トークメーカー座談会の至道先生と架神先生の話を聞いて考え、実践した「面白い話を作る方法」
「面白い話」……と簡単に言っても、表現する選択肢は無限にあるので、「何を表現したら良いのかわからない」という壁にぶつかる。
自分の場合は新木先生、三木先生、K先生のWeb作家座談会で「最低条件」を提示されたから、その条件に当てはまる自分の「面白い」をぶつけた。
しかしその前提としてあったのが、至道先生の「稀な人生経験があれば本は読まなくても良い」「たとえば実用書を一本、小説化してみる」と、架神先生の「自分の感じた創作からのエネルギーを、そのまま読者に伝える」ということ(要約)
この2つは次のことを意味する。
①「面白い物」という概念は、創作にかぎらずあらゆる世界に散りばめられているということ
②創作の世界でも無限の「面白い物」が溢れており、感動(感情が動く仕組み)を別の方法再現することができればそれは「オリジナル」だということ。
①
自分が行動して、生きていて遭遇したあらゆることが創作の糧だということ。
たとえば空を見て「晴れやかで心地よい」と感じたなら、それを表現すれば文学になる。
それを読者に伝えるということで、それは作品になりえる。
もちろんどうでもいいことを表現したところで、読者を感動させられなければ意味はない。
しかし細かなことにでも感動の芽はあるのだと感度は高めておくべきだろう。
芽さえ見つければ、後は自身でそれを補強して育てあげるだけだとは思う。
②
同じように、本とは「面白い物」という情報が込められたものだ。
たとえばWikipediaでも読んでいて面白い項目はある。
それらを読んだ時に感じた感情を(面白いに関わらず、気持ち悪いとかでもよい)そのまま読者に伝えたのならば、創作の第一段階は達成していると言えるだろう。
このように物事への感度を高め、「自分というフィルタを通して、感動の質を変化させ、アウトプットする」ということが創作に対してのアクションなのではないだろうか。