ブログタイトルを変更しました。

noteとかTwitterを少しずつ活用し出したので、ここはヒソヒソ話系のトピックがメインになると思います。

なので、「コン・ソルディーノ(con sordino:弱音器を付けて)」にしました。

ojasminko

2022/08/24 00:12

コメント(0)固定されたセリフ
あ、もう一つ「けったいなの」を見つけてしまった^^;

どっちのことか分からないけど、けったいなの、チラホラいますね。

私もそうかもしれないけど(ーー;)

2023/01/15 21:30

しかし、一週間ほど休んでいただけで、ノベルデイズの新作情報に追い付かなくなる……浦島状態。

どうせなら、乙姫がよかったなぁ。


明後日ぐらいから、ボチボチと読んでいこうと思います。

2023/01/15 22:35

今日は午前中がお休みなので、ノベルデイズの三題噺をランダムに読み漁っておりました。

本当は、全部にファンレターを書きたいのですけど、そんなことしたら悪目立ちしそうなので、ご本人には届かないとは思うけど、ここに感想を書き残していきます。


ファンレターと違って、基本的には『独り言』というスタンスですので、少し辛口も含めようと思います。

2023/01/17 11:18

【初めて飲んだドリップコーヒー】山下梨絵さま


予定調和な展開ですけど、丁寧な筆致で少しずつ時間が流れていき、期待通りの結末へと進んでいく、分かっていてもワクワクするお話。そして、やっぱり胸キュンなエンディングで、結構好きなお話でした。こういうの、私には書けそうで書けないのです。




【発酵と腐敗の違いは人間都合】猪野聖さま


僅か615文字なのに、ハードにヘビーに攻めまくるお話。リズミカルでユーモアも効いていて、すごい作品かも。かなりのお気に入り。




【思い出の喫茶店(あの娘は何処に2)】鶏林書笈さま


コレは、ぜひ長編で読みたいテーマですね。上手く2,000文字にまとめられていますが、もっと深く掘り下げて書いて欲しいです。

ただ、一人称の「自分」は……私は関西人なので、「私」とか「俺」のことだけでなく、「あなたは」も「自分」と言うことがあるので、特別な意味合いがない限り、一人称の「自分」は避けるようにしています。この物語も、普通の一人称でよかったのではないでしょうか。

でも、読み応えのある本格派のお話でした。

2023/01/17 11:22

【ツメアマ。】夕記すいさま


時々読んでいる夕記さんのお話ですが、この作品もいつも通りの切れ味と推進力、取っ付きやすさが魅力的で、いかにも夕記さんらしい、大衆受けしそうな、これぞエンタメ小説って印象です。

主戦場としてるっぽい(?)monogataryの読者には受けそうですね。

でも、あえて辛口を述べますと、発想とかアイデアを書いているだけとも読めます。あくまで個人的な意見ですが、ストーリーかキャラクタか、どちらかにもう少し重心を掛けて欲しかったです。




【旅の続きを】村山健壱さま


村山さんは男性の心理描写が本当にお上手で、私も男性を主人公に置くことが多いので、いつも村山さんの描写を参考にしています。

この物語も、実社会に疲弊した主人公の心象描写が中心です。

そして、終始どこかモヤモヤしつつ、先の展開は予測不能。

そこから、実直ながらも読みやすい文体で一気に読まされ、鮮やかで目の覚めるようなたった一行の結末へ!

滑らかに突き進む筆致と構成はさすが村山さん、トリッキーなだけでなく、しっかりとドラマを書き込まれており、ステキなお話だと思いました。

2023/01/17 11:25

【ブラームスの咆哮】西乃狐さま


コレ、私の好み、ドストライク!

射抜かれました!


