家守綺譚
以前、桐乃さんんが『ブックエンド』ご紹介下さった『家守綺譚』。
とっくに購入してはいたのですが、他にも読む本がいろいろあって、実は最近ようやく読み始めたのです。
これが、本当にすばらしい……
タイトル通り、正に「綺譚」であり、あり得ないことの連続なのですが、主人公の征四郎が淡々と受け入れてしまうので、こちらもごく自然に読んでしまいます。
各章が短く、西洋的な小説(novel)というよりは、日本の伝統的な定型詩の世界――それも短歌というよりは俳句的――一種飄々とした俳諧味がなんとも言えません……。
桐乃さんが「寝る前に少しずつ読み進めていくのにもうってつけ」と書かれていますが、私は正にこの方法で読んでいます♪♪(*^^*)
この本のおかげで、一日の終わりに、滋味溢れる、素敵な時間をもらっています。
桐乃さん、ご紹介ありがとうございます‼