随想遊戯

神の香柏とそのシダーローズ

 ウィキソースの口語訳旧約聖書に、香柏(こうはく)という言葉が、たまに出てくる(訳によって書かれ方は様々だが)。
 旧約聖書『詩篇』第80篇10-11節。
「 山々はその影でおおわれ、神の香柏はその枝でおおわれました。
これはその枝を海にまでのべ、その若枝を大川にまでのべました」
 また、『エゼキエル書』第17章22-24節には、
「 主なる神はこう言われる、「わたしはまた香柏の高いこずえから小枝をとって、これを植え、その若芽の頂から柔らかい芽を摘みとり、これを高いすぐれた山に植える。
  わたしはイスラエルの高い山にこれを植える。これは枝を出し、実を結び、みごとな香柏となり、その下にもろもろの種類の獣が住み、その枝の陰に各種の鳥が巣をつくる。
そして野のすべての木は、主なるわたしが高い木を低くし、低い木を高くし、緑の木を枯らし、枯れ木を緑にすることを知るようになる。主であるわたしはこれを語り、これをするのである」」
 ……と。
 新共同訳ではそこ(エゼキエル書17:22)を「うっそうとしたレバノン杉」と訳している。
『香柏』とは、レバノン杉のことで、ヒマラヤスギ属の樹だ。杉とはいうが、マツ科の植物である。
 松、ということは、『松ぼっくり』が出来る。
 そのレバノン杉の松ぼっくりである『シダーローズ』を加工したものがある。
 名前の通りの薔薇のようなカタチになるので、クリスマスで大人気なのである。
 もちろん、そのままで飾りつけをすることも多い。

 僕が働いている職場の庭に、大きな大きなヒマラヤスギ……レバノン杉があり、無許可で登ってその松ぼっくりを拾っていくひとが、後を絶たない。

 無許可で樹に登るひとに、
「許可を取ってください」
 と言うと、
「これ(松ぼっくりとヒマラヤスギ)が、なんなのか、あなたはわかっていますか?」
 と、問い返され、話をうやむやにされるのが、いつものパターンだ。
 ちなみに、職場にあるそれは曙杉(メタセコイア)なのではないか、とも言われるので、調べてみる必要はある。
 どちらにしろ、球果を使いたいという声がたくさんあるのは事実だ。

 話を戻すと。
〈ルアハ〉というヘブライ語がある。
 風という意味が元々の意味の言葉であるが、いわゆる「神がかっている」ときに、使う言葉で、聖書に何度も出てくる。
 上述した『詩篇』の杉も、訳によれば「神の杉」と呼称される。
 ルアハな杉だ、ということであり、〈とても大きい杉〉と言ったところか。

 レバノンには『カディーシャ渓谷と神の杉の森』というユネスコ文化遺産になっている世界遺産がある。
 登録名にある神の杉とは、レバノン杉のことを指し、「cedars」と表記されている。
 そう、シダーローズとは、『Cedar Rose』と表記するのだ。

 松ぼっくりとは、球果のことで、時期になると球果の先端が落ちてくる。
 これがシダーローズで、その落ちてきたシダーローズをアレンジメントしてクリスマスの飾りつけにするのは、話を知っているひとにはとても喜ばれるのだ。

 今回は聖書の話をしているが、実はメソポタミアの『ギルガメッシュ叙事詩』にも、レバノン杉が出てくる。
 
 僕は、なにも知らなかった。
 シダーローズの出てくる神話。

 香柏と呼ばれるほどの「香り」を持つシダーローズについての神話は、魅了する香りが故に、悲劇になる。

 いつか僕は、それについて語りだすだろう。
 だが、今回は、ここで筆を置こう。
 ここまでが神の杉のチュートリアルで、それを踏まえた上で、話は始まる……。

〈了〉

2020/02/15 19:56

『一太郎プラチナ 35周年記念版』を購入したのですよ。つまり、ATOKになったのです、IMEが。同時にiPad用にMac用のマジックキーボードっていうワイヤレスキーボードを買って。PCの方も、キーボード壊れたので、予備のやつを使い始めました。デバイスには一太郎Padを入れて、タブレットとスマホでのメモや原稿のラフは、こいつで決まりです。ただ、一太郎にしても、ユーザー権限うるさいので、ビジュアルスタジオコードでテキストファイル化をしながら書いていきます。一太郎は表記揺れを直せるし、その他たくさん、小説書きにはグッドな機能が目白押しなので、仲良くやっていきたいですね。仕事ではWord使うから、ごちゃごちゃにならないように注意、ですよ。で、執筆環境はともかく、きみはなにを書くの、って言われるとちょっと弱いよね。しばらくは文芸部は眠らせないで書きたいことあるので、それの消化を行います。新しい長編の構想は、相変わらずたまに作業してる感じで、進まないのでしたー。

