今はいろいろ動きながらも、基本的には長編を書くために構想期間中である。もしかしたら、連載中作品より先にそっちを仕上げるために進むかもしれない。期限があるからだ。

　いろいろインプットと資料読み・まとめを始めだして。さてさて、規定枚数で表現できるか、それがポイントになってくる。描ききること。着地点をしっかり考えること。そのためには一本、芯を通す必要性がある。その「芯」になるものは見つけた。そして世界観は、僕じゃないと書けないもの、で勝負だ。これが軟弱だったらアウト。がっつりと書く。衒学趣味を今回は出せるか、という問題があるが、これに関してはもう、自分の趣味の範疇で。同時代性はどうか。これに関しては、かなりいろいろ新しいコンテンツを摂取する必要がある。

　個人的には「いつだって今が一番輝いている！」と言いたいが、なかなか、そうは断言出来ないのがなんともで、だからこそ、その都度で最強の作品をつくりだす必要がある。

　……廃園のトロンボーンに関しても、ちょっとだけ。メモがめちゃくちゃたくさんあるので、これはいつでも再開出来そうなところがある。もしかしたら後回しにするかもしれない。あと、ここだけの話だが、百瀬探偵結社綺譚も、プランがいろいろ練ってある。今回の新作を書き上げても、一回見せる場所があるとはいえ、再来年あたりのミッションなので、その他の連載を走らせる時間は、ありそうだ。本当に僕は歩みが遅くてすまないが、全部完結させられるよう、努力あるのみだ。じゃ、神話部の原稿の仕込みをしたりインプットに戻ったりしようかな。