日々ログ

南ノさま
わぁ、南ノさん、こんにちは!

お忙しいなかでお読みいただき、どうもありがとうございます!!


事件の続報をお伝えしますと、昨日12/13にバハマ警察によってサムが逮捕されました。裁判所に出廷したサムは手錠をかけられておらず、両親と弁護士が付き添い、保釈を認めるよう求めました。裁判官は悩んだ末、保釈を拒否。来年2/8にアメリカへの身柄引き渡しの審問が行われるそうです。


新事実が次々と明らかになるにつれて、サムの「利他的な人柄」というイメージは、慎重に作り上げられたもので、実際は人徳をほとんど持ち合わせていなかったことが証明されつつありますね。


暗号資産の世界はリバタリアンが多いため、サムのように民主党陣営に大口の寄付をして、「リベラル」であるとアピールするのは、珍しかったんですよ。


現代のアメリカでは、リベラルは文字通りの意味ではなくて、社会民主主義的な福祉政策、所得の再分配による経済の平等などを意味しているので、「小さな政府」を求めるリバタリアンとは目指している社会が根本的に違います。


アメリカの選挙を日本で報道する場合、共和党=保守(低学歴低所得者層)、民主党=リベラル(高学歴高所得者層)という図式で紹介されがちですが、実はエリート中のエリートであるリバタリアンたちに共和党支持者が多いのです。

意外ですよね。


なので、高度な教育を受ければ人格が磨かれて、社会的公正を重んじるようになり、環境、人権などの意識が高く、社会福祉政策に共感するようなる、という「神話」は間違いだな、と最近思うようになりました……。



南ノさんに教えてもらって、「光クラブ事件」というのを初めて知りました! 

この事件で、東大生社長のかたが自死を選んだと知り、驚くとともに、すごく残念に思いました。

残りの人生を詐欺と倫理観の欠如の象徴として生きるのに耐えられなかったのかもしれませんが、生きてこそ償えるというものです。

いやー、三島がこの事件をどのように小説にしているのか、気になります!


一方のサムはと言えば、背任行為に対する罪の意識や顧客に申し訳ないという気持ちをまったく感じていないようです。

倒産を発表するツイートなんて、”Hi all”で始めてますからね。



実は今年5月に、シンガポールに本社を置くテラフォーム・ラボ(Terraform Labs)が発行する暗号通貨の一種であるTerraUSD(テラ)とLuna(ルナ)が暴落し、1週間で450億ドル近い時価総額が消え去る事件が起こりました。

このテラフォーム・ラボの創業者兼CEOであったドー・クォン(Do Kwon)は韓国出身で、スタンフォード大学を卒業しているんですよ。

テラ崩壊後、集団訴訟が提起されて、韓国の検察によって逮捕状が出されましたが、12月現在もドー・クォンの身柄は拘束されず、セルビア(韓国と犯罪人引渡条約を結んでいない)に潜伏しているという噂があります。



サムの両親はスタンフォード大学の教授で、アラメダの元CEOキャロライン・エリソンもスタンフォード大学卒、崩壊したテラの創業者もスタンフォード大学卒……。

というわけで、わたしのなかで有名大学ブランドは信用してはいけない、という気持ちがめちゃくちゃ強くなったのでした。



南ノさんの「台北市長選挙レポート(一)~(三)」と「台湾統一地方選挙翌日レポート」、拝読しました!

またあらためて、南ノさんのところにお邪魔させてくださいね^^

お心のこもったお便りを、どうもありがとうございます。

2022/12/14 20:48

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ロシア文学が大好きです。 2012年2月からロシア語を勉強しています。

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