インスタの複数のフォロワーさんが、変な勧誘にあっています。「文学レボリューション」というコンテスト。もうね、ツッコミどころだらけのコンテストですが、その審査員という方が色んな人に勧誘のコメントを書きまくっているみたいです。如何にもテンプレのコピペで、皆んな内容は同じ。あなたの作品を読んで、あなたのような作家を探していた、是非コンテストに参加して欲しい、といった内容です。
さて、この眉唾コンテストのコンセプトは、ショートショート×ラノベの「ライトショート」という新ジャンルの立上げ。表向き、次世代を担う作家を発掘するコンテストだそうです。
ショートショートの文字数(一般的には4,000文字以下、あるいは2,000〜5,000文字程度とされている)でのラノベは、既に書かれてるのですけどね(汗)
さておき、特異なのは物書きとしての技術や経験じゃなく、「熱い思い」と「面白いアイデア」を基準に選考する、と明記されていること。後述しますが、作品の質、物書きとしての力量は問われません。
主催は「22世紀アート」という会社。上記の審査員は、この会社の代表取締役なんだとか。どうやら、自費出版のアシストなどをやっている会社っぽいのだが、このコンテストの一次選考は、何と読書感想文!(ボケじゃないです!)でして、その課題図書は、「22世紀アート」が出版した本から無作為に選ばれるそうです。つまり、本を買えってことかな?で、500字以上の感想文を書くそうです。(小学生の夏休みの宿題かっ!)
で、勝ち残った12名が二次審査に進みます。二次審査は審査員との個人面接……(苦笑)ここでは、作家になりたいという熱い思いを伝えるのだそうです。そして、一次と二次を総合して、大賞一名、優秀賞二名が選ばれるそうです。残りの九名は奨励賞。
……ん? 作品は書かんのかいっ!
なのに、大賞受賞者は作家デビュー!なんて軽いデビューなの!ライトショート(野球かっ!)の作品が本になり(文量はどうするつもりだろう?)、電子書籍にもなり、印税は破格の30%も貰えるそうです。
優秀賞は、電子書籍デビュー。こちらも印税は30%だが、出版費用の徴収が済んでからしかもらえないそうです。まぁ、実質貰えないのでしょうね。(個人的見解です)
また、どちらも『居場所』が与えられます。22世紀アートオフィスの一階フリースペースとやらが定期的に開放され、作家たちの交流の場などに使われるそうです。
奨励賞の100人!(九人じゃなかったんかいっ!)にも、『居場所』は提供されます。
そして、すごいのは参加賞!何と、コンテスト参加者は、30%引きで22世紀アートより自費出版させてもらえるそうです!
……はい、これが目的ですね。(個人的見解です)
しかも、このコンテスト、文芸の公募ではまずあり得ない話ですが、なんとエントリーフィーが千円必要なのです。
アハハ……笑うしかないね。
誰か応募してみてください!