抗がん剤の話に戻ります。副作用。
CMFは四週間ごとの投与が六サイクルあります。単純に計算すると半年経過で抗がん剤治療が終了しますよね。
ところがこれが、ままならぬ。
どうしてか。
副作用として「白血球値の減少」があるからです。
貧血になるんだよー。ぐらぐらして生きていたよ。抗がん剤の時期は。
これはどの種類の抗がん剤でも同じです。そしてどの抗がん剤も白血球値が低くなりすぎると投与をやめて次回に延期します。
抗がん剤って「成長の早い細胞にアタックかけてる」ようなものなので、そしてその成長を叩き続けて、次の増殖を止めているわけなので、できるだけ連続して抗がん剤投与を行いたいのです。
でも白血球値があまりに下がったら人体によろしくないので、休む。
ただ休むと、あまり抗がん剤としての効果的にはよろしくないということになっている。せっかくなら連続していきたいということになっている。そのジレンマ。
私も一回、抗がん剤投与が飛んでます。
白血球を上げるにはそのための注射を打つくらしいかないので、食べ物で上げていくのも難しい。
対策としては……これ、抗がん剤を投与する前から血液を増やして白血球をたくさん備えておくのが一番なのかもしれないです。抗がん剤をやる前から「血を増やす」を念頭にもりもり食べて、よく寝て、良い血にしておくのです……。
所持している血液、白血球たちは、抗がん剤投与につれてもりもりもりもり減っていきます。毎回計測してくれるので数値が見えてどんどん現象していく。三千とかあっちゅーまです。1800とかさ。1500とかさ。それまで白血球のことなんて考えないで生きていたのに「三ヶ月くらいで『うー、白血球増やしたい。五千は望まないけどせめて三千までは』」という気持ちになるから。
当時のメモを見ると
・赤血球も白血球も下がりつづけてますが、好中球が常に高め安定なので抗がん剤投与
という一文が三回目ですでに出てているのでガクッと落ちたのであろう。数字もメモしたらいいのになんか半端なメモが多いな私の治療時のメモは。
とにかく「病になる前から健全でもりもりした白血球を育てておくのがよい」というそういう結論です。
この副作用は、避けようがないものなので。