佐久田さん
佐久田さん、お忙しいなかでお読みくださり、どうもありがとうございます!!
わたしも佐久田さんの作品、新作アップされるのいつも楽しみにしています!
最近は『ふきのとう日誌』最新話まで読みました。
『迂回路は夜の10時』、工事中の場所で少女たちが語らいをするという舞台設定が青春って感じできゅんとしちゃいました~^^
そのとき佐久田さんが書かれてた「タワマン文学」とはなんぞ? と思って、ちょっと検索してみて、あまりに自虐的?な笑いでびっくりしてしまいました。
わたしもいわゆるタワマンに住んでいるので、佐久田さんに話のネタを提供したいと思っておりました。
最近、我が家に怪文書がポストされていてですね。(短い間に2回も)
現在のマンションの理事会が、各戸が負担する修繕費の値上げを検討していて、近々行われる総会で採決がとられるそうなんです。
近い将来の大規模修繕に備えた修繕費積立金なんですが、資材価格や工事の人件費が上昇しているので、修繕費も値上げしようということです。
これまで負担していた修繕費は、都内の同規模のマンションと比べて安すぎるくらいでしたので、我が家は値上げに同意しています。(安かった理由は土地柄に由来するので説明すると長くなるため割愛します)
それで、最初に書いた怪文書というのはですね、旧理事会の一部の理事長さんたちが連名でお出しになった、値上げに反対する意見書で、わざわざ全戸配布してるんですよ! すごい行動力ですよね!!
ちなみに値上げ率は35%なので、一部の旧理事長の方々は絶対反対、現理事会と全面対決の様相を呈しています。
現理事会と旧理事会の戦いは、そのまま新しい住民と古い住民の対立の構図となっているのです。
新しい住民(我が家も含め)は、比較的若くて、子育て中の世帯も多いです。この先、長く住んでいく予定なので、修繕費値上げに賛成しております。
一方、マンションが建設された当初からの古い住民は、年齢を重ねて、終の住処として住んでおられる方も多いです。そういう方たちは、大規模修繕工事が行われる未来に自分はいないかもしれない、恩恵に与らないまま費用だけ負担させられることになるだろう、という予測でもって、大反対しているのだと思われます。
タワマンの大規模修繕と言うのは数億円規模なので、合意形成をするのは本当に難しいものなのだなぁと実感しております。
どう折り合いがつくのか、わたしもまだ分かりません。
そして、佐久田さんなら短編小説や『【雑談】電波観測所』などで、こういう日常ネタをファンタジーをまじえながら物語として仕上げてくださるだろうなぁなどと考えていました^^
最近の『百年に一年足らぬ』をはじめ、『マカロン浄土』や『月の巫女様、降臨先は?』など、リアルな日常の世界にふっとファンタジーが溶けこむスタイル(エブリデイ・マジック)が佐久田さんの持ち味だと思っています!!