なろう攻略

おじゃましまーす。


ちょっと前、サイゲームズのPのインタビューに興味深いことが書いてありました。


(クッソ雑な要約)

今の人は、動画を見る時間もダルいんで、静止画+短いテキストが具合いいと、

で、その制約の中でも、読み応えのある濃いストーリーを求めている。

それを文字だけで表現するのはクソムズなので絵もがんばる。

で、いっぱいキャラがいて、重厚かつ破綻のないストーリーを作るのは一人じゃムリなのでみんなで分担してやってる←イマココ


だそうで。

摂取しやすい形状であっても、味わいのあるお話は欲しい。

決して、摂取しやすい=薄くてもいい、ではない。その為の工夫を試行錯誤しながら全力で(たぶんすごいお金もかけて)やっている。

ライターの比重はどんどん重くなっていく……


ということでした。


つまり、おかゆはおかゆでも、白かゆではなく、お口の中がオーケストラでファンタジーに満ちあふれるようなステキおかゆを民は求めている、ということです。

2017/11/16 23:14

圧縮されていることに気づかせない文章の圧縮技術……

2017/11/16 23:58

>2017/09/12に初投稿された
そうそう、おっさんはもう確立しているジャンルなので、遅いという点はありますね。
たとえおっさんが今の主流として流行りの中にあったとしても、それは風前の灯火かもしれない。
ここはちょっと注意が必要ですよ。

>サイゲームズのP

グラブルを一昨年~去年ぐらいを中心にやっていましたが、たしかにその点は意識されているなというところはありました。
といっても、去年までのシナリオは酷いモノで、物語を書いたこともない、「読んだこともほとんどない人が集まって書いた」みたいな破綻しているものだったんですよね。
ちなみにその前、一昨年以前の復刻シナリオなどはしっかりとした物語で、読み応えのあるものでした。ただちょっと熱量が多すぎるようなきらいもありましたね。
今年になってからは大変改善されていて、今はまさしくステキなおかゆが提供されているように感じます。
ただサイゲームズの別作品を見るとそういうわけでもなかったです(Pによるかもしれませんが)

そこからの印象ですが、王道を書き、あっさりと完結させるというのが重要に思えます。
伏線は一シナリオの中で回収しきり、大きなギミックとなる伏線なんかも一つ用意しておくだけ。
何か後に続く展開があったとしても1要素ぐらいで、しかもシナリオにはほとんど関わらずほんのり伏線を残す程度。
メインに訴えかけるのは感情の起伏で、小難しい説明は10~20文字程度の1セリフぐらいで済ませるなど、読みやすい要素を研究しているな、とは見ていました。
盛りすぎず、それでいて盛り込んだ要素は読者を不快にせず、誰かに刺さるものを慎重に選んでいる……という感じでしたね。
本を読む人なんかにはあっさり過ぎて物足りなさを少し感じる……ぐらいでも、グラブルなんかは絵や演出がしっかりしているので二次創作に期待する面もあるのかもしれませんね。

>圧縮技術

本文にかぎらず……というよりも、特にタイトルにこの技術は必須な気がします。
というのも、意味が二重に含まれる単語、ダブルミーニングは強いと思うんですよね。
たとえば先に上がった【そのおっさん、異世界で二周目プレイを満喫中】は
>おっさん
外見や年齢的特徴に加え、老獪なイメージやくたびれたイメージなんかも着く単語として優秀だとは思います。
>二週目プレイ
リスタートを彷彿させつつ、二週目ということで知識チートがあることを示唆しているように思えます。
このように単一の単語に2つ3つと読者への意味を持たせることで、タイトルデスマッチを戦えるようになるのではないかと思います。

みんなで圧縮言語使いになろう!

2017/11/17 08:09

>なろうはそういうふうにカテゴライズされちゃっている……


なるほど、確かにそうか。「考えて読む」要素が流行るとしたら他のサイト……というのはありそうですね。


しゃりおっとさんや東雲さんの言うとおり、書き手の負担やライターの比重は今後増えていきそうだ。


>王道を書き、あっさりと完結させる。


伏線やギミックを入れるとしても一つに絞ったものを……これ、タイトルにしても内容にしても前から言われてますが本当に重要ですね。


「より読みやすく」「より深みを」……圧縮の技術をつけるためにも、4コマ漫画を小説化するような訓練をしてみようかな。


あっさりと完結し、起承転結の揃った王道の話って、まさに4コマですもんね。

2017/11/17 12:44

>圧縮言語

圧縮言語というと、共通認識の上に成り立っていると思います。


例えば、エルフというと美人で耳がとがってて美人で魔法が得意で美人というイメージとか……

ただ、その代わりエルフを知らない人からすると「エルフって何ぞ?」ってなるんですよね。


だから、これマスターするにはまず共通認識になってるものを考える必要があるのかなーと。

あるいは、自分がその共通認識を作るか

2017/11/17 23:51

>圧縮言語

……で思い出すのは津軽弁かなあ。

高圧縮すぎて解凍プロトコルがないとまるでわかんない……

2017/11/18 00:25

>伏線やギミックを入れるとしても一つに絞ったものを

明快に「何々をする話」とかは、他人にアピールをしやすいんですよね。

更にそれが魅力的なものなら、伝わりやすいし、タイトルや表紙も思い浮かぶ。

要所を理解し、絞り、簡略化するという作業は大切な感じがしますね。


>共通認識

まさしくその通りで、なろうなんかはそこらへんを圧縮してるから手軽なんですよね。

そういう新たなジャンルを作るという先駆者になるようなものは、理想的な話なのかもしれません。


>津軽弁

わはそっだでもねぇけど、つぇやづだばしかへでもらねば、なもわがねもんな。

(私はそうでもないですが、強い人の場合は教えてもらわないと、何にも理解できませんもんね)

2017/11/18 20:58

ファンタジーモンスター索引


なろうファンタジーを書くにあたって、共通認識が強い物順に並べた。(やや適当)

なぜ知名度が重要かと言うと、そもそもなろう異世界ファンタジーはシェアワールドとして読者の負荷を減らすために作られている為。

ムシュフシュと言われてもその造詣を各個人が思い浮かべることは困難だが、これに書いてある上位の内容であれば「だいたい想像ができる」ということ。

更に言えば、簡単に想像ができるからこそ擬人化だとかは容易に説明しやすくなる。

たとえば「グランガチ(アボリジニの民話の怪物)の擬人化なんですよ!」といってもさっぱりイメージできないが、「ドラゴンの擬人化なんです!」といえばだいたいわかってしまう。

つまり説明不要で読者負荷が低い、ライトノベルとして使いやすい順番とも言える。

2017/11/28 11:41

というわけでここで分析した事柄を元に、なろう新作を連載開始してみました。

うーん、上位行けるかな……。

ランキングに入るとアクセス数が段違いになるので、何とか日刊ランキングに入りたいところ

2017/12/08 20:15

プロフィール

滝口流です。滝口、たきぐち等という名前で活動している事もあります。
Twitter @TakigutiR

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