「ゆっくり解説」とか「ずんだもん解説」のような感じで、お時間のあるときに楽しんでいただければうれしいです。



九份と言えば、『千と千尋の神隠し』の温泉街のモデル地では、という話が有名ですよね。

実際に足を運んでみると、そんなに言うほど似ているかな……?

と疑問に思ってですね。

どちらかと言えば、銀山温泉の方が似ている気がするわけです。

ただ、似ていると感じる人が実際に多くいるのはたしかなので、どうしてそう感じるのか、自分なりに答えを出してみました。



九份を歩き回っていて、目についたのは、廃墟のまま残っている建物です。

観光客向けの土産物屋さんや飲食店が立ち並ぶ商店街から、ひっそりとした路地に入ると、屋根も床も抜け落ちて、内部に草木が生え、外壁だけとなって悄然と佇んでいる建物をあちこちで見かけて、記憶に残りました。

もとは住居だったのか、お店だったのか、どんな暮らしをしていたのか、想像がふくらむとともに、手つかずのまま放置されているのが寂しい気持ちになります。

100年家屋を修復・保存して使っている「九份茶坊」のような素晴らしい実例がありますが、もちろん街中の全ての建物がリノベされているわけではないんですね。



水湳洞の「十三層遺跡」(金瓜石で採掘された銅の選鉱・製錬所跡地)は、『天空の城ラピュタ』に似ているなんて言われているんですよね。

黄金色の川が流れて、黄と青のグラデーションがかった陰陽海が近くにあり、ファンタジーな美しさがある場所なのですが、実は鉱物との化学反応による有害物質が幻想的な光景を生み出しているのです。(なので近くで見ることはできません)


美しいけれど、毒……!!

(「美しさは罪~」という歌が脳内に流れるわたし)


長年の鉱山採掘がもたらした環境汚染がそのままになっているわけですね。

やはり資源採掘の歴史というのは功罪あるなと思うのでした。



そして、③に南ノさんから教えていただいたカットフルーツ屋台の話を追記しました。

南ノさんのおかげで、あのときの屋台のおじさんの真意がよくわかりました!

本当にどうもありがとうございます!!


2023/07/12 22:21

佐久田さんの『ふきのとう日誌』
佐久田さんの『ふきのとう日誌』、いつも楽しく拝読しています!

とくに第20話のお話、わたしは該当のドラマを見ていないのですが、佐久田さんのツッコミが鋭くて、笑ってしまいました^^ どうもありがとうございます!


交番勤務って、警察組織の中ではそんなに低く見られているのでしょうかね?

わたしの知り合いが地方の交番勤務をしているので、気になります。前にお会いしたときは、「〇〇交番勤務ですッ!」と誇らしげに言っていたので、ご本人は不遇な職場だと思っていないように見受けられましたが……。


それから、「革靴で犯人を追いかけるシーンに、いつも納得がいかない」という佐久田さんの指摘に目からうろこでした!! そんな視点でドラマを見たことなかったです。

今週、地域の交番の警察官さんたち(二人組)とお話する機会があって、さりげなく、足元を確認してみました。

若い男性警官の方は黒い革靴でしたよ。

ベテランの女性警官の方は、一見黒い革靴っぽく見える、黒スニーカー(靴紐も黒で統一)をはいてました。

ドラマのようにホントに革靴なんだなぁと思うとともに、ベテランになると、見た目よりも実用重視でスニーカーを選ぶようになるのかも? と思ったのでした。


わたしの身近にも事実婚のご夫婦、多いんですよ。

佐久田さんがおっしゃる通り、事実婚(内縁関係)は昔からたくさんあったと思いますが、最近は事実婚であること周囲に隠さなくなった(事実婚が「恥」であるという感性が世間から薄れた)ので、最近多くなったかのように感じるのかなと思います。


わたしの叔母(母の妹)も長い間(20年以上?)、事実婚でした。

叔母は初婚でしたが、お相手の男性がけっこう年上で離婚歴があったので、それが理由かと思います。あと、叔母は学校勤務だったので、国家資格等の各種氏名変更をしたくなかったという理由もあるかもしれないですね。(叔母の夫も元教員でした)