2020/02/22 02:50

だいしゅきホールド論争、僕はなにかのわるい冗談かと思って、勝手におなかが痛くなっていた。でも、杞憂に終わった。良かった……。だいしゅきホールドは大好きだけどね。いや、そういう問題じゃなく。ん? ちょっとしゃべらせてくれ! だいしゅきホールド、どういうかたちだかわかってなくてっていうか話題に乗っかってねつ造してないか。わかっているのか? わかってごまかしているのか、そうか……。ふむ。ならば仕方がない。まあ、どうでもいいや。だいしゅきホールドされることは、残りの人生で体験できるとは思えない。この話はこれで終わりにしておこう。……あー、『文芸部は眠らせない』の続きが書けない……、どうしよう。ストーリーを動かせない。頭の中でだいしゅきホールドがぐるぐるまわる。と、仕方ないから検索したら、「漏れの知るだいしゅきホールドじゃないよ!」ってなったので、ブチキレそう。だいたい、ホールドしてないじゃんか。あと、全部、姿勢が違うと思うぞ? 頭にきた。っと、すみません、ストーリーが動かせなくなってしまったので八つ当たりを……。「おじさん、阿呆なこと言ってないで社会の役に立てや。この不適合クズ」と言われそう。はい。作業に戻ります。

2020/03/10 15:33

だいたい、ひとと会って、「どういう学問やってきた?」と訊かれて、「ぶ、文学……」と言うと「違うでしょ」と言われるし、「て、哲学です……」と言うと、「君のそれは社会学でしょ?」と言われるしその通りで、もっと言うと、哲学と言っても、僕が学生時代、遊びに行って学んだ哲学は、『政治思想』と呼ばれるジャンルなんである。地元の政治なんて知りたくもないくらい嫌いだけど(だいたい、みんな僕をバカにしているしそれを隠そうともせず扱うので、そんな奴らに投票する筋合いはない)、小説を書いていると、僕が読んできた本が政治的なものであるのが、困ったことに隠せないらしい。それならそれに詳しいかというと、実存的な問題に取りかかっていたうちに時は無情にも過ぎ、すべては忘却の彼方。小説に書こうとしても、間違えるわ、間違えるわ。センセイが読んだら「おれの話、ひとつも理解してないだろ!」と、怒られる。学び直そうと思っている、本気で。怒られたくないってのもある(笑)。基本を間違えてること、忘却してること、たくさんありすぎて、今、連載中の『文芸部は眠らせない』も、加筆修正をしていかねばならない。……じゃ、なくてこれ、文学の話じゃなかったっけ? と、いうと、今度は、それもそれで違うセンセイから学びに行ったのをベースに書いていたので、こっちでも怒られる。どこに軌道修正しても、怒られるの、不可避(笑)。あと、僕はえろいのにいつも欲求不満なのが、ばれてる。つまり、僕はどうしようもない人間なのではないか、と。どうすりゃいいんだwww

2020/03/12 13:32

文芸部は眠らせない第四部始動です
『文芸部は眠らせない』、ただいま69話で98000文字くらいの地点にいます。あと1、2話で10万文字達成できますね。やったぜ! そして、次から第四部に入ります。第四部は、ストーリー性も出せたらなぁ、と考えていますが、文学ネタや創作論って銘打ってやってるんでね、学園・青春群像劇だけど、いつものノリにプラスしてストーリー、となると思います。〈県下怨霊八貴族〉っていう組織が出てきたり、新キャラが続々出てきたりと、幅を広げていますが、基本は部活の日常がメインです。そこは譲らないのだー(笑)。前に書いたけど、連載漫画のようにひとつの作品をずっと続けていく、というスタイルで小説を書いたことはあまりなく、今、かなり手探りです。キャラクターも動き出して、日常の人間模様も変化しているっぽく感じる作者なのです。第一部って、今思えばキャラが眠ってるシーンばかり書いていた気がします。疲れていたからこそつくった連作短編だから、しゃーないのですが。もうね、起承転結を最初につくって、設計図通りに書くのが嫌になっていて、だらだら無駄話できるのを目指していたんですね、書き始めたときの気分は確かそうだったと思う。でも、長く続けていくので、そうも言ってられないよね。……と、書いてるけど、まだ10万文字くらいしか書いてないんですよ。全体を通しても短いじゃん、これ。連作短編なので、毎回渾身で書いてて、安易に分割しないでやっているので、自分では「濃い作品」だと思っているけど、単行本にしたら、短い部類だよね、今のところ。もっと頑張らないとなぁ。