ブラームスがベートーヴェンに心酔し、リスペクトし過ぎて、交響曲を書くのに21年を費やしたのは有名な話です。ベートーヴェンが作曲した九曲の金字塔はあまりにも偉大過ぎました。

また、同時代の作曲者は、シューマンやメンデルスゾーン、ブルックナーやドヴォルザークまで、既に交響曲を発表していましたが、時代は完全にロマン派最盛期、ベートーヴェン(古典派の末期)の伝統的な超正統派を受け継いだ作品はなく、ブラームスは自分にこそその使命があると考えていたようです。

そうして出来上がった交響曲第一番、構成的にも音楽的にも、ロマン派の時代に即しつつも、明らかな古典回帰、絶対音楽の真骨頂のような曲となっています。

楽章には運命、四楽章には第九に似たモチーフが使われており、交響曲第十番とも呼ばれています。(※ベートーヴェンの交響曲が九番まであり、それに続くものという意味です)


すみません、ついつい語り過ぎました。

そういった、ちょっとした史実を踏襲しながら、独創的でユーモラスなストーリーは私には垂涎もの。

ブラームスの真面目で堅物で実直な人柄も何となく醸し出されていて、個人的には最高の作品だと思いました!

2023/01/17 11:31

【雉も鳴かずば】桐乃さん


さすが!

演劇の舞台を鑑賞しているような、一つの場面だけで織りなす「断片」のような物語ですね!

このシーンに入る前に、長いドラマがあったでしょうし、このシーンの後も、もっとすごいことが起きそうで、しかもそれが数パターン想像出来て、絶妙な部分を切り取ったという感じです。


そして、こういう男にずっと引き摺られつつ、あるタイミングで急に目が覚める瞬間、女性なら、ことの大小はともかく、一度は経験したことがあるかもしれませんね。

胸スカものでもあるし、強い共感もありますし、エンディングのなんとも言えないソワソワ感……どっちに転ぶのかなぁとハラハラしながら、頁を閉じました。

めっちゃ面白かったです!

2023/01/17 11:32

しかし、どうしてフォントが変わるのかしら?

2023/01/17 11:34

【憧れの先輩】森野路人さま


すごく面白かったです。

「先輩の先輩」のキャラクタも魅力的だし、一つ一つの言葉が哲学的で、深く重く刺さりました。

テーマも秀逸で、私の好みです。

アートはどうあるべきか、という一つの回答を見せていただきました。

あとで、もう一回読もうっと。




【跨線橋のジョン・レノン】緒川文太郎さま


何とも陰鬱な空気が息苦しく、重い話でした。

親ガチャ(という言葉は嫌いですけど)にハズれ、毒親に育てられた運命や境遇を嘆きつつ、親の催促に無理って思いつつも応じてしまう子の憐れさが不憫で、読んでいて辛くなります。

随所に、実話なのかな?と勘繰ってしまうようなリアリズムが、切実に訴え掛けてきます。

でも、最後には微かな救いが見出され、安穏へと向かいそうな終わり方で、ようやく希望が見えました。

ただ、ジョン・レノンの活かし方が不十分じゃないかな、と感じました。一節でもいいので、ストーリーに即した具体的な歌詞の引用があれば、もっと締まったと思いました。

2023/01/17 20:28

【姥捨山】さとうちさとさま


コロナに関する時事ネタですが、なかなか鋭い風刺になっており、読み応えがありました。

社会からの隔離は決して悲劇だけではない、開放感でもあるというアイロニー。

そこから、姥捨山に捨てられた「おりん」の心情を想像し、悲しいながらの幸福感を見出だすという、なんとも素晴らしい物語だと思います。

これ、運営が好きそうだなぁ(独り言)




【ダメだろそれはダメなヤツだ】西風そらさま


現代童話って感じで、メッチャ面白いです。

これ大好きかも!

