日本男子バレーボール対イタリア戦:運命の第5セット
日本男子バレーボールチームが見事銅メダルを獲得した、対イタリア戦の第5セットの全プレーがわかる動画が見つかりました。
https://youtu.be/vuMR5wXkfFM
この試合は日本が2セット先取した後、イタリアが2セット取り返し、フルセットにまでもつれ込んだのですが、日本は今回の大会では、フルセットの試合は全部勝っているんです。ものすごい勝負強さですよね!
しおむすびさんがおっしゃっていたように、私も川合俊一さんの全盛時代に観ていて、その後観なくなった(日本バレーボールが低迷期に入ってしまったんですね…泣)ひとりだったのですが、「史上最高の逸材」と言われる石川祐希選手が脚光を浴びるようになってから、また見出したんです。そしたら……
元々15点マッチだったはずが、25点マッチ(最終セットだけ15点)になっているわ、足を使ってもいいことになってるわ、リベロという守備専門のポジションができてるわ、オポジットという攻撃主体のポジションがあるわ、サーブや攻撃が以前よりずっと進化しているわ……と、以前との違いにびっくりしたのでした!
9月から始まる五輪予選は、日本ではフジテレビの地上波での放送になるそうですね!(まあ、私は台湾のスポーツチャンネルで観るわけですが…笑)
その予習の意味も含めて、ぜひこのイタリア戦「運命の第5セット」、お時間がありましたら、ぜひ御覧下さいませ!
注目していただきたいのが、背番号4の宮浦健人選手です。日本代表は西田有志選手と宮浦選手の二人がオポジットのポジションなのですが、何かとパフォーマンスが派手な西田選手がスタメンで起用されることが多く、なんとなく大人しいイメージの宮浦選手はその陰に隠れがちだったのですが、私は宮浦選手推しだったんです。
今大会の後半、不調の西田選手に代わり、宮浦選手のパフォーマンスが爆発し、連日MVPの活躍ぶりは本当にすごかったんです!
一人の選手がイタリア相手にサービスエースを7本も決めたというのは、それだけで歴史に残るような出来事なのですが、特に最終第5セット、たて続けにイタリアに2セット奪われ、流れが完全にイタリアだった時、名将ブラン監督が日本の最初のサーバーの役を宮浦選手に託したんです。
第五セットだけ25点ではなく、15点マッチなので、どちらか先に点を取った方が圧倒的有利になります。今のバレーボールルールではサーブをミスった瞬間に、相手に点が入ってしまうので、このサーブに試合の運命がかかっていたと言っても過言ではないんです。
そのプレッシャーがいかほどのものであったのか、我々凡人には想像もつかないのですが、そこで見事サービスエースを決めた宮浦選手の精神力と勝負強さは、観ていて思わず鳥肌が立ちました。
ある意味試合を決めたと言っていい、宮浦選手の最初のサービスエースだけでも、ぜひ観ていただきたいと思います!
……南ノはいったい何をひとりで昂奮しているのかと、もういい加減ドン引きされていることと思います……スミマセン(*^^*)