"The Sustainable Development Goals"講義ノート

Week 2:ディスカッションプロンプト

Week2のディスカッションは「農業と惑星限界」がテーマ。


ディスカッションプロンプト

Can you think of ways to transform the agricultural sector in your country, to help reduce the pressures on Earth’s critical systems – i.e. freshwater use, climate change, biosphere integrity, biogeochemical flows, land-system change? 

(淡水の利用、気候変動、生物圏の保全、生物地球化学の流れ、土地システムの変化など、地球の重要なシステムに対する圧力を軽減するために、あなたの国の農業部門を変革する方法を考えることができるか?)


資料としてAgriculture production as a major driver of the Earth system exceeding planetary boundaries (2017) が提示されている。



わたしの意見としては、次のような内容を書き込みました。


・日本には小規模な稲作農家が多い。

・日本の人口は都市部に集中しており、逆に農村部では人口の減少や高齢化が進んでいる。

・農業の人手不足は深刻な問題である。

・少ない農業従事者で効率的に栽培・作付けを行うために、自動走行トラクターなどの農業用ロボットの開発が進められている。

・e-agricultureの導入により、遠隔地から効率的な水管理を行うことが可能になる。

・農業用ドローンとe-agricultureを組み合わせれば、農薬や肥料の使いすぎを防ぐことができるのではないではないか。

・例えば、稲の生育状況をセンサーで計測し、最適な肥料量を瞬時に算出できれば、環境負荷の低減と収量アップを同時に実現できるだろう。



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【メモ】


e-agriculture、日本では農林水産省が「スマート農業」という呼び方で、農業分野における技術革新を推進しています。

「スマート農業の展開について」(農林水産省、2020)

わたしの意見は、こちらの資料を参考して書いたものです。


これを読んで驚きだったのは、ヤンマーがすでに自動走行トラクターを開発、2018年から販売しているのです!

遠隔操作で無人自動走行するロボットトラクターを使って、耕うん整地を自動化することで、限られた人員でも農地の大規模化が可能になります。


無人草刈りロボットというのも開発されているそうで、2020年以降実用化の見通しだとか。


作物の生長に応じた最適なかん水と施肥を自動供給するシステムは、肥料の過剰による環境汚染を防ぐためにも、ぜひ実用化してほしい技術ですね。


病害虫の発生状況を人工知能を活用した画像診断等をし、被害リスクに応じた対応策を提供するシステムは、農薬の過剰使用による環境汚染の防止に役立ちますよね。

新規就農者であっても、病害虫リスクを最小限に抑えることができるはずです。

ビッグデータを活用することで、熟練農業者の知識や判断を継承することが容易になるのではないか、と期待されますね。


日本の農業は、とにかく高齢化と担い手不足が喫緊の課題なので、農業分野におけるICTやロボット技術の導入は、今後ますます注目されると思います。


2022/07/31 22:40

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