西風さんの物語は、幾つかコッソリと読ませていただいたことがあるのですが、めちゃくちゃレベルの高いファンタジーですよね。

私、自分ではファンタジーは書けないし、あまり読むこともないのですけど、西風さんのファンタジーはものすごく読み易いし、なんというか、すごく面白いのです。(あぁ語彙力よ……)

このお話も、大枠では大人向けのファンタジーなのでしょうけど、ほとんどの部分は超現実的なお話、メッチャ社会派なんです。

なのに、非現実なオカルトっぽいホラーになっていて、これが圧倒的な筆力で書かれているので、なかなか怖いんです。

どうやって終わるのかな、と思ったいたら、冒頭部からの繋がりから、ほんわかと和むような昔話のようなオチ。しかも、伏線を見事に回収。

この三題から、よくこんなお話思い付くなぁと、羨ましくさえ思えます。

感動しました。


2023/01/17 20:29

櫟さん、お邪魔します。ご無沙汰しております。といいつつ、こちらやnoteは頻繁に拝見しているので、一方的に毎日お見かけしているような不思議な心持ちです。


『雉も鳴かずば』お読みくださり、ご感想までお聞かせいただいてありがとうございます!

「めっちゃ面白かった」とのお言葉、とてもうれしいです! 定点観測で変化のないお話なので、退屈と感じる方もいらっしゃると思います。なので「演劇の舞台を観賞しているような」と好意的に評価していただけてすごくホッとしましたし、感激です(〃ω〃)

過去の私怨を昇華させました(笑)


『形のない音楽』拝読しました。

いやもう、すごいわかる……! と共感しまくりです。創作に携わる人間のだれしもが一度はこの経験があるのでは? と思わずにはいられません。

もちろんわたしもあります(汗)

櫟さんのテーマのチョイスの鋭さと、ポール・マッカートニーのエピソードの説得力たるや。あのポールですらこの現象に悩まされた過去があるなんて驚きです。

物語としても抜群に面白くて引き込まれましたし、ラストの一文がまた、ああ……迷宮に……。


この完成度の高い作品を短時間で書き上げられたという事実に感嘆するばかりです。さすがです。

またノベルデイズでも櫟さんの作品を拝見できてすごくうれしいです!

お身体、ご無理のないよう、どうぞご自愛くださいませ(*´-`)

2023/01/17 20:35

桐乃さん、ご訪問ありがとうございます^ ^

『形のない音楽』をお読みくださり、ありがとうございます(涙)


音楽に焦点を絞りましたけど、仰る通り、創作あるあるですね。

もっと言えば、ちょっと似てる部分だけを切り取って、「パクリだ!」と騒がれることもありますので、情報とかエンタメの飽和は創作の敷居を下げつつも、やり難くしている面もあると思います。

(54字の物語なんて、似たようなネタが沢山転がっています)


本を読まない人は書けないし、音楽を聴かない人には作曲出来ないように、基本的に、創作は誰でも知らず知らずのうちに模倣から入りますので、既存の作品に感化されることはごく当たり前のことでして、どこからがオリジナリティなのか、どこまでが「剽窃」になるのか、特に音楽では判別が困難だと思います。


西乃狐さんの作品の感想にも書きましたが、ブラームスはベートーヴェンに心酔しており、交響曲第一番の四楽章なんて、ベートーヴェンの第九にそっくりなフレーズが出てきます。

「真似た」とか「影響受け過ぎ」なんて言われ続けている作品ですけど、個人的にはパクリでもオマージュでもなく、ベートーヴェンのシンフォニーに感化されまくった挙句の必然だったように思っています。

あのスタイルを継承しようにも、出来ることはベートーヴェンがほぼやり尽くしていたので、何をやっても何処かしら似てくるのは当然、という意味です。

実際、ブラームスの残りの二番から四番までの交響曲は、実にブラームスらしい作品で、ベートーヴェンの呪縛から完全に解けた感じなのです。


すみません、メッチャ話が逸れてしまいました(大汗)

2023/01/18 10:29

【死亡予行演習】四阿壮さま


これは、ネタバレ抜きには上手く語れません。

ここまでも、基本的に「独り言」というスタンスですので、なるべく配慮はしつつも、ややネタバレ気味のことを書いた作品もあります。

でも、今回はガッツリ書きます。

鮮やかなフィニッシング・ストロークをくらいました。

ホント、お見事なぐらい、最後の最後に感情が反転するのです。

ずっと、先輩のことを……と思っていたのに、実は先輩のことが……というどんでん返し。

ちょっとしたホラーでもありますね。




【ガフェ】不二原光菓さま


圧巻です!

