mikaさん
mikaさん、どうもご心配をおかけしました。温かいお心遣いをいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです(´;ω;`)ウッ…
連日の猛暑で相変わらずヘタり気味ですが、なんとか日々を過ごしております。ありがとうございます!
お着物は、何代にもわたって家族に引き継がれていく、というのがすてきだなと思います。お洋服でもそういうことはあるのかもしれませんが、やはり和服は別格というかんじがします。
なので、mikaさんがお母さまから受け継がれたお着物のお話を聞かせていただけるのは、とてもうれしいです(*´ω`*)
ひとくちに紬といっても、いろいろな種類があるのですね。わたしの場合は父親が「大島紬」といっていたのでそれとわかりましたが、来歴のわからないお着物というのはまるで物語のミステリのようで、なんだかドキドキしちゃいます。
余談ですが、白川紺子さんの『下鴨アンティーク』という、京都を舞台にした、お着物をめぐる小説がありまして、わたしはこのシリーズが大好きなのです。
高校生の主人公が、亡き祖母から受け継いだお着物を虫干ししようと蔵から出してくるのですが、ちょっと目を離した隙に、お着物の柄が消えてなくなってしまうのです。消えてしまった柄をお着物へと戻すために、その柄の意味や、お着物自体の来歴をたどっていくというミステリ仕立ての連作短編集になっていて、この主人公自身も休日にはお着物を着て過ごしていて、そのコーディネートのテーマが毎回とってもすてきなのです。
そして、玉岡かおるさんの『をんな紋』という小説を読んではじめて知ったのですが、お着物の家紋には、代々女系にのみ引き継がれていく「女紋」というものがあるそうですね。
ちょっと調べてみたところ、地域によっては嫁ぎ先の家紋ではなく、生涯にわたってこの女紋で通すところもあるそうで。これは主に西日本で見られる風習だそうですが、興味深いなと思いました。
七十二候の桐の花からわたしのことを思い出していただけたとお聞きして、とってもうれしいです! もったいないお言葉をいただいて大変恐縮ですが、あわわ、ありがとうございます……!
そういえば、桐は、お着物を仕舞う長持ちなどにも使われていますね。防虫効果があるとか。魔除けには菖蒲や柊が用いられますが、わたしもこの名に恥じぬよう、虫除けとして、大事なものたちに悪い虫が寄ってこないよう、鬼のように目を光らせたいと思います!(違うそうじゃないw)
暦の上では今日は立秋、秋の始まりだそうですが、現実はまだまだ過酷な猛暑が続いています。
mikaさんも、くれぐれも熱中症などにお気をつけて、どうぞご自愛くださいね( ꈍᴗꈍ)