日々ログ

短編小説「崩落するわたしの不在証明」を投稿しました。読んでいただけると嬉しいです。僕の場合、女性主人公の方が距離を取れて一人称を書くことができます。この「崩落する~」も、その点ではうまく描けた気がします。NOVEL DAYSさんではこれで三作品目で、全部女性主人公ですね。執筆中の次の長編は男性主人公なので、「崩落する~」を読み返して、少し不安もあります。次の長編は「風説迷宮」よりも生々しさがあるので。それも男性主人公だからかな、という気もします。まだ発表してない作品について語るのもおかしいかもしれないですが、次は毛色が違う作品を出すよ、ということについての言い訳です。しかし僕は、エンタメをなんだと思っているのか、自分でもわかりません。僕がやってることは、突き詰めていけばヘンリー・ダーガーに至れるかもしれませんが、ヘンリー・ダーガーをお手本にしても仕方ないので、あまり考えないようにしています。いや、偉大なダーガーの名前を出すのもおこがましいか。ああ、美術史も勉強したいなぁ。美術の流れもよくわかってないですからね、僕は。話を戻しましょう。今回投稿した短編は5000文字くらいの短いお話です。「現実崩壊SF」をやろうと思ったんですが、あまりトリッキーなことやる気分でもなかったので、淡々と崩れていくお話を描くこととなりました。僕がOLを書いたのは生まれて初めてです。いつもレールから外れちゃったひとばかり書いてるので、書いていて新鮮でした。タイトルに冠している「不在証明」って、「アリバイ」と一般的に呼ばれているもののことですが、タイトルに反してホラーSFっぽい、っていう趣向。なんでこのタイトルにしたか。ネタバレしちゃうと「わたしって存在しているのかな?」と主人公が悩んでいる、ということからです(つまり本来の意味でのこの言葉を使っているわけではないのです)。悩みは少なそうに描いたので読みやすく仕上がったとは思っているのですが、どう思っていただけるか、気になるところです。短編小説、今後も書いていきたいですねー。プロットや構成を磨けますからね、短編は。書ききる能力は長編書かないとなりませんけどもね。十月も半ば。宣言通り今月末までに長編を書きあげることができるのか。遅々として進んでませんが、なんとか……なる!

2018/10/19 11:47

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