2020/03/16 04:29

僕は失敗ばかりを繰り返していて、今の年齢になっても、失敗ばかりしている。毎日が失敗の連続だ。どうやったら上手く生きることができるんだろうかと、色々試している。けど、消えない傷が増えていくばかりだ。「死にたいって言ってるあんたは死ぬ勇気なんてないでしょ」と、あざ笑われたことがある。僕はそいつが言う間違った勇気を出したことがある。一回だけではない。でも、こうして今、運が良くて生きている。首の大静脈に穴を開けてそこから管を通して、どうにかこうにか生きながらえた話をしようか? それとも、お望みならば救急病棟で女性の看護師さんにガープの世界のようなことをしてもらった話でもした方がお気に召すだろうか? どちらにせよ、こんなことは〈書いちゃいけないこと〉だ、少なくとも社会に適合した人生を歩むならば。僕は今、カミングアウトしている。これはしちゃいけないことだ。明日から通常の人生を進みたいならば、今すぐ書いた文章をデリートするべきだ。でも、僕は書き残す。黙っているのがつらくてつらくてたまらないからだ。これはくだらない、自己愛的な感傷に過ぎない。笑って聞き流してくれれば、それでいい。道化にすらなれない僕が、ついに気が違ってしまったと考えてもらえればありがたい。よくわからないな。うん。僕には、よくわからない。なにもわかっちゃいない奴が僕だ。

2020/03/20 23:42

ついに新シリーズに向かって動いた短編でもある『ピュアラブNTR』が完成しましたよ! これは青い鳥文庫さんとAbemaTVさんの番組の合同企画なんです。それのコンテスト用作品。ミステリ物です。新バディの、破魔矢式猫魔と萩月山茶花。それから、探偵見習いの小鳥遊ふぐり。〈百瀬探偵結社〉の総長:百瀬珠。事務員の枢木くるる。こいつらが僕の小説でもっと暴れ回る日は近い……のか? ずっとあたためていたキャラたちなので、お披露目できて良かったです! とりあえず今は、眠い…………。

2020/03/25 00:59

 今、精読をしている本を読むの終えたら、いったん、地元の郷土資料に当たってみようかなぁ、と考えています。いきなりでごめんね。もしかしたらこれから二ヶ月ちょっと続くNOVEL DAYSで連載中の『オーディカル・ナイトメア』以外は、小説の更新はしばらくなくなっちゃうかもしれない。今、読んでる本も、直接は書いてる小説と関係ないんだけど、そういうのじゃなくて、本業というか、郷土史やらにゃ、と思っているのだ。うひー。どうしよう。

 仕事から逃げるのをやめよう。郷土史を勉強しよう。

 まだ、すぐには取りかかれないけど。来週末までには、なんとか、動き出せたらな、と思う。もちろん、ノートを取りながら勉強していくスタイルでやる。すっごい時間かけてやる。気合い入れるしかない。ちょうど小説投稿サイトで上位にはいなくなったタイミングだし、前述の通り、毎日の更新は続いていくので、それはそれでいいとして、こっちはやっと本業の方の仕事のお勉強をする、となるわけだ。

 なんでそうなったかというと、正直、頭打ちなのだ、やってることが。僕だからやれること、を考えると、郷土史だろう、と。教えてくれる先生ならたくさんいる。自分のやる気次第だからね、僕の場合。

 これは、去年の年末に考えていたことでもあった。実行には移さなかったけど。でも、今回は、勉強、するよ。逃げない。立ち向かう。目をそらさない、自分の仕事から。がーんばるぞー(仮)。