もう、参りましたとしか。

あまりの素晴らしさに言葉を失いました。

時空を跨ぐ歴史絵巻、現実と幻想の狭間の夢現の世界、古風な日本の古典的な情緒に異国の王子、全てのミスマッチが絶妙に組み合わさって、独特の世界が築かれています。

ワクワクするようなストーリーも、丁寧な描写も、魅力的なキャラクタも、絶妙な構成も、全てがパーフェクトではないでしょうか。

お題の一つのコーヒーが、物語の演出で効果的なアイテムになっているのも上手いなぁと思いました。黒豆の汁^ ^




【秘めたる愛の証】館横ななめ


しっとりと読み聞かせるかのように、丁寧に紡がれる序盤から、一転して過去のドラマチックなお話に釘付けになりました。

もう、それだけでも十分に面白いし、満足なお話です。

なのに、最後の最後にぶった切りました。(笑)

そうか、冒頭に「警察の鑑識員登用試験に合格」と書いてあるので、アッサリと指摘出来たのですね。

これも、なかなか秀逸なフィニッシング・ストロークと言えるでしょう。

でも、読み終わってしばらくすると、お婆ちゃんの突然のキャラ崩壊は……確かに、私は笑えましたし、衝撃的ですけど、『ルビンの壺が割れた』と同じで、キャラのイメージを急変させる驚かせ方は、個人的にはあまり好きではありません。

2023/01/18 10:51

【ひとりぼっちのコーヒー】在田良夢さま


ほぼ一元視点の三人称と言っていいでしょう。だからなのか、静謐で淡々と流れる文章だけど、「彼女」に感情移入し、ふつふつとした「滾り(たぎり)」を抑え込んでいるように感じます。

少しずつ、彼女の過去に何があったのか、読者は知ることになるのですが、何とも言えない悲しみや不安感、そして、やるせなさに、読んでいて辛くなってきます。

おそらく、彼は……という予感。

このまま読み進めるのが悲しくて、でも見届けたくて……最後まで読み切りました。

あらゆる感情が、ジワジワと押し寄せてくる後読感です。




【ドリップ】田辺すみさま


尊敬する先輩が、社会的に落ちぶれていくのと対照的に、私はそれなりの結果を残しながら、順当な社会人として成長している。

でも、学生時の関係性って、特に女性同士だと親しくなればなるほど変わらないこともあります。

逆に言えば、いつになっても、どんな境遇になっても変わらない関係って、とても尊いものだと思います。

挫折した先輩も、色んなしがらみから解き放たれて、本当の自分と向き合え、幸せに生きている、そう思いたいです。

ドリップ……すごく素敵なタイトルだと読後に思いました。

2023/01/19 15:08

【そのコーヒーはどんな味?】佐久田和季さま


最初、有名なドラマがモチーフで、私には理解出来ないのかも、と思いきや、架空の世界での架空のドラマでしたね。

そして、架空の有名なシーンやセリフがポンポン飛び出して……入れ子細工のような凝った構造、全部フィクションでアンリアルなのに、いつの間にか、入れ子細工の一番外側は現実の話のように錯覚してしまうという、すごく楽しい試みだと思いました。

ストーリーも面白いし、コーヒーに関する専門用語も、言われてみれば色々あって、その使い方がいちいち笑えて、ホント楽しいお話でした。


黒田君もツボりました。で、彼のおかげでいつしか金融や経済の話になって……この話の大きな展開力は、佐久田さんの持ち味ですよね!

