はいはい。……じゃ、またね。

今回の〆。

まだ、未決!!ご意見、アドバイスがあったら、宜しくお願いします!!

junnko0000

……はあ。……で、今日は俺たちになんの話をさせたいの、淳虎さん?
いわゆる、『敵』についてってやつを……。
そういえば、毎回苦労しておいででしたね。
『天地界』における『巫覡』の『敵』っていうと、たいてい『邪念』や『霊体』だからねえ。まあ、戦に出れば、『呪詛』もするんだろうけど。
でも、今回の敵は、一応、もう考え付いたと、おっしゃっていませんでしたか?
ああ、あれね。思いついたはいいけど、対決の前にも、さんざん『術』を使わされて、俺は今も、結構しんどいよ。……お、お姫様が、俺に『神気』を送り込んでくれたから、何とか気力がもったけれど。あ、あのときは、ありがとう。
いいえ。私には至近距離での戦いは無理ですから、後方から彪様を援護します。……それにしても、彪様、新しい『術』が、また一つ練丹できそうですね。
『術』の練丹っていうのも、結構頭を使うね。どんなことをやりたいか、で、『術』の質が、大きく変わってくるんだ。それに応じて、『聖気』の消耗度も変わるんだけど。『敵』の能力によって、こっちもいろいろ考えさせられるよね。
その『敵』について、考える・・・・・・いわゆる『ネタ』というものでしょうか、それが、淳虎さんの悩みの種のようですよ。
俺とお姫様の『見せ場』を作るために、考えているわけだね。……それにしても、お姫様は、さすが『傾国の斎姫』だけあって、よく『敵』に狙われるよね!
暎蓮様には、そうした『引力』のようなものがある、という設定なので……。

わ、びっくりした!……いたの、淳虎さん。

ま、それはいいとして、今回の『敵』には、俺は、なんだか、引っかかる部分が多いんだよね。

何かを感じる、ということでしょうか?

そう。最初に現れた時から、なんとなく……。……これ以上は、ネタバレになるから、やめよう。

とにかく。『巫覡』としての俺たちの『敵』には、限定枠がある、ということで、いいかな?

そうですね。その中で、いろいろ考えるのですから、淳虎さんも、案外、大変なのかもしれません。でも、頑張っていただかないと!

……淳虎さん、そろそろ、原稿用紙に向かっていただいて、いいですか?

は、はい!……どこからか、ネタを補充しつつ、いろいろ考えて、書きます。頑張ります!
どうでもいいから、あんまりお姫様を危険な目に遭わせないでよ。
それはわかりません。小説ですし、……それに大体、君は暎蓮様の『最大の術者』でしょう、頑張ってくださいよ。
そ、それは、もちろん、頑張りますよ。それが俺の仕事なんだから。……ああ、もういいから、早く帰ってください。俺たちも、帰ります。……行こう、お姫様。

はい。

それでは、淳虎さん、頑張ってくださいね。

それから、読者の皆様も、私たちも頑張りますので、宜しくお願いしますね。

……それでは、今回のところは、ごきげんよう。

というわけで、今回の〆!

二人の会話は、不定期に、まだまだ続きます!

宜しくお願いします!

junnko0000

いらっしゃいませ、読者様。

それと、彪君、暎蓮様も、ようこそ。

淳虎さん……あんた、毎日、俺たちを呼んで、くだらないことをしゃべらせているけれど、本筋の小説の方は、はかどっているの?

そ、それはもちろん、鋭意執筆中ですが。たまにはこうして、息抜きしたいのですよ。

たとえそれが、あなたの言うところの『くっだらねー会話』であろうとも。

俺、そこまで汚い言葉づかいで言ったっけ??

……まあ、いいけど。……それで?今回はなにが主題なの?

今回の主役は、暎蓮様です!・・・・・・暎蓮様に、ご自身の趣味について、語っていただきたく思いまして。
お姫様の趣味は「料理」だって、あんた、自分で作品の中で言っていたんじゃあ。
もっと詳しいことが知りたいでしょう!あなたも暎蓮様の、いち、ファンとしては!
ま、まあ、そうだね。お姫様のことは、俺も知りたいけれど。……お姫様、どう?……話してくれる?

ええ。構いませんが……。まず、趣味が「お料理」なのは、本当です。扇賢様や彪様、お仲間の皆様に、おいしい手料理を召し上がっていただくのが、うれしいんです。

でも、今は、お料理の中でも、お菓子作りにいちばん凝っていますね。

彪様とご一緒にいる時間が長くなったからです。お仕事の合間、午後の休憩時間のお茶の時などに、彪様に召し上がっていただくお菓子を作りたくて。……こういってはなんですが、扇賢様は、なんでも、丸呑みするように召し上がられてしまうんですが、彪様は、私が作ったものを、ちゃんと味わって召し上がってくださるのです。その時の表情で、うまくいったかどうかがわかるのが、うれしくて。
…………。お、お姫様の作るお菓子は、庶民の出の俺には珍しいものばかりだしね。それに、実際、……おいしいし。
なるほどー。暎蓮様なりの、彪君への愛情のこもったお菓子なんですね。
はい。だって、私、彪様のことが、

お、お姫様、そのくらいで!!

……淳虎さん、あんたも、余計なことを言わないでくれよ。

は、話を変えよう。

……ほかに、趣味はないの?お姫様。

絵本を読んだりするのが好きですね。私の知らないことがいっぱい、書いてあるんです。それが珍しくて。それと、扇賢様のお部屋にある書物を借りたりするときもあるのですが、殿方のお読みになる本は、難しくて。筆跡も、女性の私には、読みづらいんです。
ああ、扇様の部屋にある本は、ほとんどが男性作家の本だしね。それと、宮廷音楽や舞楽、歴史、武術、戦術の指南書みたいなのばっかりだから、女の人には、見慣れないものばかりかもしれない。……でも、あの人、結構物語も読むんだよ。
まあ、本当ですか?それは知りませんでした。
いわゆる、人気作家の本も、読んでおかないと、世相がわからなくて、それがひいては、政治の乱れにつながるからだってさ。……王様になってからは、あの人なりに、努力しているんだよね。『陽天宮』内の図書室に、よくいるところを見るよ。
それは……感動です!今度、そのことを称えて差し上げないといけませんね。
お二人とも、いいから、暎蓮様の話を。……ページ数がないので。
ああ、じゃあ、最後にもう一つだけ、趣味をあげるとしたら、なに?お姫様。

そうですね……。これは、お仕事とかぶってしまうのですが。

いわゆる、「飲酒」です。

い、「飲酒」……。まあ、俺たち『巫覡』は、『天帝』様のために、自分でお酒を作ったり、儀式のために飲んだりしないといけないからね。わからなくもないけど。
あら、彪様はまだお若いからご存じないのですね。……多少酔っていた方が、『邪念』に打ち勝つ力がわくっていう説も、あるのですよ。お酒の力で、『聖気』が解放されるからかもしれませんね。

そ、そうなの?知らなかったよ。じゃあ、次に戦うときは、酒瓶を懐にっ……て。俺がやるのも、どうもね……。


ま、まあ、ともかく、お姫様の趣味の大体は、これでわかったでしょう、淳虎さん。

そろそろ、帰ってもいいかな?

ページトップへ