叔母が病気により早期退職をして、相手の男性も年齢による体調の悪化でいつ入院してもおかしくない状況になったタイミングで、婚姻届を出して法律婚になりました。

その後、叔母の夫はあっという間体調を崩して亡くなられたので、叔母が相続手続きをスムーズにできたのは、やはりあのタイミングで籍を入れていたからかなと思ったり。

叔母の夫は生前、公正役場で公正証書遺言を作成していたそうで、前妻の子と現妻(わたしの叔母)が遺産で争そわないように心を砕いていたのだろう、と思います。


わたしのいとこも長いこと事実婚だったのですが、昨年家を建ててですね、それを機に籍を入れたんですよ。

お相手の状況は分からないのですが、いとこは離婚歴があるので、子どもが自立するタイミングで、という理由もあったかもしれないですね。


周囲を見回すと、離婚歴がありかつ前配偶者との間に子どもがいる場合に、とりあえず事実婚を選択する夫婦が多いようですね。

それで、それぞれのタイミング(法律婚によるデメリットよりも、メリットの方が多いと思えるような状況)になった段階で、入籍するのかなと思います。一生死ぬまで事実婚、という夫婦はあまり見ない気がします。


でも、わたしの父方の祖父母(父の父母)はもう亡くなっていますが、死ぬまでお互いの名字が違っていたんですよね。わたしの父は自分の母方の名字を名乗っています。

子どもの頃は、父方のおじいさんとおばあさんの名字が違うのは当たり前のことだったので、おかしいとは思っていなかったし、誰も理由を説明してくれなかったのですが、大人になってみると不思議ですね。

あれはどういうことだったんだろう……といまだに謎です。


2023/07/01 12:17

桐乃さん
桐乃さん、山口県の大雨の報道を見て、心配しておりました。

雨が激しいなかで移動するのは、用水路に転落する危険があるので、どうか無理しないでくださいね。

ご自宅が二階以上であれば、お部屋にとどまっていたほうが安全かと思われます。

東日本大震災の教訓から、原則、ペットは同行避難するという環境省のガイドラインがありますので、避難所でも猫ちゃんを受け入れてもらえます。

移動の安全が確保でき、避難の必要性がある状況でしたら、迷わず猫ちゃんたちと一緒に避難してくださいね。


桐乃さんと猫ちゃんたち、桐乃さんの職場の皆さんの安全をお祈りしております。

2023/07/01 12:03

脱税事件の裁判を傍聴した話
先日、霞が関にある東京地裁の裁判傍聴に行ってきました(夫が)。


例の水漏れ事件において、幸いにも善い弁護士さんに助けてもらえたわけですが、弁護士選びをしていた時は心が折れて泣き寝入りする一歩手前の段階でした。

自分たちが今まで裁判や法律に関して無知であったこと、そもそも関心自体を持っていなかったことを反省したわけです。

それで後学のために、裁判の傍聴に行ってみようということになりました。

(事件の当事者でもないのに夫婦そろって傍聴するというのもあれなので、夫が一人で傍聴してきて、わたしは夫から聞いた話を書いています)


傍聴するのは殺人や傷害ではなく、主に詐欺などの事件です。

裁判の傍聴をすると、報道では知ることができない事件の全容、詐欺の具体的な手口、なぜ被害にあったかなどが詳細に分かるので、大変勉強になるのです。


傍聴に行くのは今回が二度目。

一度目のときは、裏口入学詐欺の事件が記憶に残りましたね。


今回の傍聴のうち、1件は脱税事件で、もう1件は薬物事件でした。



脱税事件はですね、暗号通貨で得た利益を意図的に申告しなかったというやつです。

暗号通貨ですよ!

