随想遊戯

庚申御遊の宴解題 〜次作に向けて〜

一太郎のepub変換は、プロパティつくりも楽だし、結構便利かもな、と思うのでした。
epub変換、なにしたいかと言うと、電子書籍化だ。
NOVEL DAYSさんがKindleでなにかやろうとしているっぽいので、この機会にKDPにアカウントをつくった。
むしろ、電子書籍にわざわざするような作品があまりないのが悩みだ、ってくらいだ。

僕は、今やってる仕事がなくなったら、電子書籍で、仕事のことをまとめていこうと、数年前から思っている。生きてる間に僕がしなくちゃいけないのは、仕事……資料館で解説するようなことをまとめることだと思っている。その事業はいつ始まるかわからないし、終わるようなものでもない。ライフワークになることだろうな、と思う。

先達の書物のお仕事を参考にしながら、やっていく。そのために、少しずつは、動いている。

その橋渡しにしたいと位置付けているのが、『百瀬探偵結社』シリーズだ。今年の夏頃、本格始動させる予定。
シリーズの中の一編として書いた『庚申御遊の宴』の舞台の元ネタ、福島県の、閼伽井嶽の竜灯伝説は、水木しげるが書いているほど有名であり、同じく出てくるジャンジャンガラガラとは、じゃんがら、またはじょんがらと呼ばれるもので、北茨城市から福島県にかけて実際にある祭りである。そこら辺を組み合わせたのが、『庚申御遊の宴』という作品だ。また、庚申信仰の話は、勿来に庚申塚が残っているところから繋げているし、じょんがらは常陸から来たという坊さんが伝えた、とされるのである。
思えばカロリー高すぎた作品に仕上がったものだ。
庚申信仰は、占術、陰陽五行説の十干十二支で計算して、かのえさる、になるときを指す。陰陽道が江戸時代に出回った『雑本』という俗な本で伝わったり、民間にくだって呪術化したような陰陽道のひとたちなどの占術などによって庚申待ちという風習が流行ったのだが、作品ではそれともストーリーを絡めている。

僕の住んでる近くのことをベースに、作品構築を狙っているのが、百瀬探偵結社シリーズだ。
基本路線は、そこからスタートする予定だし、僕の本業の方と、いつでもリンクできるようにしておいて、いつか書くであろう、仕事の話にスムーズに移行できるようにしたいのである。

庚申御遊の宴|作品詳細|NOVEL DAYS https://novel.daysneo.com/works/7320e5f61651610754692356cfd3b619.html

他にも書きたいことはあるけれど、今回はこのくらいで。
以上、庚申御遊の宴の解題(に、なってないな)でした。


2020/06/07 22:28

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