湖畔で読書 Impression of a book

レフ・トルストイ『愛あるところ神あり』(未知谷)


最近になって、トルストイがたくさん民話を書いていることを知りました。本書もそれらの作品を集めた本のひとつです。レフ・トルストイといえば『戦争と平和』などが有名ですが、信仰的な内容の民話も秀逸です。本書はショートショートのような非常に短い作品も多数収録していて、読みやすく、気軽に手に取れる一冊です。翻訳は、ふみ子・デイヴィス、絵はトルストイの子孫の一人であるナターリャ・トルスタヤ。素朴で温かみのある挿絵が物語をより深く味わわせてくれます。

2018/11/11 15:27

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プロフィール

文筆家。北海道大学農学部卒。月刊誌編集長を経てフリーに。2009年プロテスタント受洗。真帆沁での作品発表のほか本名の後藤しんこで編集・執筆・校閲歴30年超。近年はWEB媒体のアドバイザリーのお仕...

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