南ノさん
南ノさん、さっそく『きものがたり』を読んでくださり、どうもありがとうございます!
そうなんです、写真は自装(自分で着たもの)です。
「目が覚めるような」着姿と言っていただけて、とってもうれしいです^^
本文中で書いた、母方の祖母である恭子さんの女学校時代の話は、じつは南ノさんの作品がきっかけで知ることができたんです。
南ノさんの『フレイグラント・オーキッズ!~香蘭の乙女たち~』をNOVEL DAYSで最初に読んだとき、「そう言えば、母の実母は東京の女学校の出だったな~」と思い出して、生前の母に詳しい話を聞いてみたのでした。
すると、母が大事にしまっていた、恭子さんの女学校の卒業証書を出して、わたしに見せてくれたのです。
わたしはこのときはじめて、恭子さんが洗足高等女学校の卒業生だったことを知りました。
ミッションスクールの女学生って、まさにオーキッズ!ですよね^^
なので、『フレイグラント・オーキッズ!』を読み進めるうち、南ノさんが描かれた女の子たちのなかに、女学生だった恭子さんも一緒にいるような気持ちがしていました。
南ノさんの作品を読まなければ、母から話を聞こうと思わなかったでしょうし、こうして卒業証書を見せてもらうこともなかったです。
昨年、母が亡くなったのもあり、生きているうちに話が聞けてよかったです。
良いきっかけをもらえて、南ノさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
先日、母の本棚を整理していて、女学校時代の恭子さんと思われる写真も見つけることができました。
女学校の制服姿や華やかな着物姿にうっとりです。
それと同時に、恭子さんが洗足女学校の「報国団報国隊」の隊員として、期間軍需工場で勤労奉仕したことを賞する賞状も見つけてですね、昭和17年という時代をひしひしと感じました。
『きものがたり』、次回は現代ものについて書きたいなと思っています。
引き続きよろしくお願いいたします^^