早退届の方には前に書いたんだけど、民俗学者の宮本常一が全国をフィールドワークするときには万葉集と風土記を鞄に入れて旅したエピソードが、宮本が撮った写真集に現物が写真入りで紹介されていて、すっごい感動したんだよね。和歌と土地の歴史の薄い書物っいうコンボはいいよな。

そしてさっき仕事を終えたのだが、今日は読書してから映画を観ようと思う。散歩はどうしようかな。まあ、適当に。そういえば今日は職場で「過去の成功体験にすがる生き方」についての話題が出た。成功体験にすがって生きる場合を、僕は多く観てきたけど、僕自身は成功した経験がないな。文章はね、それこそ〈テクストの快楽〉そのものだよ。とにかく文章を書きたい人間なのね。全然成功しないどころかバカにされさえするんだけど、もう書きたくて仕方がないタイプ。僕は映像作品を観ると、台本が欲しくなってしまうので観ないって部分がある。なので、インプットも文章が主体なんだよね。普通に30分アニメ観ると息切れするので一日一話しか進まないってのもあるなぁ。僕も過去を語ることが多いけど、帰る場所なんてどこにもないからね。すべてから追い出される人生。どうにかこうにかしゃべログとNOVEL DAYSには六年近くいることになるけどね。