2020/03/29 00:54

掲げよ、その唯一無二の理想を。
世の中浮き沈みですが、僕は沈んだままですね。ほかの作家さんの名前を出すのは慎重にならないとなりませんが(書いてる僕が悪人である、という理由により慎重にならざるを得ないが)、名前を出すと、僕がおすすめのNOVEL DAYS作家さんであるとよねさんの小説を読むんだ! と思うわけですよ。とよねさんの小説の書評(概論)を、ずっと前にTwitterに書いて、とよねファンの方々には伝わったとは思うのですが、あらためてファンレター欄に書きたいなぁ、と思うのですが、最初から全部ゆっくり読まなきゃならないし、書くのいつになるかわからないです。推したいのだが、なかなかに難しい作品ではあります。作品を読めばわかりますが、今日、本人からも「わたしは理想主義者」という言葉を聞き、ああ、やっぱりなぁ、と納得したのでした。そう、それは例えば、アシェラさんがプラグマティストの側面を持っているのと同じように(本人は、そうあろうとしてやっぱりやめた、とぼかしますが、プラグマティズムの〈側面〉は、彼の中に厳然として、あるよ。間違いない)、とよねさんは良い意味で理想を追い求めるひとであり、作家なのです。これも、本人の自己分析は当たっているのではないか、と思うし、そこと絡めて書評書きたいんだけど、うーむ、ほかのひとがやらないならば、近々、僕がやってみようかなぁ。硬派な作家さんの作品だから、本気で行くし、硬派ってのがもう、志すところが高く、……つまり、気高く、そこに僕の筆で濁してしまうのはどうだろう、と悩みどころではあるのですが。そんなこと、考えてるのだが、今はもう眠るのだー。

2020/04/05 17:05

僕はメインストリームとは外れたところにいる、マニアックなウェブ作家です。それでも、読んでくださる方々がいるという、そのことが執筆のモチベーションになっています。みなさま、ありがとうございます。ついに30万PVを突破することもできましたし。嬉しいなぁ! さて、昨日、今日と、『文芸部は眠らせない』の更新をしました。その第75話第76話は、繋がっています。文芸部の話なのに、久しぶりに文芸の話を書いた気がします。この小説のキャラたち、昔は眠ってばかりいたのに、最近は目が冴えてますねぇ。もうそろそろ、また眠りについてもいいのに(笑)。部室で対話劇やるスタイルも、お茶飲みはしてないしなー。どうしちゃったんだろうなー、と作者は考えながら書いています。前は、お茶でも飲んで、シエスタでもしていたかったんだと思います、作者自身が。今は、どうだろうなぁ。頑張らないとー、とは思ってはいます。あんまり頑張ってないけどね。ていうか、まだ76話なんですか、もうずいぶん長く書いた気がしますよぉ。110000文字くらいになりましたが、ウェブ小説としては、短い部類だよね、まだ。うん、短い。100話目指して行きます。時間を有効に使うのが苦手で、なかなか更新できないときもありますが、日々勉強ですよ。そう考えるとさ、僕って学生時代、一番やり残してることは、勉強するってことだったのかもしれない。勉強、しなかったもん。みんな勉強をしてきていて、いいなぁ、と思いますね。僕は勉強する暇がなかった。学生の本分はなにか、の定義の違いだ、っていうね。めちゃくちゃだったなぁ、思い出すと。いや、思い出したくないけど。じゃ、今日も一日頑張っていきましょう!

2020/04/06 06:59

今日の僕のツイート、ひとへのリプライを転載します。リサイクル。



胃洗浄を何回もしてる身からすると、意識回復直後が一番生きる気力湧いてるし、救急病院で近くにいるひとは次々死んでいくし、希死念慮ありながら息苦しく生きてた方がいいと思います。死んで迷惑をかけたいひとは即座に死ぬし、そうじゃないのなら。クソリプしてすみません。

午後5:49 · 2020年4月6日·Twitter for iPhone


君はちょっと僕の補習を受けた方が良さそうだね。なに、ワンツーマンで「教える」からすぐに「覚えられる」よ……。

午後2:20 · 2020年4月6日·Twitter for iPhone


僕の近隣は普通に新学期始まりました。

午前9:18 · 2020年4月6日·Twitter for iPhone


雑草という名の草はなく、百合に挟まる男という名前の男もいない。

…至言だなぁ。

午後5:33 · 2020年4月6日·Twitter for iPhone




まったく、僕はなにを考えているのやら。やれやれですね。

2020/04/06 18:34

次回作のキャラクター造形が決まってきました!!なので、紹介を、と。

キャラクターはキャラットでつくっていますよ。





破魔矢式病魔(はまやしきびょうま) 





萩月山茶花(はぎつきさざんか)






百瀬珠(ももせたま)





小鳥遊ふぐり(たかなしふぐり)






枢木くるる(くるるぎくるる)

まだ、(仮)の段階なので、どうなるかわかりませんが。

連載が始まったとしたら、よろしくお願いしますね!

