湖畔で読書 Impression of a book

三浦綾子『一日の苦労は、その日だけで十分です』(小学館)


著者は『氷点』で有名なプロテスタント作家。北海道の旭川に暮らし、病にあっても夫と二人三脚で執筆活動を続けました。本書は、来年の没後20年を前に出版された著者最後のエッセイ集です。まだこんなに単行本未収録のエッセイがあったのかと驚きつつ、珠玉の言葉の一つ一つが胸に沁みます。まさに著者はエッセイの名手。そして、時が経っても色あせない内容に、信仰の深さを思わされます。

2018/09/02 17:27

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プロフィール

文筆家。北海道大学農学部卒。月刊誌編集長を経てフリーに。2009年プロテスタント受洗。真帆沁での作品発表のほか本名の後藤しんこで編集・執筆・校閲歴30年超。近年はWEB媒体のアドバイザリーのお仕...

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