不思議な事象②
とあるタレントさん。その経歴は既に長期にわたる。もうそのキャリアーは安泰だ。彼が登場してきたときのその芸風はあまりに危険な冗談センス一杯で気味が悪く感じるほどだった(ボクはだが)。何かの祟り神、悪霊が転生してきたのではないかと思ってた。それがだ、世界は彼を懐柔するべく庇護に傾いた。世間にもてはやされ、大きな仕事も与えられ、やがて彼からは完全に毒気が消えた。それはものの見事に、牙は抜かれてしまったのだった...。
彼よりも、むしろ世界の現れの方に不気味なるものを感じてた。
ヒント:♫『バ〜ラが咲いた..』の替え歌の酷いのをLPで出してたコメディアンのこと。