ゲーム音楽の特異点 同人ラノベ作家によるE-YUME RECORD活動日誌

10月26日(土曜)東京都・中野区


 10月17日(木曜)の渋谷ストリートは、雨天のため作戦会議に変更し、Etsu・孝博・顕が参加。翌週24日(木曜)夜の準備を経て、26日(土曜)20時、中野サンプラザで完全無料の「MINI LIVE VOL.3」が開催される。そして…あなたが今この瞬間、これを読んでいるのかも知れない…。

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9月29日(日曜)武蔵野市・吉祥寺

 神奈川県のバンドを中心とする無料ライブが、吉祥寺のスタジオで開催され、アーティスト同士の交流を目指して、Etsu(E-YUME RECORD)と顕(スライダーの会)も来場・鑑賞させて頂いた。チケット不要の代わりに、一品だけ飲み物を注文するシステムのようだが、とても良心的な価格なのが印象的であった。



 それはともかく、このようなイベントを含め、今後のコンテンツ展開には、他者との協同を伴う、開放的な活動を志向する方針が考えられ、それは音楽にも、ゲームにも言える。スライダーの会としては、講談社の小説投稿サイト「NOVEL DAYS」を通して、ラノベ作家との親睦を深め、そこから「ゲーム」と「音楽」が協奏するコラボを展望している。

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スライダーの会『Planet Blue chronicle西海篇』(令和元年)

 オンライン同人サークル「スライダーの会」が、インターネット販売に向けて制作しているPCゲームの主題歌『DREAMING COLOR』(Trial & Error)のボーカルにEtsuを起用。更に、えあねんいちごるのあ小日向さくらと共に挿入歌にも起用され、Etsuは『星空逃避行』(Trial & Error)を歌う。7月23日(火曜)に『DREAMING COLOR』、翌週30日(火曜)には『星空逃避行』のEtsuカバー楽曲が発表され、続いて先行公開されたゲーム映像では、Etsu作曲の『SHINJUKU STORY百人一首Instrumental』(2013)が劇中BGMに採用された。



 この提携(タイアップ)によって、E-YUME RECORDとスライダーの会は絆を深めたが、そもそも…この同人サークル「スライダーの会」と、Etsuの映像総合プロデューサー「HIDAMARI」は、どちらも顕を中心とする人材ネットワークであり、実質的な参加者は同一であった。そして、三浦貴弘がHIDAMARIからの卒業を表明した事もあり、これを機に両者は統合し、正式に「スライダーの会」として、E-YUME RECORDとの相互協力関係を締結する事になった。

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2019(平成31)年3月2日(土曜)世田谷区・北沢


 遂に、この時がやって来た! 平成時代の最後を飾る、下北沢ライブ「KIRAKIRA DAYS VOL.3」満を持して開催。三浦貴弘を始めとするHIDAMARIプロダクションの尽力により、会場上映ムービーの完成が辛うじて間に合う。主演Etsu・ゲスト坂本ユウキを中心に、森本真一郎(店長)を始めとするライブ運営スタッフ、そして映像・撮影・物販を担当するHIDAMARIチームが円陣を組み、総力戦体制で本番に臨む。しかし!…ここで私達は、観客動員数が、当初の見込みを大幅に下回るという現実に直面する。それでも私達にできる事は、まずは来場して下さったお客様と共に、最高の時間を実現する事であり、その上で、今後の集客プロモーションが課題になった。



 後日…下北沢での経験を踏まえ、今後の活動方針を模索していたEtsuに、HIDAMARIプロダクションの実質的リーダーである顕が、意外な事を口にする。それは「とあるゲームの主題歌・挿入歌を歌って下さる方を探している」というものであった。新元号「令和」時代の開闢にあって、私達も新しいステージを迎えつつあった…。


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11月29日(木曜)千代田区・神田

 今やアニメ・アイドル文化の国際都市として世界的に知られている、秋葉原での路上ライブを遂に実現。道路規制も無く、多くのファンから応援・協力を受けて、全曲を完唱する事に成功。その一部始終を、HIDAMARIチームの(Aquila)が密着取材し、壮大なアキバ文化の渦中を舞い踊るEtsuをビデオ撮影。



 その後もカメラは止まらず、12月13日(木曜)には新宿、翌週20日(木曜)には再び渋谷へと赴き、下北沢ライブに向けたドキュメンタリーのロケーションを敢行した。しかし…その一方で、路上活動を「違法・迷惑」と捉える風潮が強まる中で、駅前の警察規制も厳しくなっており、広報は困難であった。

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11月4日(日曜)大田区・北千束


 映像クリエーターに発表と交流の場を提供する映画祭「Goodstock FilmSession Vol.2」が、東京工業大学に接する大岡山の地下ステージで開催。悲しい運命を生きた少女との絆を描く『ダイジナモノ』(朝比奈徹)、第三次世界大戦後の近未来AI社会を予言する『strange』(高橋俊之介)など、豪華で魅力的な作品群に圧倒されたが、特筆すべきは何と言っても『路上組』(浜崎初菜)だ。Etsuと浜崎監督(UBUNA)は、以前から取材協力関係にあったが、「」をテーマとする今回の映画では、ヒロイン「ルキフェル」のモチーフとしてEtsuが選ばれ、劇中歌にデビュー曲『ラヴリーガール』(2011)が採用される快挙を成し遂げた(孝博もエキストラ出演した)。上映後のトークショウでは、客席にお忍び来場していたEtsu本人も、正体を明かして登壇、会場は拍手喝采の熱気に包まれた。更に、Etsu・UBUNAの共同作詞である新曲『TOMOSHIBI』が、翌年2月15日(金曜)にオンライン配信された。


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10月24日(水曜)東京都・渋谷区


 Etsuとの縁が深い渋谷、その駅前での路上(ストリート)ライブを開催。イルミネーション改修された渋谷川は、下北沢ライブのポスター背景にも選ばれた。


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2018(平成30)年10月20日(土曜)東京都・中野区


 中野サンプラザ地下において、2回目の無料ライブ「MINI LIVE VOL.2」を開催。予約もチケットも不要で、ドリンク購入義務も無く、気軽に参加できるイベントである。映像総合プロデューサー「HIDAMARI」チームの一員にして、彼自身もミュージシャンである幹也(Mikiya)がスタッフとして参戦。また、ライブ鑑賞のベテランであり、Etsuの古参ファンでもある孝博(たかぞう)の音楽コラム『MUSIC CHECKER』も発行された。

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