失礼します。
異性間・同性間の違いに関わらず、恋愛を「互いを尊敬し、尊重し合うもの」だとすれば……。
たとえば『少年向けスポーツ漫画』で女性の人気が出るのも、チームメイトやライバル、あるいは師弟という関係の中で、その相手にしかない何かを見いだして尊敬する、ちゃんと向き合って尊重する……そこに恋愛に似た構図を見て、スポーツの勝敗とは別種のカタルシスを覚える、ということはあるのかもしれませんね。
女性向けのハーレムものをやるならば、相手を単なる性的欲求の対象として見るとか、下に見るとかいうことをなくして、対等な一個人として描けば嫌悪感は薄れるのかも。
ちょっと偏った言い方をすれば、男性向けハーレムでは、相手のルックスへの描写であったり、また、男性のほうが(身分や知能や腕力などの面で)上であるように描く、女性は弱くて守られるべき存在として描く、みたいなことが多いような……。(それが悪いかどうかはまた別として)
……なんて書きながら思ったのですが、このハーレム描写の差、『友情』に置き換えてみたら分かりやすいのかも?
『女性向けハーレム』を、恋愛でなく友情に置き換えて性的描写を除いたら、それぞれの関係は結構しっくり来るのでは……。
一方で、『男性向けハーレム』を友情に置き換えたら……モノによってはちょっと嫌な感じになるような……「おれのほうが上だぞ」感が出たりして。
女性が『友情もの』から恋愛を連想しやすいのだとしたら、その逆、『恋愛もの』を友情にひっくり返したとき、嫌な感じが出ないような関係性で描くと受け入れられるような気もしてきました。
すみません、あまりバックデータもなく思いつきで書いてますが……。