2020/04/13 02:09

作品というフィルターを通さないと自分を見ることができない
焦ったり、ふてくされたり。ウェブ小説家は、みんな悩みながら進む。僕は力量不足だよ、小説を書くのに。もっと浴びるようにコンテンツを摂取しなきゃダメだ。どんどん保守的になっていっている気がする。昨日買ったPCゲームは、久しぶりに没頭できて良いのだった。半額セールで買ったゲームで。課金ゲームから考えたらすごく安いし、小説の勉強にもなるし。このブログ読んでるひとは、かなりコアな方だと思うし問題なさそうだからタイトルを言うと、irisってところからだしてる『ちっちゃくないもんっ!』てゲームです。ずっと欲しくて、欲しい物のリストの中には入ってたんだよね。セールやってるとTLでまわってきたので、買いました。まだ共通ルートの段階。しかし、第一線で活躍するシナリオライターさんたちって「掴み」が上手いよね。感心する。こう、長い間眺めていると、プロになっていくひとたちは鍛え方が違うよね。僕はてんでダメだ。すぐに逃げ出すし。実は僕は、自分が書いた昔の作品を読み返すことが、ほとんどできない。あれだけ人気が出た偽典・蘆屋探偵事務所録だって、僕は読み返せない。自画自賛でも分析でもしてりゃいいじゃんか。でも、できないんだよね。死神はいつも嘘を吐くも、加筆修正しなきゃならないのに、読み返せないで、そのままの状態になっている。キャラクター自体は書けるので、この前、旭山リサさんの『インターポール・コンプレックス』へのファンレターで死神・みっしーが書いたファンレターっていうことで、作品のテーマに関する話を書いたのだけど、そういうことはできる(僕が変則的なファンレター書いちゃったのに許してくれた旭山さんに感謝です!! しかも最大級に褒めていただき、僕も最高に嬉しかったですよー!)。思うに僕は、自分のことが嫌いか、好きすぎて嫌いになっているかのどちらかなのだと思う。あと、そんなこと言いつつも、自分の作品というフィルターを通さないと、自分を見ることができない。直視できないのだ、自分自身を。今、朝の四時になった。眠って、起きて、今日は小説の執筆がしたいなぁ。それに、テキストゲームは面白いのですよ。没頭できるって、本当に最高。いきなり現実の話をするけど、このコロナの騒動が収束したあとの世界は、確実にパラダイムシフトしている。間違いない。それがどういうかたちになるかは不明だけど。それに賭けてもいいと、僕は思っている。それこそ、シンギュラリティの前に、特異点ができるってことだから、それも、世界規模で。僕、生きていられるかな……。わからないけど、弱音をできるだけ吐かないように、愚痴をこぼさないように、頑張りたい。

2020/04/20 04:11

はー。書き上げたーーーー!! 骨太小説参加作品『庚申御遊の宴』、短期集中連載開始です。明日までに、全7話、放出です!! 今回も難産だったぁ。精神汚染されながら書いた。約24000文字、ぜひ楽しんでください、よろしくお願いします! 今はもう、「お読みください」としか言えない。新シリーズが始まるときはいつも緊張するが、今回も緊張してます。マジで、面白い小説を書いたので、自分ではヒャッハーです。3000文字くらいずつ更新していきますよー。半月かかってしまったけど、完成して「あんしんアンコールワットよ!」って気分です。読んで踊り狂ってくれ!! では、物語については、そのうち。

