たまに無性にインスタントラーメンを食べたくなるとき、ありませんか。
きちっと出汁をとったりした手料理よりも、ジャンクフードが食べたくなるとき。
そういうときの為に、ラ王の味噌を用意しておくんです。
ラ王は麺が違うんですよ。
ノンフライ製法により、インスタント麺は飛躍的な進化を遂げている。
でもいくらラ王とはいえ、インスタントであることに変わりはないので物足りなさは感じてしまう。
しかしインスタント・ジャンクには手軽さというのもまた重要な要素。
包丁を取り出してネギをトントンと……なんてやる気力があるならもっとちゃんとした料理を作るってもんです。
だからここに一手間とも言わない……半手間、0.1手間で手を加えます。
用意するのはチューブのショウガとニンニク。
これを器にチュチューっと入れて、スープと一緒に混ぜます。
香るニンニクミソショウガの香り……。
茹で上がったらその器にお湯と麺を注ぎます。
スープは茹で汁とべつにすると上手い、という話もあるんですがそんな手間をかけてられません。
ただし汁は少なめに。
スープが濃縮され、塩分と脂のダイレクトアタックを受けます。
ここでかき混ぜ……そして最後の一手。
チーズです。
ピザに乗せるような細かい溶けるチーズを20~30gほど。
決して多すぎてはいけません。チーズの食感だけになってしまいます。
あくまでも麺と絡んだチーズの食感……!
これが大事……!
また、混ぜすぎてもいけません。
チーズが溶け出して、チーズスープになってしまいます。
あくまでも固形のチーズが必要。
そうして食べる。
化学調味料とチーズの合体は、味の暴力。
不健康の味がします。
そして半分ほど食べた所で……悪魔的発想。
ごはんの投入です。
多すぎるという人はごはんの量を調節しつつ、残す勢いでもいいです……。
ここでごはんを入れることで、チーズリゾットのような味わいが出るのです。
味噌チーズニンニクショウガリゾット麺……。
当然こんな物を食べるのは深夜以外にありません。
寿命を食べるような背徳感が合わさって、めちゃくちゃにキマるヤバイ飯です。
毎日食ったりすると背徳感が薄れるので、月一とか年一とかの方がいいです。
背徳飯……。