桐乃さんの『誘い水』
桐乃さんの新作『誘い水』、もちろん「お気に入り」登録させていただいていて、「後編」が出てから改めて感想を書かせていただこうと思っていたのですが、待ち切れなくなって「前編」の部分だけで書かせていただくことに……。
『雉も鳴かずば』……続きがめちゃくちゃ気になっていたので、この作品は歓喜です!この作品もほぼ会話だけで進むスタイルですね。
すらすらと読めるのに、決して軽くならないのは、会話の中から、二人の表情や息遣いまでが感じられるからだと思いました。
桐乃さんがこの間、「登場人物のひととなりを説明するのに、地の文で何行も書くより、台詞ひとことでその人物の性格がわかる、そういう書き方をしたい」と仰っていましたが、一口に「会話の妙」と言っても、言うは易く行うは難し、ですよね!
それをものの見事に実践されている桐乃さん、本当に脱帽です‼
「後編」……「私」はどうなってしまうのでしょうか??
自分で勝手にこの後のストーリーを考えてしまうほど、すっかり物語の中に入りこんでいます!