放射線の単位はグレイ。吸収線量の単位だそうだ。
放射線はできるだけ「均等に照射し」また照射不要と判断された箇所には「できるだけ照射しない」。そのための位置決めとマーキング的なものが大変なのだというのは前回までにも書きました。
これ「どこの位置にどれくらいの時間照射するか」の時間まで細かく計画練られてるみたい。
聞いても私にはぼんやりとしか理解できないのですが。
一回に照射する量と照射回数、そして照射時間を組みあわせて、治療に有効であるだろう「総線量ライン」を満たす。
その場合、一回の量多めにして短い時間で照射するか、量を少なめにして何度も通院してもらうか……などは、患者さんの状況や腫瘍、医師の判断、その他で変わっていくらしいです。
なので放射線治療も「乳がんだったらだいたいこんな感じだよ」というのは、平均値はあるんだけど、それも絶対にそうだよとはいえない。
一応、一般的には「総線量50グレイを、25回。一回の照射線量2グレイ」が基準みたいですが(いまはまた変わってるかもしれません)私はそれより多く通っているし、人それぞれの部分は放射線でも、そうなのだった。
当時の記録を見ると、マークつけたりした検査のときは高いけれどそれ以外の照射はだいたい固定で4600円くらいでした。ときどき5000円になってたりして「ん」と思ったけど、なにか微妙に違ったんだろうな。一日の照射時間とか、数日だけ、照射箇所が増えるとか。
週に五日くらい、日々、4600円出して一ヶ月半くらいって、いま思うとけっこうまとまると出費としては大きいですね……。