桐乃さん
『バーサーカーにおまかせ!』最新話を読みました。
桐乃さんがゲームのストーリーを楽しんでおられる様子が伝わってきて、読んでいてわくわくしました!
FGOはプレイしたことがないので、歴史上の人物や伝説(神話)上の存在をキャラクター化しているのだろう、という漠然とした知識しかない状態ですが……
今回のお話に登場する「カマソッソとニトクリス」、どちらも初めて聞いた名前でした。
ニトクリスは古代エジプト第6王朝の最後の女王だったそうで、ヘロドトスの『歴史』に名前が記されているんですね。
カマソッソ(カマソッツ)は、後期古典期マヤの『ポポル・ヴフ神話』では、冥界の支配者に仕える「コウモリの精霊」として記されているのだとか。
メソアメリカの文化では、コウモリは「夜、死、生贄」の象徴であり、カマソッソの名前は「死のコウモリ」を意味するそうですね。
(↑グアテマラ・シティのポポル・ヴフ博物館に所蔵されているカマソッソと思しき彫刻)
余談ですが、ノーベル文学賞作家であるアストゥリアスの『グアテマラ伝説集』を読んだことがあり、マヤの神話には以前から興味があります。
エジプトの歴史に実在した(かもしれない)女性ファラオと、マヤのコウモリ神を対話させようだなんて、普通に暮らしていたら考えもつかないので、彼らをゲームのキャラクターに採り入れ、ストーリーを生み出した制作者さんたちはすごいですね!
めちゃくちゃ文化横断的!!
桐乃さんのおかげで、FGOは奥深いストーリーなのだなと知ることができました。
つづきも楽しみにしていますね!
まだ体調がすぐれないご様子……。
どうかご自愛くださいませ。
桐乃さんが、この年末年始を心穏やかに過ごせますように。