乳がん


抗がん剤の時期については、ケースパイケースです。
腫瘍が大きいときなどは事前に抗がん剤で腫瘍を小さくして(小さくなる=抗がん剤が効いているということの確認もできる)から手術ということもあります。
私のように先に腫瘍を取ってしまった場合は、身体に残っている癌細胞がどれも目視できる大きさではない微少なものなので、抗がん剤の投与が効果があるかどうかは、確認できないんですよね。
そういった手術後に抗がん剤を投与するとき。
術後、半年以内なら、どこではじめてもさして違いはないみたいだというのが、私が調べたときには記載されてました。
ですが、術後、半年以上経過してから抗がん剤をスタートするのは、あまり良い成果は得られないとも記載されていたので、術後に体調を整えてスタートする標準治療はだいたい抗がん剤が最初なのかも。

放射線治療のあとだと白血球値が減ってるので、すぐスタートできずに抗がん剤の時期を後ろにずらすことになる場合が多いとのことで。

とはいえ私は、なんども書いたけど手術→放射線→抗がん剤という流れだったので、もう本当にケースバイケースなんでしょうね。

これも人それぞれすぎて「私はいつから抗がん剤なの」「こんなに時期が遅れて、この治療は意味があるの」「この人は何ヶ月後になってるけど、私と違うのはどうして」と調べれば調べるだけ「自分と違う人」が出てきて戸惑うのが乳がん治療です……。

「ケースバイケースなのだ!」

ということだけを頭に入れて治療をすすめるのが一番ですよ……。

その「ケース」についてを、質問したり、納得したりするためには、自分もいろいろと調べたうえで、お医者さんに質問して答えてもらうのが一番なのです。
お医者さんと信頼関係を結べるかどうか、気があうかどうかは、けっこう重要なんじゃないかなと思ってます。
長いつきあいですからね……。


2017/07/10 12:30

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プロフィール

佐々木禎子(ささき ていこ)
作家。
札幌出身・東京と札幌を行ったり来たりしています。
1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。

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