>異性向け作品
男性にも好みが色々あるように、女性にも好みが色々あるので一概に「これが正解」はないと思いますが、多くの男性はビジュアル的な想像を膨らませる面白さを追求する傾向があり、女性はキャラクター間の心理描写を重要視する傾向が強いように思えます。
例えば男性向け世界観のジャンル(例えばロボットものや変身ヒーローもの)ではそのアクションや設定に男性は興味を持ちます。
そういう男性向けの作品にも根強い女性ファンが居るのは、世界観に惹かれているのではなくキャラクター関係に惹かれているからだと思います。
ぶっちゃけジャンルはどうでも良くて、キャラクター間のイベントを後押しするためのエッセンスです。
要は世界観だけを押し付けるような作品は女性は敬遠する傾向にありますが、しっかりと細かいキャラクター描写もしていれば自然に女性ファンも付いてくるものだと思います。
ただ安易に男女のロマンスを描くのは価値観が異なる場合が多いので、男性が作品を作る場合は友情をメインにした方が女性ファンは付きやすいじゃないかな。
これは男性視点では逆の傾向になると思います。
女性が描く場合は友情よりも恋愛を描写した方が、男性は案外喰い付きやすいと思います。
女性は恋愛観にシビアで、むしろ異性の友情観を知りたいと思い、男性は逆に友情は結構軽い扱いでくどすぎるのを嫌う傾向にあり、そんなことより異性の恋愛観を知りたいと思うからだと思います。
無難なのはお互い異性キャラよりも同性キャラを細かく描くこと。
別に異性の立場になって考える必要はないと思います。むしろリスク高いです。
男性が女キャラだらけの物語を描いた時、しっかりキャラクター描写しても女性読者からみたら「こんな女いねぇよ!」と反感を買うことが多いです。
逆に女性が男キャラだらけの物語を描いた時、「こんな女みたいな男いねぇよ!」って思うでしょう?
同性にはウケると思いますが、異性からは敬遠される傾向が強いです。
素直に男性が男キャラだらけの作品を描いてもBL描写は無理に入れる必要はありません。
しっかり友情を描いていれば読者が勝手に妄想する、それが一番いいと思います。
ただちょっとした仕草でどうとでも受け取れる描写があると嬉しいんじゃないかな?
ジャンプ作品とか、女性ファンの多い男性向け作品はほとんどそうだと思います。
作者もわざとらしく狙ってるわけじゃないはずです。