こういうお金の動きって、知れば知るほど面白いと思います。

数字は嘘をつかないけど、嘘つきは数字を使う、なんて言葉もありますが、経済も金融も数字で判断する世界、嘘も誠も数字で見せられるからこそ、その裏にある真実を探る世界ですよね。

知識と経験と情報を駆使して、でも最後は「勘」も頼りにして、考えをまとめるしかありません。

「勘定」って言葉の由来も、この辺りからきているそうですね!

私も、多分今の仕事していなかったら、数字を使う詐欺師になっていたと思うので、後半は興味深く読ませていただきました。

2023/01/19 15:08

【大学通りの殺人事件】山岸マロニィさま


『川淵盧壇は解らない』を読んで以来、マロニィさんの作品の大ファンなのですが、その魅力は堅めの重厚な文体なのにどこかユーモラスで、キャラもストーリーもよく作り込まれているところだと思います。

その上で、ちょっとした小細工などの小技も秀逸。

ここで言うのもなんですが、マロニィさんと銀狼さん、西乃狐さん、若奈さん、しげのぶさん、私好みの作品を書かれる方で、筆力も相当すごくて、密かに応援しています。(密かじゃなくなったw)

でも、この作品は、ユーモア要素なしの直球のミステリでしょう。予想外の犯人から恐ろしい結末まで、僅か2,000文字でここまで話を作り込めることは、純粋にスゴイとしか言いようがありません。

最後の◯ー◯ン◯の香り、推理小説にはよく出てくるアレですね。

バーモンドカレーじゃないですよ。



【ロカさんの息子】chaconneさま


多分、コレは実話がベースになっていると思います。そこに装飾して、「家族」に焦点を当て、物語を創り込んだ作品でしょう。

銀狼さんもレターに書かれておりますが、僅か五枚とは思えない内容です。

chaconneさん特有の、短文で矢継ぎ早に鋭く切れ込む文体で進行しますが、テーマが大き過ぎて2,000字にまとめ上げるのは大変だったのではないでしょうか。

悲しさとほろ苦さ、そして虚しさと切なさ、色々な感情がごちゃ混ぜになって襲ってきました。

読み応えは十二分、すごく重くて深いお話ですので、これから読まれる方は心して向き合って欲しいと思います。

三題噺ってこと、忘れて読んでいました……。

2023/01/19 16:15

【いたずら】音野内記さま


すごく良かったです。ジワっときました。

ハートウォーミングなお話ですね。

笑うって、色んな意味で素晴らしいこと。笑いを忘れた生活は、どこか虚しく感じます。

私も、どんなに辛いことがあっても、いつも笑顔でいたいと思っているので、すごく心に響きました。今回の三題噺で(私が読んだ中で)は、一番ハートフルなお話だと思いました。



【女子な単語をどれでも全部並べて】宮島壮永さま


私、この方の作品も、目に止まったら必ず読むようにしています。トリッキーで楽しくて、計算され尽くしていて、毎回感心するのです。

この作品も、三つのお題をイレギュラーな使い方で消化していますが、物語は王道、でも、やっぱり宮島さんの個性全開で、ついニヤニヤしちゃうオチ、話の運び方もとてもお上手ですし、何とも完成度の高いエンタメ小説だと思います。楽しかった!


2023/01/21 09:28

【続きを教えて】秋谷りんこさま


いやぁ、これはお見事ですね!

