そして何と言っても音楽がいい。上記の通り登場人物の人格がアレなのでいまいち見せ場のシーンでも盛り上がりに欠けるのだが、場面場面に合った音楽を流されると
「あっ!ここで泣けばいいんだ!」

「きっとここはかっこいいシーンなんだ!」
というのがしっかりと理解できる。

また、映像美も素晴らしい。

 旅の間に挟まる遠景のシーンなどはさすがファンタジー映画の王道、金をかけて作ったのだろう。壮大で美しい草原や岩山の映像には思わず心を奪われてしまう。
 主人公たちの行く手を阻む怪物たちの迫力も凄まじい。ゲームではやられ役が板についてしまったゴブリン、オークなどの下級モンスターでさえ、十分な脅威なのだとわかる。
 特に、石巨人が出て来るシーンには驚かされた。ドラクエやFFの勇者たちはこんなものを剣や斧で叩き割っていたのか?と考えると、彼らがどれだけ選ばれた特別な人間だったのかを噛みしめることができる。

 当たり前だがドワーフ達がどうこうできる相手ではない。嵐や地震、災害に合った時と同じように、静かに彼らの動きが治まるのを待つしかないのだ。
 このホビットは三部作として作られているらしく、一作目はドラゴンのいる城の前にたどり着いた所で終わる。
 最後にドラゴンが映るのだが、この場面も絵になっている。金貨の山が崩れ、中で眠っていたドラゴンが瞳を開いた所でカット。

 脅威と期待を煽るいいラストだと思う。
 この駆け出し冒険者クラスのドワーフ達がどうやってこのドラゴンに勝つのか、まるで想像がつかないのが難点と言えば難点だが。
 ここまで長々と書いたが、まとめると一作目は「話は面白くないが、映像目当てに見るならオススメ」といった感じだろうか。
 もしかしたら中には十五人のむさ苦しいドワーフ達の中にお気に入りを見つけれる人もいるかもしれない。

 散々悪く言ったが中にはビルボを認めるドワーフもいるし、トーリンも最後には真の仲間としてビルボを迎えてくれる。何より、そういう奴らはイケメンだ。

 顔が良ければ許される……いいご身分だな……俺もそうなりたいよ……
ビルボやガンダルフのことが好きになる人いるだろう。

 ビルボはおちゃめなところもあるが根はいいやつでドワーフたちよりよほど人格者だ。怯える姿やドワーフ達に憤る姿には、共感も持てるだろう。

 ガンダルフは戦っている姿がかっこいい。

 彼らのうち一人でも好きになった人物がいたなら、第二作目を見るのもいいかもしれない。
 それと映画の感想を友人に伝えたところ、「俺が面白いって言ってたのは二作目だよ。一作目じゃないよ。ごめんね」とお叱りを受けた。

 次回作がとても楽しみだ。

 皆もぜひ二作目に当たる『ホビット 竜に奪われた王国』を見てほしい。
 6月10日。今日もまた暑い日が続きます。

 こんな日は冷たくてあま~いソフトクリームなんかが食べたくなるところです。

 しかし私にそんなお金はありません。あるのはこのアマゾンプライム会員の権利のみ。

 ならばすることは一つ!そうだ映画見よう。できれば涼しい気分になれる映画がいい……。

 何処かにないかな……。冷たくてひんやりしていて夏の暑さを和らげてくれるような映画が……
ありました

ジェイソン・ステイサム主演!アクション映画「メカニック」!

今日はこれを見て涼むぞ~!
 よく聞きますよね。冷たい機械の身体に熱い魂なんてキャッチコピー。

 この映画はその逆、人の体に冷たい機械のような心を持った殺し屋アーサー(ジェイソン・ステイサム)が主人公のアクション映画です。 

 背景で爆発が起こっていてちょっと気温が上がりそうな気配もしますが、

 彼のクールな立ち振舞はきっとこの蒸し暑い夏の風を冷やしてくれるでしょう。

 それでは軽くあらすじ紹介
 主人公アーサーは、正確にそして完璧に仕事をこなす、「メカニック」と呼ばれる殺し屋の一人。

 今日も麻薬王を殺害し、友人であり、組織の上役でもあるハリーから報酬を受け取る。
「君は完璧だが、一つ足りないものがある。仲間だ。」
 ハリーの言葉に苦笑をかえすアーサー。

 それから数日後。アーサーのもとに、ハリーを暗殺しろ、という依頼がやってくる。

 依頼主は「メカニック」の雇い主の一人であるディーン。

 ハリーは金に目が暗み、暗殺計画を横流し。チームを全滅させた。許す訳にはいかないとディーンは告げる。

 悩んだ末、アーサーは依頼を受けハリーを車上荒らしに見せかけて殺害。

 ハリーは最後に、殺されるのが君でよかったと告げ、記念品である銃をアーサーへ手渡す。

プロフィール

ダンゲロスプレイヤーの一人。
映画の感想などをつぶやいていきます。

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