2020/04/30 15:33

2020/05/10 20:22

なにかを望む。
なににも手が届かなかった人生。
そう思うのは傲慢なのか。

幻聴がぴよぴよ喚いている。

緩慢な死のような喫煙。
散漫な脳に埋める悪意。

僕はいつまで経っても僕でしかなく。

瞬く星を眺めてる。
瞬く星を眺めてる。

2020/05/10 20:38

今日は様々なことがありました。それについては、そのうち書くかもしれません。今は、内緒。近況として、『一太郎』の能力が活かせてない、という現状があります。ATOKは、頑張ってくれている。会社ではもちろんMS-Officeなので、一太郎はほんと、趣味で使ってる。面白いこと、たくさんできるんだけど、一太郎をほぼテキストエディタと変わらないような使い方してて、それじゃダメだよなぁ、と思うのでありました。旅先で使うために買ったiPadは、コロナのせいで遠出できないので、その性能が発揮できることなく、動画配信サービスとゲームに使われている状態。Kindleもね、あまり使ってないなぁ。ペーパーホワイト持ってるんだよ、僕。だから、文字だけの電子書籍はホワイトのほうにまかせているのだけど、レイアウト固定、多いよねー。fireタブレットは、どうだろう。一回使ったけど、Kindleアプリって数が少ない。タブレット、そのうちなにか買おうかなぁ。iPadで満足だからわからないけども。僕はまだ限界じゃない、もっと小説を書くぞ! いつもへたれたことこのブログに書いてる気がするけど、闘志は燃えているのです。今日は、『文芸部は眠らせない』を、二話更新しましたよ。どちらも、青島くんと月天くんのエピソード。この二人には頑張ってもらわないと、と作者は思っているのです。100話と20万文字目指して、邁進していきます、この作品。今朝は久しぶりにスクーターに乗って。慣れたといっても、まだまだです。今はこんな感じです、僕は。

2020/05/12 22:02

壊色

レビューの返信より抜粋。


町田康さん、INUのボーカリスト町田町蔵さんですよね!w 昔、僕は町田康さんに握手してもらったことがあります。で、僕が何者かわからないのに「頑張ってね!」って言ってくれました(笑)。と、思ったらその一年後くらいに町田康さんの担当編集者だった方と新宿で焼き肉を食う機会があり、そこで生まれて初めて焼き肉をサンチュで巻いて食べました!! 町田康さんは僕が高校時代のとき、雑誌『文學界』で書いたり、ダヴィンチで連載持ってたりしたので読んでました。雑誌『リトルモア』にもなんか関係があった気がします。僕は中島らもさんの200枚しか売れなかったCDを持っていてらもさんをミュージシャンと勘違いしてた部分もあるのですが、らもさんのエッセイに使われた写真の提供を町田康さんがしているんですよね。そして、らもさんも町田さんも、人生相談の連載がとても有名で、エッセイも抜群に上手い。歌ってる町田康さんをナマで観ましたが、CDの印象と違って、倍音が響く太い声で歌っていて、「ボーカリストやー!」って思いました(笑)。僕の小説『夢浮橋モダン天鵞絨』の主人公、夢野壊色ちゃんの名前の元ネタは町田康さんの第二詩集『壊色』(えじき、って読みます)からです。

2020/05/12 22:28

Re:感想とは関係ないけど

レビューの返信より抜粋


もう隠す意味がないので書くのですが、僕は高校一年生の頃からずっと、足繁く作家・打海文三の家に通って、毎日のように話を聞いたりディスカッションしたりしていました。打海文三とは第13回横溝正史ミステリ大賞優秀作を受賞し作家デビュー、その後、第5回大藪春彦賞受賞をすることになった作家です。彼の家で文学のことなど多くのことを学びました。彼の長編小説『Rの家』の主人公のモデルになったのは、僕です。著者本人が僕に直接言っていました。この本のタイトルの名前は渋谷にあった文壇バーの名前から取られていて、東京におのぼりさんするときはよくそのバーへ行ったものです。打海さんをプッシュしていた池上冬樹さん(文芸評論家、書評家。「このミステリーがすごい」の執筆者のひとりで、90年代ミステリブームを起こした人物のひとり)の書評講座、小説講座に参加してもいました(「君はゲストだよ」とおっしゃってくれたのを今も覚えています)。池上冬樹さん経由で打海ファンになった作家に、伊坂幸太郎さんがいます。本当は打海作品の解説を書くはずが編集部の手違いでできなくなり、伊坂幸太郎さんは帯に寄稿するかたちになったのを覚えています。僕の場合、打海さんや池上さんに教えてもらったことがベースになって『文芸部は眠らせない』を書いている部分もあります。(続きます)



 



