ドラマと言えば……
前にnoteに感想を書いた中国ドラマ「去有風的地方」がとても良かったので、また劉亦菲さんのドラマを見たいなあ、と思い、続けて中華時代劇の「
夢華録」を観始めたのですが、今かなりはまっています。
この作品は今年、wowowでも放送されたそうですね。
先ず宋の時代という、中国の歴史の中でも私の好きな時代が舞台になっているのもポイントでした。
主人公は・趙盼兒。元々官僚の娘なのですが、父親が政治闘争に巻き込まれ、無実の罪を着せられた結果、彼女自身も「賤籍」の身分に落ち、一時は芸妓になっていたのですが、その後恩赦によって「良民」の身分に戻り、今は「茶坊」(昔の高級喫茶店みたいなところ)を経営しているという設定です(悲惨な幼少時代は回想シーンでちらっと出てくるだけなので、そういう場面が苦手な私としてはほっとしました)。
彼女が自分と同じような境遇の女性ふたりと協力し合い、宋の都である東京【とうけい】を舞台に、三人でビジネスの世界で成功していくという一種のサクセスストーリーです。
テーマはずばり「女性の自立」で、シスターフッド的要素も強いです。主人公の趙盼兒と男性主人公の顧千帆の恋愛が物語の縦軸になっているのですが、「男女平等な恋愛」を描こうとする製作者側の意図が感じられます。中国でも、今はやはりこうしたテーマが扱われるのだなあと、時代劇なのにとても現代的な感じがしました。
あ、でも、テーマは現代的ですが、内容は時代考証のしっかりした良質な時代劇で、特にその中国語に、私から見て、とても面白い発見がありました。この中国語の話は、ドラマを観終わったら、ぜひnoteの方で書きたいと思っています。
日本語字幕付きのスペシャルPVがあったので、下に貼っておきます。↓↓
https://youtu.be/ha8cJxCAcgc