星新一っぽい王道のショートショートと言えるでしょう。

率直に言ってしまいますと、真新しさはない、と言うか、散々出尽くした感のあるパターンのお話なのですが、筆力と表現力が素晴らしく、吸引力のある文章なので、最後までまんまと読まされてしまいました。

やっぱり、ネタありきのお話でも、きちんと「ドラマ」を書くと締まりますね。

初読みの作家さまでしたが、他の作品もチェックしてみようと思います。




【川沿いの道】morecharmy0915さま


感動しました。

この方は、今は非公開になっていますが、以前『推理小説』という長編を連載されており、更新をすごく楽しみに拝読しておりました。

この『川沿いの道』も、アンニュイで気怠い雰囲気と女性の内面に潜む感情の吐露、悲しい恋愛など、『推理小説』と少し似通ったテーマも散見されますが、2,000文字の縛りが好転して、無駄を排除した必要最低限の情報で綺麗にまとまっているように思いました。

(長編の『推理小説』に無駄があったという意味ではありません)

若さとの対比、理想や憧れに突きつける現実……この年代の女性の一回りの年齢差を、リアルに表現されていると感じました。

2023/01/21 09:29

【憧れの人】しおむすびさま


若い時は、ちょっとしたキッカケで人を好きになることもあり、そこから勝手な想像とか妄想が広がりますよね。でも、知れば知る程、現実と空想の差異を突きつけられ、ギャップでますます好きになることもあれば、ガッカリすることもあります。

前者の場合は、好きな人の好きなモノに興味を持ったり、逆に自分の好きなモノを知ってもらいたくなったり、とヤキモキしながらも楽しい恋愛に発展しますよね。

そういう探り合いの時期って、恋愛で一番楽しい期間なのかなぁと思います。

このお話は、まさにそんな時期にスポットを当てた、幸福感いっぱいのお話で、読んでいても気分が高揚します。

懐かしいような、羨ましいような。


そして、最後のオチ!

このオチがあることにより、ショートショートっぽく締まったと思います。

言葉は悪いですけど、「チャンチャン♪」ってキレイにまとまる感じです^ ^


でも、かく言う私も、昔好きだった人の影響で、バンドをやるようになりました。

その人は、すぐ飽きて(と言うかセンスなくて)一年弱で音楽やめたのに、感化された側の私がそのまま音楽業界で生きているのですから、全くの作り話とは思えない身近さも感じました。

2023/01/21 09:30

【コーヒーフィッシュ日和】南ノ三奈乃さま


この作品、キチンと感想を書いていなかったので、改めて書こうと思います。

と言っても、皆さんが寄せているレターを読ませていただくと、私が感じたことはほぼ書かれておりますので、あえて別の切り口から書かせていただきます。


実は、最初に読ませていただいた時、大昔に見たコッポラ監督の「ランブルフィッシュ」という映画を思い出しました。

主演はマット・ディロンとミッキー・ロークで、ダイアン・レインも出演しているという豪華キャストの映画ですが、ちょっと退屈な映画でもあります(汗)

そんな退屈な映画を思い出すなんて失礼な話で申し訳ないのですが、思い出したのは映画のストーリー(南ノさんの作品と全く似ていません)ではなく、美しい映像の雰囲気なのです。


この映画は、実はモノクロ映画でして、象徴的に出てくるランブルフィッシュ(闘魚、ベタのこと)だけがカラーで表現されているのです。

『コーヒーフィッシュ日和』も、私の中ではトリュフォーのヌーベルヴァーグのように脳内ではモノクロで映像化されたのですが、椿だけがカラーで映ったのです。(コッポラはヌーベルヴァーグではないのですけど)

それだけ鮮やかで、物語の象徴的なモチーフに感じました。


あとは、モノクロの映像にカラーの椿という視覚効果だけでなく、雨とコーヒーのドリップの音が通奏低音のようにずっと流れているように感じ、耳からの刺激も心地よいのです。

詩的な美しい文章で綴られるうら悲しいストーリーも、咲いたまま突然ポトリと落ちる椿の花が、悲しみも切なさも呆気なさも、鮮やかな記憶として全てを表現しているように感じました。

取り留めのない文章になってすみません(大汗)

2023/01/21 09:33

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