佐久田さん
新作の「ハーピー」、拝読しました!
これは、何というか、寓話的というか…いや、ハーピーがなにを表すメタファーなのかはもちろんわかるので、その意味ではリアリズム小説でもあるような…
とにかく、佐久田さんでしか書けない小説という感じで、引き込まれました。
すごかったです‼
歪んだ家族の関係という意味では、「イグアナの娘」(たとえが古いですけど)をちょっと思い出したりしました。
淡々とした語り手「私」のたたずまいに、かえってすごみがありますね。
「私」は「私」で狂気を隠し持っているというか、狂気を孕みつつ醒めているというのか…
うまく感想がまとまらないのですが、すごく「刺さる」作品でした!