至道先生のめっちゃコワイ話のあとに書き込むのは気が引けるのですが…
その5です。
私は以前、実話系恐怖漫画雑誌を出している出版社に勤めていました。
グラビアページに、読者から寄せられた心霊写真のコーナーがあって、当時はデータで送られてくるのではなくて、毎月何通も、現像した写真が送られてくるのですね。
なかには見た瞬間に、霊感のない私でも「これはヤバイ…?」と背筋がぞくっとするものがあったり。
そんな心霊写真関係で、コワイな~と思ったことが一度ありました。
投稿された心霊写真をまとめて単行本にしようという企画が進行していた時。
担当編集の男性が、真っ青な顔をして同僚たちに告げてきたんです。
「1枚だけ、どうしてもスキャンできない写真がある…」と。
「何度スキャンしなおしても、妙なかすれが出たり、機械がエラーになったりして、データにならない」というのです。その写真、見せてもらいましたが、よくある、普通の、心霊写真でした。
でも、こういうのが本物なのかもしれない…と思ったのでした。
編集部では、ときどき写真たちのお祓いをしていたように記憶しています。