暗号通貨関連の申告漏れはよくあることで、「知らなかった」として修正申告した上で、加算税も含めてきちんと納税すればいいだけなので、逮捕されて実刑なんてよほどの計画性と悪質さがあったということになります。

今回の事件では、2億円相当の利益を出していたのに、20万円しか申告しなかった! ということでした。

忘れないうちに事件のあらましを書いておきますね。



整骨院を営む男が、知人に誘われて、とあるセミナーの有料会員となったことが、この事件の発端です。

そのセミナーでエイダコインが熱いという話を聞き、エイダコインに100万円ほど投資します。

なんと、セミナー講師の予知? が本当に当たり、1億円相当の利益を出してしまったのです。


ネット広告でよく見かける情報商材系の怪しいセミナーって、十中八九詐欺、いや、十のうち十が詐欺ですよね。

ところが、この男が会員となったセミナーは、まさかの当たりだったのですね。(読みが当たったのではなく単なる偶然だと思います)

と言うか、そんないかにも怪しげなセミナーに誘う「知人」って、一体どんな「知人」なんでしょうね……。

整骨院を真面目に営んでいれば、欲を出して逮捕されることもなかっただろうに……。


エイダコインの投資でひと山当てた男は、最初のセミナーとは別のセミナーの会員権を200万円ほどで買いました。

新たに入会したセミナーのおかげで脱税を指南する輩との人脈ができ、脱税で得た利益の8%ほどを手数料として支払う約束で、脱税の手引きをしてもらいます。

男が投資で得た利益はこのとき2億円相当にまでなっていました。

脱税指南役は「脱税」とは言わず、「節税」という言葉を使っていますが、解釈違いとかで争う余地なく「脱税」なので、こうして逮捕されているわけです。


脱税の手口は、まずドバイに会社を作り(もちろんペーパーカンパニー)、ドバイの株を売買したことにして、海外から複雑なルートで迂回送金をするというものでした。暗号資産は20万円しか申告していません。


いくら迂回送金をしたとしても、それまで整骨院を営んでいた男の口座に、いきなり海外から総額2億円が振り込まれたら、怪しさマックスですよね!

これでなぜバレないと思うんでしょうねぇ……。

そのころには本業の整骨院を畳んで、不動産賃貸業にジョブチェンジしていたそうです。



整骨院を真面目に営んでいれば逮捕されることなどなかったのに(二度目)。


なぜ数百万払って、そんな怪しいセミナーの会員権を買おうと思うのか……。

利益を出したら税金を納めるのは当たり前のことです。

その当たり前のことを、いかに不当に損しているかと勘違いさせ、言葉巧みに脱税の手引きをする輩がいるわけですね。

セミナーの仲間たちはみんな「節税」をしているんだから、自分もやるべきだ、絶対にばれないんだから、などと思うんでしょうね。


脱税指南役が「これからはテレグラムを使いましょう」と言っているラインでのやりとりが、ばっちり証拠として出されていました。

日本国内でわざわざテレグラムを使うのは反社ばかりとよく言われていますが、本当なんですねぇ。

と言うか、どうしてそういう罪が重くなる会話(意図的に隠匿しようとしたという証拠)をうかつにラインでするんでしょうね。


所属するコミュニティによって常識って異なりますよね。

明かな違法行為に対して、それを違法だと言う人がいない、正しい正しいと言う人ばかりの歪んだ社交界で交流をつづけていたら、自分の常識も歪んでしまうのでしょうね。

教訓としては、怪しいセミナーには近づかないということですね。


脱税事件の話はこれで終わりです。



ちなみに、このエイダコインという怪しい暗号通貨なんですが、ピーク時は850倍まで暴騰したという話です。

それで、日本国内でも一時的にエイダ長者になった人たちが出たのだとか。

しかし、エイダ長者の多くは、二匹目のドジョウを狙って他のクズコインに交換した結果、素寒貧になってしまい、手元に現金がないにも関わらず、到底納められない巨額の追徴課税を求められるという恐ろしい事態が続出したのだとか……。


暗号通貨は現金化した時だけ課税されると思われがちなんですが、現行法では、暗号通貨同士の交換も課税対象なのです。

「暗号通貨同士の交換は非課税」という誤情報がネットで出回っていますが、騙されてはいけません。


暗号通貨同士の交換で1億円相当の利益を出しても、円と交換しないかぎりは、預金口座にその1億円は存在しませんよね。

しかし、その1億円相当の利益に対する所得税約4000万円は、現金(日本円)での納税を求められます。

え、手元に1億円がないのにどうやって払うの? って思いますよね。

暗号通貨は価格の乱高下が激しいため、納税のタイミングで暴落していたら、保有している暗号資産を現金化しても全く足りないという不幸が起こり得るのです。



2023/06/21 21:25

南ノさん③
南ノさん、台湾旅行記③をお読みいただき、丁寧な解説まで寄せてくださいまして、どうもありがとうございます!!


