日々ログ

南ノさん③
南ノさん、台湾旅行記③をお読みいただき、丁寧な解説まで寄せてくださいまして、どうもありがとうございます!!


おお、台湾では「釋迦」と略して呼ぶほど、身近なフルーツなのですね!

カットフルーツの屋台のおじさんとは、英語でやりとりをしていたのですが、ちゃんと意思疎通ができているのか正直不安だったので、南ノさんに教えていただいたおかげで、よく理解できました。

あのとき売らなかったのは、おじさんのやさしさだったのだなぁ、としみじみありがたく思った次第です^^

なるほど、ドラゴンフルーツ! 日本のお店で見つけたら、食べて確かめてみますね!


路線名の漢字の誤記も教えてくださり、大変助かりました~^^

そうそう、信義区でした。自分が泊った場所なのにうっかりしていました。

台北101や高層ビルが立ち並ぶ新しい街でしたね。



中正紀念堂の展示「自由的霊魂VS.独裁者」は、本当に観て良かったです。

今回の旅で、いちばん印象に残った展示でした。


旅のガイドに『まっぷる 台湾』を持っていったのですが、中正紀念堂の紹介が小さくって、巨大なブロンズ像と衛兵交代式が見どころとしか書いてなくて……

(衛兵さんの軍服の色で陸軍・海軍・空軍を見分けるなどのムダ知識は書いてある)

それで、夫は当初、軍服のイケメンには興味ないから行かないかな~と言っていて、もともとの観光予定には入れてなかったのです。


淡水信義線に乗るうち、中正紀念堂を冠した駅名を何度も耳にしたので、せっかくだからと行ってみようとわたしがさそい、最後の目的地に向かう途中でいったん下車して、訪れたのでした。


結果……すごいものをみてしまった!!


という感じで、展示を見終わった後、夫婦でしばらく呆然としておりました。

夫も、あの展示を見ることができて良かったと言っておりました。(故宮博物院の宝物より印象深かったとのことです)


台湾に「白色テロ」という時代があったことや、鄭南榕という人物についても初めて知って、夫婦そろって自分たちの無知さに恥じ入るばかりでした……。


南ノさんの『台灣懶惰日記』をお読みして、二・二八事件があったという歴史や、出自によって本省人と外省人という違いがあるというのは知っていたのですが、今回の展示を見て、より深く学ぶことができました。


鄭南榕さんが生まれたのは奇しくも二・二八事件が起こった年で、父親が福建省出身の外省人、母親が台湾生まれの本省人という家庭に育ったそうです。

鄭南榕さんの妻である葉菊蘭さん(客家人であるそう)は、夫を亡くした後に政治家となり、2000年から2005年まで民進党政権で要職を歴任したとのことでした。

展示の中に「省籍問わずの戦い」という表現があって、鄭南榕さんご夫妻の人生はまさにそうであるなと思いました。

南ノさんが以前、「現代の台湾人の思想や政治的立場を単純に図式化してしまうのは非常に危険」と書いておられたのをあらためて思い出しました。



次回の最終回は有名観光地なので写真多めの楽しい話です!

最後まで、南ノさんにお楽しみいただけましたら、さいわいです^^


2023/06/18 21:42

コメント(-)日々ログ

コメントを受け付けない設定になっています。

プロフィール

ロシア文学が大好きです。 2012年2月からロシア語を勉強しています。

NOVEL DAYSで活動中です。
...

更新中のテーマ

完成テーマ

アーカイブ

ページトップへ