そうだね。俺たちも、小説で、頑張ろう。

そうしますから……、

はい、もういいでしょう、淳虎さん。とっとと、帰って、書いてください。応援の言葉は、これで終わりです。

私からもお願いします。

たとえ、いつも同じ衣裳と髪型の、地味な女性主人公に描かれても、私も我慢します。

長生きして、ちょっとずつでいいですから、優しい読者様たちのために、貢献を……、小説を書いてください。


彪様、私たちも、この『小部屋』から、頑張って淳虎さんに力をお貸ししましょうね!

じゃあ、まず俺から。


淳虎さん、これからも長生きして、たとえ少数派であっても、読者様を大事にする創作者でいてくださいよ。

……そのためには、まず、書きなさいよ、小説を。

今書いている情景の影響でしょうか?

なんだか荒れていますね……。

それはともかく、私たちから、応援の言葉を。

へえ、なるほどね。

……誕生日?

いくつになったの、あの虎。

それはですね。

淳虎さん、実は、今日が、お誕生日なのですって!

だから、そのお祝いも兼ねて、私たちが応援して、さらに執筆に精を出していただこうと、そういうわけなのです。

応援?なんでまた?

しかも、こんな時間に。

一応、まだ勤務中だよ。

彪様、彪様。こんな時間にお呼び出ししてしまって、申し訳ありません。

実は私、作者である淳虎さんを応援したくて。

それで彪様をお呼びしたのです。

私も、読者の皆様が、この小部屋にいらしてくださるのを、楽しみにお待ちしております。

そして、本編でも、早くお会いできることを、祈って。

それでは、また、すぐに。……お会いしましょう。ごきげんよう。

お姫様に妙な好奇心をつけないでよ、淳虎さん。

……まあ、この程度ならいいけど……。


それじゃ、俺たち、帰りますからね。しっかり書いてくださいよ。


読者の皆様!いつもありがとうございます!

作者の淳虎さんの尻を叩いて、書かせますので、それまでは、またこの『小部屋』でお会いしましょう!!お待ちしております!

お願いします!

……それでは、小説に早く戻りましょう、彪様!

わかってますよ。

今回の話は割とシリアスなので、出てくるかどうかはわかりませんが、いずれは。

私も見たいです。

淳虎さん、早く書いてください!

……こんなところで、油を売っている場合ではありません。

面白かったよ。奇術師みたいで。

……『厨房部』の人って、すごいことができるんだね。

まだ、ないそうです。今後書く予定なのですって。

私も知りませんでした。どんな乗り物でしょうね??

小説に、そんな描写、あったっけ……?
ああ、ありゃ、『食糧省・厨房部』からの、宮殿への出前です。誰か、『厨房部』に、ご飯を注文した人がいたんでしょう。

それはあるかもしれないけど。


……まあ、いいや、それで、『天地界』及び『街』『城内』では、大体の移動手段は、馬車、ということで、いいのかな??

……あれ?でも、この前、なんだかよくわからない、二輪の乗り物に乗っていた人が、何か大きな箱を片手に持って、城内の宮殿に入っていくのを見たけど……。

し、しかし。キャラクターの背景を知りたいと思うのも、読者様心理の一つでは??

まーた、現実逃避していたんですね……。

途中、余計な挿話を入れたりするから、話が混乱するんだよ。

シリーズ第4作のネタを思いついた、とかおっしゃっていませんでしたっけ?

その前に、まず、2作目を完成させた方が、よろしいのでは?

……先の長い、話だなあ……。

まあ、俺たちは、急いでいないから、いいけど。

そんなことより、淳虎さん、昨日は、原稿書きに悶絶していたけれど、その後、大丈夫なの?

出版社様しだいです。今年冬から、来年にかけて、何かイベントがあれば、そこで発表するつもりです。

あ、あら、申し訳ありません。

それでは、このお話は、いつ公開されるのですか?

暎蓮様、ストップ!

その話はまだ、未公開原稿なのです。公開されてから、お願いします。

旅に出るときの『足』と言えば、本編の『玉雲国物語』第3作では、

街にも馬車はあるけれど、王宮のものみたいに立派なものじゃないから、乗り心地が悪いんだよ。同じ方向に行く人は、乗り合いになったりするしね。しかも、結構、運賃が高いんだ。

その点、宮廷ゆかりの馬車は、豪華だし、座席もやわらかくて、長時間乗っても疲れないね。

そうですね。

扇賢様のように、鍛えられた脚の方なら、別なのでしょうけれど。

旅に出るときにも、地上では、たいてい、馬車を使いますね。

シリーズ第1作目で、妖異を探して、城内をてくてく歩かされたけれど、あれはちょっと、『邪気』で場所を発見できないと、無理があったよね。広すぎて、俺たちの足じゃ、何日もかかりそうだった。
はい。城内の移動でも、城は広すぎるので、たいていの貴人は足代わりに馬車や馬を使いますね。
『玉雲城』から、この『小部屋』に来るまでに、結構な時間がかかるけど、お姫様は馬車を利用しているよね。
おはようございます、彪様。
おはよう、お姫様。

皆さん、またすぐに、この『小部屋』でお会いしましょう!


お待ちしております!


私からも、お願いします。

早く読者様たちにお目に書かれるのを、楽しみにしておりますので、もう少し、お待ち下さいね。宜しくお願いいたします。

……それでは、また。ごきげんよう。

そうだと思うよ。淳虎さんの、たまったうっぷんを晴らすために。

まあ、いいや。読者様たちに会えるのも、楽しいしね。


読者の皆様!毎日毎日くだらない喋りで済みませんが、淳虎さんも、一応書き続けてます。温かい目で、見守ってやってください!お願いします!

そうですね……。

もっといろいろしゃべりたいところですが、今日はこの辺にしておきましょうか。

どうせ、またすぐに、この『小部屋』に呼ばれるのでしょう、私たち?

……て、あんたが言わせたんでしょうが、途中まで。まったく油断ならない……。

まあ、いいや、この辺にしておこう、お姫様。

淳虎さんが執筆する時間が無くなる。

カット!

それ以上話してはいけません、ネタバレになるでしょうが。

それがモットーなんだから、その辺は大丈夫だと思うけれど……。

あれ、悲しいというより、切なかった気がするよ。大体あの……

ところで、次の作品も、最後は安泰で終わるのでしょうか?

なんだか、昨日あたり、ひどく悲しい情景を書いているところを見たのですけれど。

心配です。

は、はは……。

あ、ありがとう……。

な、なんだか、二人でいると、照れてしまって、だめなのです。

それよりはこうして彪様とご一緒にいたほうが、私としては、楽です。

いろいろ二人で話したいこともあるんじゃないの?本当は。

そうです。

昼間はお互い、お仕事がありますから、空いた時間に、こうして練習するわけです。

そういえば、この前の宴の時の合奏は、見事だったよね。あれを、練習するんだ。
笛の練習をしたり、扇賢様がいらっしゃっているときは、二人で合奏をしたりしています。あの方は、音楽がお好きですから。

寝てるか、次の日の仕事の日程を確かめているか、どっちかかな。それによって、新しい『術』を考えたりもしないといけないから。

お姫様は?

私もです。

……ところで、彪様は、夜のお仕事がない時は、お部屋で何をなさっているんですか?

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