年寄りなのでもうみんなに労られてへらへら生きたい!!

>「本を読む人なんてほぼいない」

これは本当にそう思います。小説を読む人なんて、本当に限られていると思います。ぼくら小説家と名乗ったところで、そもそも大多数は小説なんて手に取らないから、「だから何?」の世界なんですよね。
……いや、たしかに一目置かれる場合もあるんですが、その人が本質的に興味があるわけじゃなくて、「世間でなんとなくすごいと思われている職業だからすごいのかもしれない」みたいな感じなのではないのかなと。


>横平面社会のなかで過ごしたい

これはもう佐々木先生は達成しているのではないでしょうか。
ぼくは目下、通常の社会をメインの活動範囲としているので、どんなにうわべを取り繕ったところで、動物と同じように縦軸社会、ミラミッド構造ですよ。
でも作家って基本はその社会活動の範囲をかなり狭めることができて、ドロップアウトした別の領域に自分の身の置き所を確保できるから、自然に横平面社会が開けてくるのかなと思います。

あと、また男女の違いを出してしまうのですが、
女性は自然に周りと自分を様々な側面から比較してしまうので、何もしなくとも縦軸社会になってしまいがちなのではないかと感じています。一方で男性は他人からどう見られようと気にしないという側面があるので、縦軸社会のなかでも、自分の横平面社会を勝手に見出して自由に振る舞うことができる部分があるような気がしています。
女性から見れば、男性は身だしなみも気にしない人が少なくないし、まわりに合わせる行動もとらない自分勝手なヤツが多いように思えているはずです。実際その通りなので男性は首をすくめるしかできないのですが、でもまぁ食物連鎖の世界にあってもそれほど縦軸・横軸を気にせず振る舞えるというのは男性の強みなのかもしれないと感じています。

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プロフィール

佐々木禎子(ささき ていこ)
作家。
札幌出身・東京と札幌を行ったり来たりしています。
1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。

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