これもかの民族による考案物。
大航海時代...、もとい 大侵略略奪時代に!、
出資者からの預かり金とそれに基づく成果分配の為に、
金勘定の整理テーブルが必要となった。
そんで生まれたのがコレ。
やがて事業は、株式会社という器を単位としてなされるようになる。
そこでも B/L と P/S は、会計における共通言語として継続される。
素晴らしく便利で分かりやすい考案なんだもん。
これなかった実際儲けがどうなっているのか皆目分からなくなる。
又、年次またいで実績どうなっていったのかも。
現在はすでに万国共通のルールとまでなっている。
これの恐るべきところは、会社は、国に縛られずに事業を展開できるようになるってこと。
国をまたいでのグローバル資本主義の礎となったのは間違いない。
会社としての金儲けが唯一の目的で、自国の利益などどうでもよくなる。
ルールを支配するものがゲームの勝敗をも支配する。
追記:
会計が重要であるとの宣伝が突如始まったのが二十年ほど前。確かにそうなんだけど、あの「会計知識は必須である」との偏重プロモーションの結果、すべてがこれに向けてあるべきだとの思いに皆が囚われてしまうようになってしまった。利益の確保/逓増がすべてだ、視聴率が取れればいいんだ、結果がすべてだみたいな。それも早急にだ!。その目的の為には手段はどんなものであっても構わない。殺伐としてきて、何の潤いも信頼を支える情愛も大義も何にもない。良き良識も価値とされるべき道徳もない。現代の会社勤めにボクならば絶望する。これも一つ新たな利点を得れば、旧来の利点が一つ失われただけの話なのかも知れない。しかし品性は大事だと思うな〜。