ラノベは昔から「ファンタジー」が多いけど
同時に「極端な性格ステ振り」もしくは「人格破綻者」が多い(そこがわかりやすくて楽しい)感じ。
味覚に例えると、「甘いーっ!」「しょっぱ!!!」「すっぱ!!!」みたいな
色だと原色とか。
あー、あれか。子ども用なのだな、つまり。
子どものおもちゃは原色とかはっきりした色が多い。
カラーパレット12色、みたいな。
「ラノベの登場人物の感情はわかるけど、国語のテストのはわかんない。」
って言った中学生がいたけど…
まあ、アニメとラノベだけ読んでたらそうなるよなあ…。
大人の小説になると、そういう感情(味覚)の機微、色の微妙な変化がなんとも言えずグッとくる。
原色だけでは描けない、細やかな描写の数々。
大人の味わい、というやつか。
ところで最近、国語の教科書を読んだのだけれど
テストや受験を離れると、なんて素晴らしい作品の数々を選んでいるんだ文科省、と感動。
すごく、面白かった。
あんな面白い題材を、あんなにつまらなくさせる今の教育システムは間違っている。
最高級食材を台無しにする、下手な料理人みたいな感じか…。
ところでみんな、聖書はかなりすごいぞ。
悪いけど、そこらのラノベよりもよほどドギツい感じ。
良くも悪くも、人間のリアルがこれでもかってくらい書かれてる。
聖書の最後にある「ヨハネの黙示録」なんて、どのファンタジーも敵わないって…
あれ最初読んだ時、
「これ書いたのは、気が狂った人か、ホントに神が書いたかのどっちかだ」
って真剣に思ったもん。怖かった。
世界の文学の多くが、聖書からインスピレーションを得て作品を生み出している。
おれもかなり受け取ってる。やっぱ面白い。
…話が迷走したので、ここまで。