佐々木先生が小説を愛する気持ちがすごく強く伝わってきて、思わず微笑んでしまうようなお話でした。こちらが嬉しくなるような、そんな気持ちになりましたね。
佐々木先生が「こうであってほしい」と感じていた部分を、京極先生が代弁してくださったんでしょうね。崇高に小説を愛する人たちの思いというのは似通ってくるのかもしれません。
その点で自分は特定の居住地がないような人間かもしれず、こうした純粋さを前にすると、上手く言葉にできないのですが、邪魔しちゃいけないなというか、自分などは一歩引くどころか二歩も三歩も引いてスーパー謙虚にいなくてはならないなという気持ちにさせられます。
古来より人間が崇拝するところの神っていうのは、そういうむき出しの純粋さがあって、その純粋さに心を揺さぶられたり、当てられたりする人たちが一つの大きな動きになっていくのかなとか、そういう色々に思いを馳せております。