【雉も鳴かずば】桐乃さん
さすが!演劇の舞台を鑑賞しているような、一つの場面だけで織りなす「断片」のような物語ですね!このシーンに入る前に、長いドラマがあったでしょうし、このシーンの後も、もっとすごいことが起きそうで、しかもそれが数パターン想像出来て、絶妙な部分を切り取ったという感じです。
そして、こういう男にずっと引き摺られつつ、あるタイミングで急に目が覚める瞬間、女性なら、ことの大小はともかく、一度は経験したことがあるかもしれませんね。胸スカものでもあるし、強い共感もありますし、エンディングのなんとも言えないソワソワ感……どっちに転ぶのかなぁとハラハラしながら、頁を閉じました。めっちゃ面白かったです!