おお、台湾では「釋迦」と略して呼ぶほど、身近なフルーツなのですね!

カットフルーツの屋台のおじさんとは、英語でやりとりをしていたのですが、ちゃんと意思疎通ができているのか正直不安だったので、南ノさんに教えていただいたおかげで、よく理解できました。

あのとき売らなかったのは、おじさんのやさしさだったのだなぁ、としみじみありがたく思った次第です^^

なるほど、ドラゴンフルーツ! 日本のお店で見つけたら、食べて確かめてみますね!


路線名の漢字の誤記も教えてくださり、大変助かりました~^^

そうそう、信義区でした。自分が泊った場所なのにうっかりしていました。

台北101や高層ビルが立ち並ぶ新しい街でしたね。



中正紀念堂の展示「自由的霊魂VS.独裁者」は、本当に観て良かったです。

今回の旅で、いちばん印象に残った展示でした。


旅のガイドに『まっぷる 台湾』を持っていったのですが、中正紀念堂の紹介が小さくって、巨大なブロンズ像と衛兵交代式が見どころとしか書いてなくて……

(衛兵さんの軍服の色で陸軍・海軍・空軍を見分けるなどのムダ知識は書いてある)

それで、夫は当初、軍服のイケメンには興味ないから行かないかな~と言っていて、もともとの観光予定には入れてなかったのです。


淡水信義線に乗るうち、中正紀念堂を冠した駅名を何度も耳にしたので、せっかくだからと行ってみようとわたしがさそい、最後の目的地に向かう途中でいったん下車して、訪れたのでした。


結果……すごいものをみてしまった!!


という感じで、展示を見終わった後、夫婦でしばらく呆然としておりました。

夫も、あの展示を見ることができて良かったと言っておりました。(故宮博物院の宝物より印象深かったとのことです)


台湾に「白色テロ」という時代があったことや、鄭南榕という人物についても初めて知って、夫婦そろって自分たちの無知さに恥じ入るばかりでした……。


南ノさんの『台灣懶惰日記』をお読みして、二・二八事件があったという歴史や、出自によって本省人と外省人という違いがあるというのは知っていたのですが、今回の展示を見て、より深く学ぶことができました。


鄭南榕さんが生まれたのは奇しくも二・二八事件が起こった年で、父親が福建省出身の外省人、母親が台湾生まれの本省人という家庭に育ったそうです。

鄭南榕さんの妻である葉菊蘭さん(客家人であるそう)は、夫を亡くした後に政治家となり、2000年から2005年まで民進党政権で要職を歴任したとのことでした。

展示の中に「省籍問わずの戦い」という表現があって、鄭南榕さんご夫妻の人生はまさにそうであるなと思いました。

南ノさんが以前、「現代の台湾人の思想や政治的立場を単純に図式化してしまうのは非常に危険」と書いておられたのをあらためて思い出しました。



次回の最終回は有名観光地なので写真多めの楽しい話です!

最後まで、南ノさんにお楽しみいただけましたら、さいわいです^^


2023/06/18 21:42

しおむすびさん
わあ、しおむすびさん、お忙しいなかで台湾旅行記をお読みいただき、どうもありがとうございます!!


わたしの場合、夫と二人旅ですので、現地で南ノさんとお会いするといったミラクルなイベントはありません。

南ノさんが暮らしておられる町の、その同じ空気を味わえただけで満足です^^


そうそう、しおむすびさんは西日本のお住まいでしたよね。

梅花祭(北野天満宮)の頃、京都に行ってきたんですよ!

