随想遊戯

ここだけの話だが、今日、「2月末で『pixiv文芸』が終了します」とメールが来た。終わるのか、pixiv文芸……。LINEノベルもサービス終了したばかりだし、出版の業界も大変だなぁ、と。ウェブの小説にフロンティアを求める時代はもう終わってしまったのかな、と思ってしまうよね。商売にならなそうなコンテンツもわらわら蠢いているウェブ小説の世界、良いじゃんか、と思っていたけど、だいたい表現というのは不自由になっていく一方だ。社会がそれを望んでいるのだ。『文芸部は眠らせない』の「法の不遡及」で語ったが、これは小説にも言えることで、昔書かれた小説のルールと、今の小説のルールは違っていて、昔のは昔ので、それは出版を続けても問題はないのだが、今からつくるなら、それは出来ない、というのは案外多いのだ。あ、文芸部で書けば良かったな、この話。ふむ。

2020/12/30 16:17

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