るるせの殺伐☆飼育箱

2024年の執筆計画
普通、小説は小説でありストーリーがあるので、資料の1割が提示できるかどうか、ってところで、これを欲張ると「設定資料集を読まされているみたいだ」と言われる(言われたことがある)。なので、次に書く小説は、どうしよう、と思っているところだ。百瀬探偵結社綺譚ていう作品は、偽典・蘆屋探偵事務所録と夢浮橋モダン天鵞絨で用意しつつ使えなかった資料や設定を出すためにスタートしたプロジェクトである。で、次に書く伝奇ロマン作品は、偽典・蘆屋探偵事務所録を、ちゃんとしたかたちでRewriteする、という構想に基づく。だから、そっちを読んだひとにはもしかすると「またやってるー」と思われる可能性もある作品となるが、偽典自体が、諸々の事情によってそのままでは公募に送れないので、Rewriteする必要もあったし、続編を、という声も直接何件かいただいていたし、新しく書こうか、ということもあり、書こうと思えばそんなに調べないでも書ける。200〜500枚の間で書かないとならないので、そんなには書き込めない、という理由もあるし。百瀬も完結はさせていないので、そっちはもう、ライフワークになるかもしれないし、今度書くのはあまり欲張らないでストーリーと設定のバランスを取ることを考えたい、なんて思っている。偽典は東京を舞台にしているが、次の作品は茨城県北部が舞台だ。ただし、水戸学などは遠景となる。むしろ、悪役に近くなるのではなかろうか。そういう題材を扱う。日立市の北部から福島第一原発のあるあたりは炭砿町の文化なのだが、それはまたそのうち書く、ということで、基本は現日立市を舞台に書くことになる。銅山があったり、隠し金山があったところの文化だ。これを、どう作品に書いていけるか。偽典は、ピカレスクロマンだったし、正義の味方なんて出てこないので、それを踏襲したいと考えている。資料にあたりはじめているが、深く突っ込もうとすると、それなりに出かけて取材しないとならず、面倒と言えば面倒だ。だって、そんなに書き込めないからね。今、ざっと考えただけでも、いくらでも小説を生成出来そうなネタが降ってくるのだが、キャラクターを毎回変えてごちゃごちゃやるのがまず面倒なのだが、そうするとあたまのなかにストックがないので、コンテンツをたくさん摂取していろんなパターンを吸収するしかない。来年以降の執筆は、そういうことになる……が、生活も安泰ではないので、どうなることやら。

2023/12/27 09:46

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