日々ログ

るるせさん
夢野久作について、いろいろ教えて下さってありがとうございます!

『ドグラ・マグラ』には、作者の夢野久作自身と父親・杉山茂丸の関係も投影されているという説があるそうですが、今回実際に読んでみて「なるほど」と思ったところもありました。


確かに、論文がまるごと入っていたり、擬古文になっているところがあったり……と、ちょっと読みにくいところもありますが、物語そのものは、「伝説」から受ける印象ほどわかりにくいわけではなく、むしろ普通に面白いミステリという感じがしました。


……ということは、逆に言うと、発表当時(1935年)は、なかなか受け容れられなかっただろうな、とは思います。……そういう意味では、やっぱり「早すぎた天才」というところがあったのでしょうか。


あと、これは私の勝手な印象ですが、文体というのか、物語の雰囲気というのか、るるせさんの作品と、どこか「似た匂い」があるような……。


るるせさんは夢野久作を全集で読んでいらっしゃるので、影響を受けた部分というのは当然あるのでしょうが、私の言う意味は、むしろるるせさんの本質的な部分に「夢野久作的なもの」があるのではないか……という感じがしたのです。


お薦めの『暗黒公使』も必ず読みます。

ありがとうございます!(*^^*)


あ、あと、久生十蘭は好きな作家です。海野十三と大下宇陀児は、ほとんど読んだことがないのですが……。

2023/01/28 09:59

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