日々ログ

成瀬川るるせです。今日、更新したのは小説『ウサミミナースは双子地球の慟哭を聴くか』の第十六話(16節?)です。今、帰宅して気になって十六話を読み返してみたんですが、「意味がわからん」と思いました。ちなみに僕、このお話の作者です。意味がわからない小説というのは世界中には昔から数多くあり、その系譜の予定でした。この部分を書いてた時の僕はなにを考えていたんだろーなー、と思い出してみると、この時点では全体を四万文字で終わらす予定で書いていて、話のちょうど半分というのが今日更新の部分。「急展開しなくちゃ!」って思って考え通り急展開させたのですが、(このしゃべログにも書いたけど)いろいろあって、「どうやら八万文字近く書かねばならないらしい」ということになって。別にここで無理に話を急展開させる必要がなかったのに急展開してしまったっていう。つまり、プロットが破綻したのが、この付近です。連載することも前提で書いていたので展開がめくるめく変わりまくってもそれはそれでアリなのですが、「話の真ん中あたりだから」と思って掛軸ってキャラと主人公の二人の話が続いて担当医が再登場して……って急展開、これはもっと丁寧に書いて本当の真ん中(三万五千文字過ぎたくらいのところ?)でやることだったんです、プロット的には。そうすれば意味がわかる。普通の本の長編小説のように大きく「序破急」やるってのが、僕の長編の書き方なので、真ん中で大きく変わるのです、物語が。大きななかで、意味がわかる。うまい人は「序破急」の中に「序破急」をつくるものだし、一話一話の細切れの中にも上がったり下がったりまた上がったり、とアクセントをつけて書くものなのですけどね。でも、僕は大きく捉えて、って書き方が今のところ限界で。大きく捉えての序破急の「破」のつもりが計算ミスをしてしまったのでこうなったのでした。まー、限界ってことよりも、この『ウサミミナースは~』は、書きたいことがあって書いた、というのが正直なところで、「言いたいこと詰め込むぞ!」というのが最優先だったので、プロットで魅せる作品でもないのですが。……説明不足な文章なのに展開もわからない、下手すると読者を置いてきぼりにする小説になっていて、それがちょうどこの十六話が象徴する場面だったのでした。これから、最初から読み返そうかな、とは思うのですが、たぶん、作者の僕が読んでも「意味がわからん」となると思います。なので、ある意味ご安心を。意味がわからないのは『仕様』です! 意味がわからないまま突き進んで四万文字で終わる、って構想だったのです。いや、そうだったっけ? ……うん、おそらくは、そうだったと思います。ところが、この小説、七万五千文字以上あります。本文を書いてる途中で文章量を倍にする必要性に迫られ、予定変更したのでした。その理由から、軌道修正していくのが今後の『ウサミミナースは~』の連載です。なので、読み進めていくと、「意味」はわかるだろうと思います、小説の設定とか、諸々が。「連載としてそれはどうなの?」というのに関しては、さっき書いた通り、全部読んだら、わかるタイプの作品だ、ということですね。意味がわかる作品に仕上がっています! 「それでいいのか?」ということにアンサーをつけるのは、僕の長編書きの今後の課題です。言い訳になってしまいましたが、ここからが本番です、この小説は。今後ともよろしくお願いします! 悩みながら成長していければなぁ、と思います。その奮闘の記録がこの『ウサミミナースは~』でもあります。そういう意味でもぜひ、読んでいただきたいです!

2018/11/07 17:21

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