そのあたり、夫の父が亡くなってばたばたしていたので、旅行記をまとめる余裕がなかったのですが、仁和寺や千本釈迦堂にお参りしたりして、良い思い出ができました。

京都の旅の話もどこかで書きたいなと思っています^^


少しでも、しおむすびさんの通勤時の気晴らしになりますように。


2023/06/14 22:15

南ノさん②
南ノさん、台湾旅行記②をさっそくお読みいただき、どうもありがとうございます!


台北MRTで採用しているコイン型の片道乗車券(単程票)は、日本の鉄道では見られないものですよね!

ペテルブルグの地下鉄でも、同じようなコイン型の片道乗車券を採用していて、「ジェトン」と呼ばれています。(プラスチックのICカードも使えます)


モスクワの地下鉄では昔ながらのジェトンは20年ほど前に廃止されていて、紙製ICカードで乗るシステムです。

ちなみに、モスクワのメトロで使われていたジェトンは、まだジェトンを使っている地方都市の地下鉄で再利用されているようです。規格が同じなので使い回しできるんですね。


ジェトンは何の変哲もない金属のコインなのですが、台北MRTの単程票はあの小さなプラスチックコインにICチップが内蔵されているんですよね!

見た目はレトロなんですけど、中身は最新なんだなぁとおどろきました。

というのも、台北MRTは出場時に清算し、降車駅に応じて料金が変動するシステムだからですね。


ロシアの地下鉄の場合、入場時に清算するシステムかつ、どこまで乗っても同じ料金(初乗り運賃)なので、ただの金属のコインで問題なかったのでしょう。


南ノさんは日頃、悠遊カードを使っておられて、単程票を使う機会などないだろうと思いますが、地味にすごい技術だと思ったのでした!



鼎泰豐の日本のメニューを調べてくださり、どうもありがとうございます!

そう言えば先日、高島屋の鼎泰豐を訪れた時、茹でた筍に甘みのあるマヨネーズをかけた小皿料理、食べましたよ。

南ノさんと有隣堂のヨカちゃんが言っていたあれがついに! 

なるほど~いくらでも食べられちゃう! と思いました^^



さすがご明察! 台湾旅行記③は士林夜市です。

南ノさんは次回予告に気づいてくださるだろうと思っておりました^^

夜市で食べたフルーツ、とてもおいしかったのですが、いまだに何を食べたのかよくわからず、もやもやしています(笑) という話題を書いてる途中です。

台湾はまさにフルーツ王国ですね!!


ひきつづき、お時間のあるときに、お楽しみいただければさいわいです^^


2023/06/14 21:21

南ノさん①
南ノさん、さっそくお読みいただきどうもありがとうございます!

そうなんです、早くお伝えしたくて、うずうずしておりました~^^


なんと! 鼎泰豐はチャーハンもおいしいのですか?

じつは鼎泰豐は日本にも出店していて、都内だけで東京駅、スカイツリー、日本橋高島屋に店舗があるそうなんです。

鼎泰豐がおいしいというのを今回の旅で知ったので、日本に帰ってから、高島屋の鼎泰豐に食べに行ってしまいました^^

台北101のお店とはちょっとメニューが違いましたが、ほとんど待たずに入店できるところが良いですね。

次に行ったときは、チャーハンを食べてみます!


欣葉台菜のエビとパイナップルのマヨネーズ炒め、とってもおいしそうです~!!

教えてくださり、どうもありがとうございます^^

あああ、早くもまた訪れたいという気持ちがもこもことわきあがって……。


なるほど、牡蛎オムレツは台湾発祥の料理なんですね!

西洋オムレツの中身に牡蛎が入っている料理を想像していたので、お好み焼きのような見た目の料理が出てきて、びっくりしました~^^

とろむちっとした食感で、お好み焼きとはひと味違うおいしさですよね。

豆花もまた食べたいですね!


旅の思い出のつづきを書いていきますので、お時間のあるときにおつきあいいただけましたら、うれしいです^^


2023/06/12 20:46

プロフィール

ロシア文学が大好きです。 2012年2月からロシア語を勉強しています。

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