(続き)高校時代は演劇部でした。が、そこはほぼ文芸部で、いつも文芸話に花を咲かせていました(部室が別棟にあったので警備の巡回の時間にも帰らないことが多々)。部員から借りた『ウロボロスの偽書』と『匣の中の失楽』、そして違う子から借りた『ドグラ・マグラ』が僕に強い影響を与えました。ちょうど京極夏彦ブームで、京極堂シリーズの話をずっとしていたり、「清涼院流水はミステリか否か」って話で盛り上がりました。また、僕は純文学の読み手でもあったので、ミッションスクールの子から海外文学を知るための聖書レクチャーを受けたりもしました。部活では、エチュード(即興劇)や、脚本の読み合わせをするのを毎日毎日やっていて、舞台脚本にはずいぶん触れました。そういったことが、僕のこの作品を形作る指針にもなっています。それと、遊びに行った東京にある大学で一学期間、講義を受けたことも。



全員、〈考え、実践する〉ひとたちだったのは、間違いないです。それが僕の活動に繋がっています。ご静聴、ありがとうございました! これからも頑張ります!!

2020/05/12 22:29

『文芸部は眠らせない』の連載、去年の9月スタートなんですね。ずーっと書いていたような気がしてたけど、そんなことはなかった。ほかの方の連載を見てみると、数年間続けてる、とかザラな話ですよ。僕も限界まで続けようかな、って思っちゃいますね。まあ、先月、今月と、『百瀬探偵結社』シリーズも書いていたし、文芸部の方に、今は戻っておこうかな、と思いました。昨日、友達と作業通話をしていて、ずいぶん励ましてもらえて、頑張ろうかな、と思いました。自粛要請解除を受けて、今週末から仕事先は、営業を開始する、ということになって。ここ数ヶ月は外仕事や仕事先の資料の整理をしていましたが、これからは、営業するので気合いを入れなくてはならないです。僕はなにかするときの時間配分がおかしいので、どーにかしなくちゃ、なのですよー。文芸部は昨日の深夜、90話を越えました。『ぶんぶんがくがく:4』(上中下)を更新しました。100話が見えてきたな、ってところです。今回、かなり濃いエピソードだったので、日常系なものも、そろそろ入れたいですねー、作者としては。部活以外の文芸部員を、もっと出せればな、と。うーむ。日常系って、書くの難しいんだぜ。トリビアに近いところあるけど、難しいの。今の展開、息苦しくなっているっぽいからなぁ。そのまま走るか、クッション入れるか。悩むー。

2020/05/17 23:06

今日は起きてる時間が長すぎて、レビューをいただいたその返信を書きたいのですが、頭が動かない状態に。深夜から午前中にかけては作業をしていたのですが、午後は友人と出かけて、ミスタードーナツの宇治抹茶タピオカドリンクを飲みました。昔は、熱を出して寝込んでいるときなど、ミスド店員にドーナツを店員割引で20個くらい買ってきてもらって食べていた記憶があります。そう、ミスドのドーナツを店員割引でたらふく食う僕こそがキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード! と言いたいところだが、忍野忍級にヤバい奴を遙か昔知っていたので、なにも言えない。話を戻すと、友人と飯食って音楽の話などをして、楽しかったです。今、書いておくことと言えば、『文芸部は眠らせない』が、いつもの成瀬川るるせ作品になってきているな、ということです。あの、なんか意味が掴みづらい例のSF展開ね。『風説迷宮』や『ウサミミナースは双子地球の慟哭を聴くか』や『死神はいつも嘘を吐く』みたいな展開ね。いや、この作品でやりたいことはいくつかあって、かなり時間がかかるんだよ、つくるの。もしかしたら僕がFGOに出てくる紫式部みたいに筆でさらさらさらって文章を綴っているように思う方がいないとも限らないけど、いや、そんな優美な奴はあまりいないからね、みんな「たのしぃー!」って言いながら血反吐吐きながら小説書いてる耽美作家、みたいなのが作家のデフォルトだからねっ? 僕もかなり時間かけて充電して一気に放出するか、瞬発力勝負で一気に叩き込んだりと、激しい書き方をしています。最後は根性論や精神論だけが頼りになっちゃって、論理も理屈もないような戦い方になることが多いわ多いわ。まあ、そんな風なので、いつもの僕の味が出てきてしまっている、という話でした。あ、助走をつけて書いていたらレビューの返信、行ける気がしてきた! ランナーズハイだろ、これ。大丈夫か、僕は?

2020/05/19 21:48

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