生理の貧困②
たとえば女子学生で、生活苦のため毎月の生理用品の購入が難しい、けれどスマホは持っている、というひとがもしいたら、
「スマホを手放してナプキンを買ったら?」
というのでしょうか。
ソーシャルゲームなどに課金してお金が足りない、というのならそれもわかりますが、毎月やりくりをして格安スマホで費用を抑えているのにそれでも余裕がない、という女子学生もいるかと思います。
外側からは窺い知れない家庭の事情というものがあります。
そういったひとたちに手を差しのべるため、生理用品の無料配布を目指した取り組みなどがなされているようです。
こうした状況を受けてか、政府が国民に生理用品を無料配布する、という話も一時期あったように記憶しております。
それについては
「アベノマスクの二の舞になりかねないからやめたほうがいい。少なくともわたしはいらない」
と思ってしまいましたが。
必要としているひとのもとに届く仕組みがそれこそ必要。
そもそも、ふつうに暮らしていて生理用品のような必要不可欠なものが買えない経済状況の家庭が少なくない、という現状が問題なのでは。
経済格差は広がる一方。
いまはふつうに生活できていても、ひとたびなにかが起きればあっという間に貧困へと落ちてしまう可能性がある社会です。
(かつてのわたしがそうでした)
それでも「自己責任」「運が悪かった」で片付けられてしまう。
しんどい時代だなと思います。