中国語の「麻」について
昨日、しおむすびさんのお宅の晩御飯は「麻婆豆腐」だったとか(*^^*)
豆板醬、やっぱり入っているとおいしいですよね!
「麻」は日本語だと「あさ」と読んでしまいますが、中国語では「マー」で、料理に使う場合は、「(舌が)しびれる」とか「ピリピリする」という味覚を表します。「麻痺」(マヒ)の「麻」はこの意味です。
ですから、もし中国語のメニューを見て、この「麻」の字があったら辛い料理である可能性が高いのですが、全部というわけではなく、「芝麻」(ゴマ)の「麻」の字である場合もあります。「麻醬麵」という麵料理があるのですが、この「麻醬」は「ゴマダレ」の意味で、別に辛くはありません。「麻辣」だったら、確実に「辛い」という意味になります。
「麻婆豆腐」という料理名の由来は、陳さんという人の奥さんで、顔に「麻」(あばた)のある女性が開発した「陳麻婆豆腐」から来ていると言われているのですが、この料理の場合は、実際の味も「麻」なので、ダブルミーニングみたいです。
ちなみに「老婆」という中国語は、「妻」という意味で、年齢は関係ありません。
日本人が見て誤解し易い中国語のトップスリーに入る言葉です(笑)
ちなみに中国語で「愛人」(アイ・レン)というのは文字通り「愛する人」で、不倫とは関係ありません。
「こちらが私の愛人です」なんて中国語で紹介されると、日本人はびっくりしてしまうので、これも中国語初学者あるあるになっています。