結局、原稿用紙の使い方に準じるので、私が習った40年前の基準です。
　改めて調べたら、
　「」の後の行は、下げなくていいようです。下げてダメではないですが、必ず下げなくてもいい。と、いうことです。

　私が習った頃は、「」はこれで、一つの段落として完成していますので、次に来る文章は新しい段落とみなし、一字下げるのです。
　ところが！
　NHKの作文の書き方を見たら、下げなくていい、となってましたので、下げなくていいんですね。

　それと、最近見るようになったのが、記号が、文章の冒頭に来る状態。
　↓
「？　そんなこといったっけ」
　
　みたいな使い方。基本、これはだめですが、誰かが使い始めて、今、だれも言う人がいません。これ見るたびに、私の中ではもやもやしてます。
　「!?」も、！が最初で？が後。と、順番が決まってます。厳密にいうと「?!」は間違いです。縦書きでも!が左、?が右に書きます。が、これも、根拠がないのでどっちでもいい感じです。


　厳密に、「一(いち)」と「―(ダッシュ)」は違うので、表示に問題があることはありますが、文脈と合わせて、まず、間違えることはありません。
　ひと晩、ふた晩の使い方は、「一晩」でひとばんと読ませる熟語なので、横書きでも「一晩」ですが、数字の部分をひらがな書きにすると、まず、間違いがないと思います。
　いち、に、さん……、と、読ませるときは数字、ひと、ふた……、と読ませるときは漢数字、あるいはひらがな、で、okだと思います。

　いろんな人の言い分を聞けば、文頭がガタガタするとみにくい説がありました。が、私は、あまりにフラットすぎるほうが見にくいです。
　四角い文章の塊がどーん！　と、あっては、読みにくいよりも、意味がとりにくい。
　どこまでが同じ場面の文章で、どこで場面転換してるのかがわからない。

「…………」
　と、いった。
　　↑ここには、省略されている言葉があるので、句点で区切るのだと習いました。何が省略されてるのかはわすれました。ただ、これを気にする人はほぼいないので、ここはあってもなくてもいいのかな。



　何が正しくて、何が間違ってるかよりも、文章に統一感があることが一番重要なんだと、個人的には考えています。
　なので、その酒はアルコールじゃなくてジュースだろっ！　って話には食いつくけど、段落わけがされてないとか、句読点がどうとか、記号が何とかって話はスルー出来ます。

　でも、お金もらって書いてる人の文章は、校正に頼っちゃだめだと思うんですよね。そこまでがお金でしょ。って。


　そら○さん？